イラク合同作戦司令部は16日、同国北東部のキルクークでイラク軍機が墜落し、乗員全員が死亡したと発表した。
一方、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は、キルクーク南東部で57ミリ砲を使ってイラク軍機を撃墜したとする声明を発表。同機に乗っていた乗員5人は全員が死亡したとしている。
ISIS系の通信社は、墜落したのはセスナの輸送機キャラバンだったとして、同機の残骸とされる写真を掲載した。
軍事評論家のセドリック・レイトン氏はこの写真について、地対空ミサイルAGM114ヘルファイアも写っているようだと指摘。機体の特徴はイラク軍のものと一致すると話している。
キャラバンはイラク政府が訓練機を改造し、爆撃機として使っている。イラク政府はこの問題について調査に乗り出したことを明らかにした。