米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)は16日、同社初となる自動で靴ひもを結ぶシューズ「ハイパーアダプト(HyperAdapt)1.0」を発表した。今年の年末に発売される予定。
足を靴に入れると、かかと部分に装着されたセンサーが作動しひもが締まる。靴の側面にある2つのボタンを押すと、ひもの締まり具合を調節できる。
ナイキはこのシステムを「アダプティブ・レーシング(適応できるひも)」と呼んでいる。同社のデザイナー、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)氏はニューヨーク(New York)で開催された発表会で、同社は自動調整機能を持つ他の革新的な製品にも取り組んでいると述べた。
ナイキは2015年に、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(Back To The Future Part II)』からヒントを得た、着用者の動きに順応する「パワーレース」と呼ばれる靴、ナイキマグ(Nike Mag)を限定で発売。
今年、オークションを通してのみ入手可能で、全ての収益は、同映画で主人公のマーティ・マクフライ(Marty McFly)を演じた俳優マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)が、自身も患うパーキンソン病の研究のために設立した「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ基金(The Michael Jに寄付される。