京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町の平岡八幡宮で、ツバキの花が見頃を迎えている。赤や白のかわいらしい花が、山あいの神社に春らしい彩りを添えている。
平岡八幡宮の参道脇や境内には、自生も含め200種、300本が葉を茂らせている。佐々木俊輔宮司(60)によると、今年は暖冬のためか例年より約1カ月早く見頃を迎えた。
花が三角の形に開く特徴がある樹齢約500年のヤブツバキや、庶民が願いごとをして成就し、一晩で全ての花が咲いたと伝わる白ツバキなどもそろって花をつけた。訪れた観光客は境内のツバキを巡り歩き、カメラのレンズを向けていた。
見頃は4月上旬まで。ツバキの観覧は無料。44種の植物の絵が描かれた「花の天井」の特別拝観(800円)も開いている。平岡八幡宮TEL075(871)2084。