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大御所芸人議員 議会で“不謹慎な清原ネタ”大放言

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元プロ野球選手・清原和博被告(48)が保釈されたその2日前、大御所タレント議員が議会で清原覚醒剤事件に触れ、あろうことか有名人と薬物にまつわる“独演会”を開催。非難される前に不適切な発言箇所を議事録などから削除していたことが、本紙の取材で分かった。現役最古のベテラン漫才コンビ「青空球児・好児」のツッコミ担当で、東京・世田谷区議の青空こうじ議員(72)だ。その問題発言の全文を独占入手した――。

 さる15日、世田谷区議会の予算特別委員会で福祉保健委員会所管質疑が行われた。現役区議4期目のベテラン・青空議員は、薬物の乱用について質問。保健所に取り組みの内容を尋ねる前フリで、一昨年1月19日、山形新幹線のグリーン車で遭遇した清原被告について突如語り始めた。

 パチンコの営業で山形方面へ向かっていた清原被告は、4つの席を1人で占拠。それも「土足のまま靴のまま、足を席に置いて」いたという。「テーブルの上に、お弁当からお菓子から、お酒が入ったのとかいっぱい置いてあって、下にもなんかゴミゴミしていて…」と、そのすさみようを振り返った。

 区議会がホームページで公開している会議の録画動画を見ると、この直後の発言は削除されている。「本人が『不適切な表現であったため』と委員会に取り消しを申請。翌16日に許可が出て、議事録と録画から丸ごと削除されたんですよ」と声を潜めるのは区議会関係者だ。「文字数にして約800字」というその発言内容とは?

「およそ予算質疑とは程遠く、多くの議員が“そんなこと話していいのか?”という雰囲気で、芸能界裏話レベルの放言・失言のオンパレード。人権問題にもなりかねない内容だった」とは傍聴した区民。本紙は削除箇所の全文をキャッチ。青空議員はこんなネタから切り出した。

「歌い手さんの中では、ASKAさんとか、それから美川憲一とか、清水健太郎さんなんかも4回捕まっています。美川さんも3回捕まっています」

 ちなみに美川憲一(69)と清水健太郎(63)の薬物逮捕の回数は共に間違い。次に触れたのが、清原初公判は傍聴席が42しかないという話題だ。酒井法子(45)やASKA(58)の初公判で傍聴券の抽選に並んだ人数を示し、青空議員は「清原さんのときは計算できないぐらいいっぱい傍聴したい人がいるようなことを言っていましたけれどもね」と話した。

 そして、過去に息子が覚醒剤事件を起こした地元・世田谷在住の三田佳子(74)を暗に批判。「薬物というのは本当に、女優さんの中でもどういうわけだか、タレントさんのお子さんというのは、自分の子供の面倒をみていないのか分からないんですけれども、お金で済ましちゃうわけですよね、お金をあげて」

 大放談はまだ続く。

「田代まさしさんもあんなことやらなきゃいいのに、薬だけじゃなく、写真を撮ったり、いろんな方がいます。本当に芸能界というのは、昔は出演料がなくてもヒロポンをくれればいいといったぐらい、いろんな薬があるわけですよね。大昔はアヘンとか、ヒロポンとか、ヘロインとかいろいろあるんです」。また「本当に薬物というのは、よくモデルさんだと痩せられるとか、頭がよくなるとか、本当にセリフがすぐ覚えられるとかというので、みんなやったりするんですが…」という別の発言箇所も削除した。

 ベテラン漫才師らしく、質疑の締めくくりも清原ネタのブラックジョークだ。「今回も清原さんが問題になってますけどねぇ。あの方、以前に薬物のキャンペーンをやったことあるんですよねぇ。キャッチコピーが…あの頃はちょうど西武ライオンズでした。『覚せい剤うたずにホームラン打とう』。結果が、どちらも打ってしまった」

 その模様は録画動画で公開されているが、他の区議たちからは失笑の嵐だった。

(東スポWeb)





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