牛肉26トンを銃で強奪、実行犯は10代の少年8人、最年少は15歳:中国
2015年2月21日、中国・広東省広州市の警察当局は、今月3日早朝に発生した牛肉26トン強奪事件について、実行犯の少年8人と指示した男ら6人を逮捕したと明らかにした。中国紙・南方都市報が伝えた。
2月3日午前2時ごろ、広西チワン族自治区から26トンの牛肉を満載したトラックが広州市に向かって走行していたところ、同市花都区にあるサービスエリア付近で突然現れた1台のバンに前方を塞がれた。バンから降りてきた男らの1人が空に向かって拳銃を1発発砲し、驚いたトラックの運転手と同乗者の2人を車外に引きずり出した。男らは2人を縛り上げてバンに乗せ、仏山市内で降ろし、時価100万元(約1900万円)の牛肉を奪って逃げた。
2人からの通報を受けた広州市花都区警察は非常線を張り、犯行に使われたバンのナンバーから該当車両を捜索。その結果、4日午後に同省清遠市内に潜伏していた容疑者8人を逮捕した。容疑者は全員15歳から18歳までの少年で、強盗の実行犯を専門に請け負っていたことが判明。当局は5日、少年らに強盗の指示を与えていた男ら6人を逮捕し、奪われた牛肉25トンを押収。1トンはすでに広東省内で売りさばかれていた。
花都警察は、先月18日に広東省清遠市で同様の手口で牛肉30トンが奪われた事件に注目。逮捕した14人に対し、余罪の有無や奪った肉の販売ルートなどを詳しく追及している。
新疆ウイグル自治区で住民と警官衝突…死者も
米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA)は21日、中国新疆ウイグル自治区アクス地区バイ県で17日、ウイグル族民家を捜索した警官と住民が衝突し、十数人が死亡したと報じた。
刃物で襲いかかった住民が警察関係者4人を殺害、反撃した警官が住民9人を射殺したという。警官の誤射で通行人4人が死亡したとの情報もある。
警官が捜索した際、民家には10人を超えるウイグル族住民が集まっていた。RFAは警官の話として、この大半が、当局がテロ対策のために摘発したウイグル族の親族だったとしている。当局の取り締まりに対する反発が広がっている可能性がある。
甘ったれの一人っ子兵士が主力=中国軍のアキレス腱に
米紙ニューヨーク・タイムズは記事「子どもっぽい新兵が中国軍近代化の障害に」を掲載した。20日付で参考消息網が伝えた。
高校を卒業したての18歳の若者を精強な軍人に育てる…。どの国にとっても困難なタスクだが、中国ではなおさらだ。長く続く一人っ子政策は両親の愛を一身に受けて甘やかされた子供たちを生み出した。今や人民解放軍の70%、実戦部隊の80%が一人っ子だ。
米ランド研究所によると、こうした弱点は中国軍にもよく認識されているという。軍機関紙は、泣き虫の兵士や規則を破り彼女に携帯メールを送る兵士がいると嘆く記事を掲載している。
日本人の「自制心」で成り立つ秩序、マナー違反で「無言の抵抗」を受けることも
旧正月連休に合わせ、日本に旅行する中国人が多い中、新華社通信は日本の電車内でのマナーについて注意を呼び掛けた。以下はその概要。
日本の電車や地下鉄内での携帯電話の通話は避けた方がいい。車内で通話しても注意してくる人は少ないが、周りから注目され「無言の抵抗」を受けるだろう。日本人は本を読んだり、メールをしたりと、車内はとても静か、貴重な機会だから日本の庶民をじっくり観察してみるのも悪くない。
携帯電話の通話のほか、電車や地下鉄の車内で注意すべき点は多い。車内で物を食べたり、化粧や大声で談話したりするのはマナー違反だ。日本の電車・地下鉄は最もポピュラーな交通手段で、多くの人が利用している。日本の電車や地下鉄での秩序は、「他人に迷惑をかけない」という日本人の自制心によって成り立っているのだ。