コンビニソフトクリーム、4月は抹茶味で対決
コンビニ大手2社の期間限定ソフトクリームは、4月は抹茶味での対決になる。セブンイレブンは、あす(8日)から「福岡八女抹茶ソフト」を35店舗で先行販売し、15日から全国で売り出す。ファミリーマート(全家)は、京都発祥で台湾でも店舗を展開中の辻利茶舗(TSUJIRI)と組み、15日からの期間限定で「辻利抹茶ソフト」を発売する。コンビニ大手の競争は、ソフトクリームのほか、電子マネーのポイント制度・コーヒー・有機野菜販売などが焦点となっている。
日本のうどん店、台湾に出店へ 投資誘致目標額は31%達成
行政院世界企業誘致総合サービスセンターは7日、台湾へ投資予定の案件が今年1月5日から現在までで12件に上り、第一四半期で投資額の目標達成率は31%を超えたと発表した。
同センターによると、投資予定の12件のうち、製造業とサービス業がそれぞれ半数を占め、いずれも現在投資評価の段階。その中には、すでに台湾に出店している低価格のヘアカット専門店「QBハウス」のほか、日本のうどん店などの名前もある。総投資額では日系企業からの出資が約40%を占めるという。
台湾の今年の企業誘致目標は250件。投資額は580億台湾元(約2239億円)を目指す。同センターはこの日、会計士や弁護士など計6つの関連組織と企業誘致のための連盟を結成。一丸となって誘致の強化に努める。
訪日中の王金平立法院長、総統選出馬の是非に注目集まる
訪日中の王金平立法院長(国会議長)は7日、東京の浅草寺を訪れて歓迎を受けたほか、日本の与野党幹部らと会見し交流を深めた。王氏は今回の訪問を、日本の長期介護や食品の安全管理状況を視察するためとしているが、台湾のメディアからは来年1月に行われる総統選出馬の是非に高い関心が寄せられた。
6日から4日間の日程で日本を訪れている王氏ら訪問団は同日正午、日本の対台湾窓口機関、交流協会の今井正理事長と会食。午後には自民党の谷垣禎一幹事長や山崎正昭参院議長などと会談した。
8日には「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」の岸信夫会長らとの座談会に出席する予定。また、千葉県の特別養護老人ホームを訪問した後、同県の森田健作知事とともに農林総合研究センターの放射性物質検査施設などを視察し、9日に帰国する。
台湾軍中佐が無断で基地見学ツアー、行動規範の徹底見直しへ
台湾総統府は6日、軍関係者をめぐる不祥事が相次ぎ国民らからの抗議が起こるなか、馬英九(Ma Ying-jeou)総統が軍行動規範の徹底的な見直しを命じたと発表した。
国防部(国防省)によると、各部隊が週内の会議で現行の行動規範見直しを行うという。対象となる規範は、基地訪問に関するものから基地内におけるスマートフォンの使用、性的虐待の防止対策、武器類の管理など多岐にわたる。
軍関係者をめぐる不祥事のなかでも最も問題となっているのが、台湾陸軍航空隊のパイロット、労乃成中佐だ。
台湾メディアによると労中佐は先月、北部桃園県龍潭の軍基地に無断で親戚や友人を含む26人の民間人を招き、立ち入り禁止区域を見学させた他、写真を撮らせるなどしていた。見学に参加した女性が軍用ヘリコプターの操縦席で撮影した写真や、女性の夫がパイロットのヘルメットをかぶった写真がフェイスブックに投稿されたことから、無断見学が発覚した。
労中佐は軍パイロット職を解かれた。桃園県の検察当局は中佐の起訴も視野に捜査を進めている。
台湾ホンダ、安全性能強化した新CR―Vを発表[車両]
台湾ホンダは7日、SUV(スポーツ多目的車)「CR―V」のモデルチェンジ車を発表した。同社の看板車種の最新モデルを投入し、台湾新車市場でのシェア拡大を目指す。
同日に開かれた発表会では、4月1日付で牧野朗・前董事長に代わり新たに就任した小林久夫董事長があいさつ。小林氏は、「2002年に発売して以来、CR―Vは今年夏で台湾での累計販売台数が15万台に達する。台湾ホンダの事業基盤確立に大きな貢献を果たした車種だ」と強調。新CR―Vについて「デザインと安全性能を大幅に進化させた。台湾のドライバーが期待する以上の価値を提供できると確信している」と述べた。
新CR―Vは、これまでのスムーズな走りを基本に安全面での機能を強化した点が特徴。急カーブを曲がる際などに前輪や後輪が横滑りするのを抑制する「車両挙動安定化制御システム(VSA)」や、坂道で停車したことをセンサーが確認し車体の後退を防ぐ「ヒルスタートアシスト」など従来の機能に加え、滑りやすい路面のカーブなどで車体の姿勢を立て直す「モーションアダプティブ」を導入。車の前後の映像をモニターで確認する車載カメラも搭載した。
台湾ホンダは11日から新CR―Vを発売する。4タイプを用意し、希望販売価格は「2.0VTi」の84万9,000台湾元(約327万円)~「2.4S」の103万9,000元とした。月間の目標販売台数を1,000台に設定し、台湾のSUV新車販売台数で1位維持を狙う。
台湾の人の9割がカルシウム不足 国民健康署、栄養豊富な献立を提案
2013年の国民健康調査によると、台湾の6歳以下の幼児の約6割で、それ以上の年齢では約9割以上でカルシウムが不足している。衛生福利部国民健康署は7日、カルシウムが豊富な献立3種を紹介し、骨粗しょう症などの予防に励むよう呼びかけた。
同署によると、カルシウム不足以外に、長時間のオフィスで座り仕事をする人や、太陽に当たる機会が少ない人、運動不足の人などが骨粗しょう症の危険群だという。
同署が成人(19歳以上)、青少年(13~18歳)、菜食主義者向けに提案したメニューはそれぞれ乾燥エビやカイランを具材にした手巻き寿司、海鮮や野菜入りの牛乳鍋、大豆加工品を使った野菜炒めなど。ホームページ上では、カルシウムが豊富な食材も紹介している。
同署は成人では1日1000ミリ以上のカルシウムを摂取するよう推奨している
台湾の小学校に設置のロング滑り台、観光名所に 週末には多くの見物客
観光地として知られる九フンや金瓜石周辺にある濂洞小学校(新北市瑞芳区)に設置されている、高さ地上2階、全長9.6メートルのロング滑り台が観光名所のひとつになっている。週末には四、五百人ほどが見物に訪れ、中には日本人の姿もあるという。7日付の自由時報が伝えている。(フン=にんべんに分)
この滑り台が設置されたのは1995年。同小の柯俊生校長によると、滑り台の下部は排水溝になっており、当時の校長がこの排水溝を塞ぐ際に、防震や防災を考慮し、児童が迅速に避難できるよう滑り台を作ったのだという。滑り台の角度は45度以下に設計。安全性にも配慮がされている。
設置場所の天井には青い海で泳ぐイルカのイラストが描かれ、おとぎ話のような世界を演出。毎日昼休みになると、食事を済ませた子供たちは滑り台で遊び、それが学校生活の一部になっていると柯校長は話す。
同小は見物客に配慮し、今後トイレの清掃を強化していくとした上で、見物客には校内の環境維持への協力を呼びかけている。
馬総統「もっと多くの日本人に台湾に来てほしい」
馬英九総統は7日、日本の対台湾窓口機関、交流協会の大橋光夫会長と会談し、昨年の台湾からの訪日旅行者数(約297万人)が、日本からの訪台旅行者数(約163万人)を大きく上回っていることについて、将来的により多くの日本人が台湾を訪れることを期待すると述べた。
また、馬総統は10日に締結から2年となる台日漁業取り決めに触れ、締結によって双方は平和と協力に向けた重要な一歩を踏み出したと成果を強調した。
中国大陸からの訪日旅行者数や日本企業による大陸への投資も以前の状態を取り戻していると指摘。「東シナ海の平和は周辺各国・地域全てが望んでいる」として、台湾はその実現のために努力を続けていくとした。
台北メトロで消火器噴射、乗客がけんかを殺人事件と勘違い 2人けが
台北メトロ(MRT)板南線の車内で6日深夜、突然消火剤がまかれ、2人が足に軽傷を負う騒ぎがあった。7日午前に警察に名乗り出た男性は、1組の男女が大声で言い争っているのを聞いて殺人事件が起きたかと思い、消火器で身を守ろうとしたところ、弱視などのために誤って噴射させてしまったと話している。
台北メトロでは昨年5月、板南線の龍山寺駅から江子翠駅間を走る車内で刃物を持った男が乗客を無差別に殺傷する事件が発生。4人が死亡、22人が重軽傷を負った。
警察は、理由なく車内で騒ぐなどし、他の乗客を驚かせてけがを負わせた場合、厳罰に処される可能性があるとして、市民に注意を呼びかけている。
台湾・新北市政府の花壇を野菜畑に 市民に空き地での自家栽培を推奨
新北市政府農業局は、同市政府1階の広場と8階の屋外スペースに野菜や果物を植え、新たな田園風景を作り出した。廖栄清局長は市民に対し、空き地などを利用して安全な食材を自家栽培するよう推奨している。
1階広場にはハーブのほか、カボチャやパッションフルーツなどが、8階にはネギやトマト、ホウレンソウなどが植えられた。同市は同所を「食べられる景観」のモデル畑とし、市民に新たな土地利用の方法を広めていく考え。
同市社会局緑美化環境景観処は、野菜の葉の色や高さなどを考慮して栽培することで、畑が景観のひとつにもなるとしている。
農業局と共同でこの取り組みを進める同市政府の呉清炎秘書処長によると、今後はボランティアに畑の管理を依頼する予定。
亡き父の愛が詰まったソメイヨシノが満開 台湾・金門に美しさ添える
離島の金門に新居を構えた娘のために、 父親が生前に台湾本島からはるばる運んできたソメイヨシノが満開を迎え、道行く人々を楽しませている。
金門では珍しいソメイヨシノが咲くのは、陳さん宅の前にある花畑。13年前、花を植えるのが趣味だった許鑑チさんは、陳さんに嫁いだ娘の新居に花畑があることを知ると、お祝いとしてプレゼントしようと、ソメイヨシノの苗木10本を桜で有名な台北北部の陽明山で購入した。(チ=土へんに犀)
台湾北部から金門までは飛行機で約1時間強の距離。許さんは苗木を金門に運ぶ際、霧による欠航に見舞われたり、航空会社の職員に白い目で見られたりしたが、やっとの思いで娘宅に届けた。
金門に持ち込まれた10本の苗木は一部が近所の人にも配られたが、それらは1年も経たずに全滅。陳さん宅に植えられたものだけがすくすくと成長し、4年後に開花した。娘は、なぜ自分の家の木だけが生き残ったのか分からないと首を傾げる。
許さんは昨年亡くなるまで、1年に3~4回も金門を訪れ、仕事で忙しい娘夫婦の代わりに桜の世話をしていたという。
陳さん宅の木には「ソメイヨシノ」と書かれたプレートが下げられ、近所や通りがかりの人にその存在を知らせている。毎年春になると、陳さん一家は友人や同僚などを招き、花見を楽しんでいるという。父の愛が詰まった桜の木は、現在でも子孫の無事を優しく見守っている。
野外音楽イベントで薬物使用摘発相次ぐ 衛生福利部が乱用防止啓発強化
南部・屏東県墾丁のホテルで5日夜、違法な薬物を使用していた4人が摘発された。同地では4月初旬の連休に合わせて大規模な野外音楽イベントが開催されており、期間中の摘発はこれで3度目。衛生福利部食品薬物管理署では羽目を外した若者らが薬物を乱用しないよう、啓発などを強化している。
警察の調べによると、この日摘発されたのは中部に住む4人。中には18歳未満の未成年もいた。音楽イベントに参加し、好奇心で薬物を使用したという。同イベント開催時の摘発件数は毎年減少しているが、今年はすでに20人が摘発され、押収されたケタミンの量は59.6グラムに上る。
食薬署が先月4日に発表した2014年の調査で、12~64歳の国民のうち過去に薬物を使用したことがある人は約23万人。約7割が「好奇心」からだった。また、薬物の使用で死にいたるケースは増加傾向にあり、2013年には62件の事例があったとしている。
同署では見知らぬ人からむやみに封の開いた食品や飲料を受け取らず、誘いを受けても拒否するなど、対策を呼びかけている。
増大する航空貨物需要 中華航空はフライドポテト専用便運航
国際的な航空貨物需要の高まりを受け、チャイナエアライン(中華航空)では従来のハイテク機器や生鮮食料品以外に、さまざまな商品を満載した貨物便を運航し、国際的な物流サービスを支えている。
同社によると、米西海岸の主要港で昨年から続いていた労使交渉の影響で、米国を介する物流が停滞。3~4カ月前から20トンのトイレットペーパー、30トンの冷凍牛・豚肉、40トンの小麦粉、50トンのコーヒー豆などを運送したという。
昨年12月23日には、年末年始で需要が高まった100トンのフライドポテト専用便がロサンゼルスから東京に向けて飛んだ。
同社では今後も新型機の導入や、運用の効率化を通じて貨物輸送の増強を図りたいとしている。