衣服、薬品、化粧品・・クモは全身が宝?韓国はクモ産業の発展に期待
中国インターネットテレビ局(CNTV)は10日、韓国国内でクモが新たなバイオ産業の発展分野になる可能性があるとして注目されていると報じた。
韓国のあるクモ博物館では、500種あまりのクモが展示されてる。クモは害虫を食べるため、動物界で欠くべからざる動物とのこと。そして、ガラガラヘビの10倍という猛毒を持つ毒グモはごくわずかに過ぎないという。
近年、韓国ではクモ産業の研究開発が注目を浴びている。韓国メディアによると、クモの糸の強度は同じ重さの鋼鉄の20倍だとか。米国やドイツでは現在、クモの糸を原料とした防弾チョッキや軍服が開発されているという。
また、クモの毒液は血液循環を促進する製剤などの医薬品開発に用いることができるそうで、他にもクモの酵素から作った化粧品がすでに韓国で登場しているという。韓国国立生物資源館ではすでに、同国内に生息する360種のクモの遺伝子情報を取得済みであり、クモ産業の量産化に向けて必要となる物質の提供が可能になっているとのことである。