18人が相次ぎ「謎の死」、原因は密造酒か ナイジェリア
ナイジェリア南西部オンド州で先週から原因不明の死者や病人が相次いでいる。地元で密造された酒による中毒症状との見方もある。
オンド州保健当局の責任者が19日に語ったところによると、同州では13日以降、合わせて18人が死亡し、5人が治療を受けている。
患者の年齢は25~60歳で、症状は頭痛や視力障害、失明、意識障害など。伝染性の病気ではないとみられる。
同責任者の発表より先に、世界保健機関(WHO)は同日、患者18人のうち少なくとも13人が死亡したと発表していた。
WHOによれば、患者の血液や尿、髄(ずい)液を最大都市ラゴスの大学へ送り、詳しく調べている。ウイルスや細菌による感染症の可能性はすでに排除されたという。
WHOの報道官は、病院で死亡した患者1人の遺体について医師団が毒物検査を実施すると述べた。