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李登輝・元台湾総統 選挙惨敗の馬英九総統に辞任勧告の背景:台湾

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李登輝・元台湾総統 選挙惨敗の馬英九総統に辞任勧告の背景


「馬英九は第一に無能。第二に羞恥心がない。このような人間はすぐに(台湾総統を)辞任すべきだ」

 こう激しく台湾の馬英九総統を批判するのは李登輝・元台湾総統だ。

 馬氏はこれまで李氏を国家安全秘密口座の779万ドルを横領したとして起訴するなど、目の仇にしてきたが、11月の選挙で国民党が大敗したことで、馬氏は国民党主席を辞任したものの、台湾総統職は維持。これに対して、李氏の馬氏に対する積年の恨みが一挙に爆発した形だ。

 台湾各紙が報じたところでは、李氏は今回選挙の結果について、「国民党は民心を大きく失った。政策が悪く、指導者が混乱していることが証明されたのだ。馬英九は党主席だけでなく、総統も辞任すべきだ。それが国家の指導者としての責任のとり方である」と指摘した。

 李氏は台湾内では「ミスター・デモクラシー」とか「哲人政治家」とも賞賛されている人物であり、日ごろ温厚な李氏が政敵とはいえ、これほどまでに痛烈な批判を行なうのは珍しい。

 これには李氏の馬氏への積年の恨み辛みがある。2011年6月、李氏は国家安全秘密口座資金を横領したとして起訴されているが、16年前の外交機密に関する疑惑であり、すでに関係者が起訴され、裁判で無罪になっていたのだ。それなのに、馬氏は検察に指示して、李氏を起訴したのは、嫌がらせとして言いようがない。結局、李氏は裁判でも無罪を勝ち取っている。

 さらに、2014年春、馬政権が中国大陸とのサービス貿易協定を強引に進めたことに、学生らが反対を表明し、立法院(国会)に突入し籠城した事件で、李氏は直ちに学生の代表と話し合い、解決策を模索したが、一方の馬氏は話し合いを拒否。力で学生らの運動を封じ込める構えを見せたことに、李氏が馬氏に心底失望したとされる。

 また、馬氏は選挙結果を受けて「深く反省している」と述べたものの、中国寄りの政策を変えようとせず、10%の支持率もないのに、いまだに総統の座に恋々としていることについて、台湾メディアも「本当に反省しているのならば、辞任すべきだ」(台湾紙「リンゴ日報」)との論調が強い。

 そうした状況の中で李氏が馬氏に「辞任要求」を突きつけたわけで、国民党内でも危機感は強い。実際、国民党の若手のエースで、次期総統の有力候補とみられていた朱立倫・新北市長は国民党の主席選挙には出るが、2016年の台湾総統選挙には出馬しないと表明し、間接的にせよ、馬氏の責任を追及する構えを見せている。

 このため、今回の選挙大敗を受けての責任追及が長引けば、「馬英九降ろし」の動きが今後、強まることが予想される。

日本人津軽三味線ユニットが日台友好のために特別公演

津軽三味線ユニットの柴田三兄妹が21日、高雄市で行われるイベントなどで特別公演を行い、日台の友好を深める。

柴田三兄妹は、中山大学(高雄市)で日本人有志らによって行われている東日本大震災支援感謝イベントに出演した後、高雄物産館蓮潭旗艦店の野外広場でも公演する。

同市政府農業局の蔡復進局長は、今回のイベントを通じて多くの市民に文化と音楽の交流を楽しんでもらえればと話している。

台湾、同性婚合法化へ民法改正の審議進む・・中国ネット「素晴らしい!感動した」

中国メディア、環球網の台湾記者が中国版ツイッター・微博は、台湾で同性婚を合法化する民法改正案の審議が進展したことについて伝え、中国本土の多くのインターネット・ユーザーたちの注目を集めた。

微博の書き込みは以下のようなものだった。

台湾の同性愛者の皆さん、おめでとう!!! 台湾で同性婚を合法化する民法改正案が19日、第1読会を通過し、司法・法制委員会での審査に回されました。法案は「婚姻は性別、性的傾向、性別認識を問わず、当事者双方の定めによって行うものとし、同性のカップルも子女を引き取り、養育できる」といった内容です。

この書き込みに寄せられたネットユーザーたちのコメントは以下のようなものだった。

「台湾は本当に、華人社会のお手本だね」
「素晴らしい! 感動した」
「台湾はアジアの光!」

「これが民主だ」
「感激して、言葉が出ない!」
「台湾に行きたいなぁ」

「中国本土もがんばらないと!」
「台湾の人権対策は進歩したな・・・」
「台湾はアジアのナンバー1を目指している!」

「もう統一は望みなしだろうなぁ!」

「アジアで最初に同性婚が認められるのは日本だと思ってた。意外!」
「おめでとう! 本当に愛に性別は関係ない」

国民党次期主席に朱立倫氏=他に立候補届け出なし

台湾の与党・国民党は21日、党主席(党首)選の立候補を受け付けた。新北市長の朱立倫氏(53)以外に届け出はなく、朱氏の当選が事実上決まった。主席選は予定通り来年1月17日に実施し、投票終了後に正式に選出される。
 11月の統一地方選での国民党大敗を受け、馬英九総統は今月3日、兼任する党主席を辞任。朱氏は12日に主席選への立候補を表明するとともに、2016年の次期総統選には出馬しない考えを明らかにした。
 国民党のホープと目される朱氏は、1998年に立法委員(国会議員)に当選して政界入り後、桃園県長(知事)、行政院副院長(副首相)などを歴任。10年の新北市長選では、最大野党・民進党の蔡英文主席を破って当選した。

高雄メトロの“萌え系”キャラクターイベントにファン700人

高雄メトロ(MRT)は20日、同社の“萌え系”キャラクター「小穹」(シャオチョン)と「艾米莉亞」(エミリア)のファンミーティングを開催した。会場には700人のファンが詰めかけ、注目度の高さをみせつけた。

駅係員の「小穹」と運転手の「艾米莉亞」は「駅構内や車内では飲食禁止」などのお知らせ看板やポスターに先月から登場した。固定概念を覆す斬新なキャラクターの起用にインターネット上を中心に話題となっている。

ファンミーティングはこの日小港駅付近で開かれた同人誌のイベントに合わせて開催。特製キーホルダーとポスターがプレゼントとして配布されると、わずか30分でなくなった。

同社では今後も同様のイベントを開催して乗車マナーなどを周知したい考え。新たなキャラクターの登場やさらなる関連グッズの販売なども検討しているという。

ハローキティにスヌーピー 巨大バルーンのパレードが開催

今年で9回目となる年に一度の巨大バルーンのイベント「バルーン人形パレード」が20日、高雄市の商業施設「夢時代(ドリームモール)」前で開催された。

会場には台湾ではお馴染みのキャラクター、オープンちゃんやドラえもん、リラックマ、スヌーピーのほか、今年はハローキティやマイメロディなどが加わり、30近いキャラクターのバルーンが登場した。

このパレードは毎年、台湾全土から多くの見物客が訪れる人気イベントで、昨年の参加者は30万人に上ったという。また、前回から開始された夜間展示は今年も行われる予定で、ライトアップされたバルーン人形たちが高雄市の夜を彩る。

台湾に新しい“縁結び”の廟誕生 特製切手も販売

新北市郊外の万里に20日、縁結びの神様をまつる新しい月老廟が建立された。廟内に設置された「恋愛の神様の郵便局」では特製切手を販売し、手紙の“投函”もできる。

同廟は弁財天として知られる金山財神廟を運営する団体が3年の歳月を費やして建立した。縁結びを願う人々には若者が多い点に着目し、伝統的な宗教の中に流行を取り入れている。

おみくじを引く時に使う本来三日月型の神杯や香炉はハート型だ。廟から手紙を送れば、“速達”で成就するようおまじないがかけられるという。このほか、縁結び関連商品も販売する。廟の関係者は、金山、万里の新たな観光スポットになればと話している。

次期南投県長、農業と観光面の発展に尽力する方針示す

南投県の林明シン次期県長は21日、同県政府が行った観光PR記者会見で、県長就任後に農業と観光産業の発展に注力する方針を示し、2年以内に具体的な成果を出したいと語った。(シン=さんずいに秦)

林氏は南投県を農業大国だとした上で、農民の収入を増やしたいと語り、県政府職員らの豊富な経験などを生かして取り組む考えを強調した。

同県は梅の開花シーズンを迎えており、お正月連休には各地で多くの人出が予想される。県ではお花見スポットに24時間稼動のカメラを設置し、インターネット上でいつでも開花情況を確認できるとしている。

台北マラソンに10万人が参加 ちびまる子ちゃんも快走

2014年台北富邦マラソンが21日開催され、世界40カ国・地域から集まった10万人が早朝の台北市内を走った。

大会には静岡県の大須賀淑郎副知事が台湾でも人気のちびまる子ちゃんを引き連れて参加し、大勢の市民らと一緒に3キロを快走した。

同市は2017年のユニバーシアード開催都市に決まっている。カク龍斌市長は、スポーツ大会を通じて市民の健康への意識を高めたいと話し、成功に期待を寄せた。(カク=赤におおざと)

遊んで学べる特別展「ドラゴンボールで科学する」、来年台湾で開催へ

人気漫画ドラゴンボール誕生30周年を記念して今年日本で開催された特別展「ドラゴンボールで科学する!」が、2015年1月24日から台北でも行われることが分かった。

同特別展は、日本での展示内容をほぼそのまま台湾に移植。ドラゴンボールの世界を通して科学の知識や原理について学習できる。また、筋斗雲とかめはめ波の疑似体験も可能だ。

会場は松山文創園区(台北市)。4月6日まで開催される。

次期南投県長、農業と観光面の発展に尽力する方針示す

南投県の林明シン次期県長は21日、同県政府が行った観光PR記者会見で、県長就任後に農業と観光産業の発展に注力する方針を示し、2年以内に具体的な成果を出したいと語った。(シン=さんずいに秦)

林氏は南投県を農業大国だとした上で、農民の収入を増やしたいと語り、県政府職員らの豊富な経験などを生かして取り組む考えを強調した。

同県は梅の開花シーズンを迎えており、お正月連休には各地で多くの人出が予想される。県ではお花見スポットに24時間稼動のカメラを設置し、インターネット上でいつでも開花情況を確認できるとしている。

レゴブロックの「世界遺産展」、台湾で初開催 日本国外2カ所目

台北市内の松山文創園区(信義区)で20日、「『レゴブロック』で作った世界遺産展」が開幕した。

同展は2003年に日本で始まり、これまでに約250万人が鑑賞した。日本国外での開催は2013年7月(香港)以来、約1年5カ月ぶり2回目。

展示されるブロック作品には、ピサの斜塔や日本の富士山など、25カ国・地域の計38カ所の世界遺産を表現したもののほかに、台北101や中正紀念堂など、台湾を代表する建築のミニチュアもある。来年3月1日まで。

きょう日本公開の台湾映画「天空からの招待状」、東京で特別上映会

電源装置メーカー大手の台達(デルタ)電子が19日、自然の大切さを知ってもらおうと、台湾のドキュメンタリー映画「天空からの招待状」(原題:看見台湾)の特別上映会を東京都内で開催した。

この映画は空撮専門のカメラマン、チー・ポーリン(斉柏林)氏が3年間をかけて完成させた全編空撮のドキュメンタリー作品で、台湾の美しい景色だけでなく、乱開発がもたらした爪痕などが克明に記録されている。

デルタ電子は、この作品が伝えているメッセージは同社が長年持ち続けてきた環境保護の理念と一致しているとした上で、近年、気候変動の影響を受け続けている日本で同映画を上映することで、次の世代のために環境を守るよう呼びかけたい考え。

台湾では2013年の公開後、興行収入およそ2億台湾元(約7億6000万円)の大ヒットとなった「天空からの招待状」。日本公開は20日からで、日本語版のナレーションは俳優の西島秀俊さんが担当している。

民進党の県・市長会議、半年一度に

最大野党・民進党は先ごろの統一地方選挙で、22ある自治体のうち13で首長ポストを獲得。20日には同党の県・市長会議を開催した。(写真:CNA)

今回の統一地方選挙で13の県・市の首長ポストを得た最大野党・民進党は20日、「2014年県・市長合同行政会議」を開催した。会議では、同会議を今後半年に一度開催すること、幕僚会議は3ヶ月に一度行うことことで合意。さらに、同党以外の他県・市の首長を全て招くということ。

20日の会議は蔡英文・民進党主席が議長を務め、各県・市の運営、財政収支の計画などについて話し合った。会議後、同党の林俊憲・スポークスマンは、民進党所属の県・市長以外に、今後は共通の理念を価値観を持つ全ての県・市長を招くと述べた。県・市長合同行政会議は各県・市が半年に一度、持ち回りで開催。また、幕僚会議は党中央政策会、シンクタンク、各県・市の代表によって幕僚チームが組織され、3ヶ月に一度開催する。

呂秀蓮氏:陳氏仮釈放なくば28日から絶食

汚職やマネーロンダリングで服役中の陳水扁・前総統は体調が悪化しているとされ、支持者たちは刑務所外治療を求めている。実現した場合は仮釈放に近い措置となる。

呂秀蓮・元副総統は先ごろ、24日になってもなっても陳氏の刑務所外治療が認められなければ、25日よりハンガーストライキに入ると宣言した。しかし、刑務所外治療が打倒かどうかを判断する拡大衣料鑑定チームが依然検討中であることから、呂・元副総統は20日、期限を27日に改め、刑務所外治療が実現しない場合は28日午後4時より、総統府前の介寿公園で絶食して抗議すると述べた。呂・元副総統は大勢の人が自分に続いて絶食抗議を始めるだろうとしている。

新北市萬里に「天使の郵便局」登場

台湾北部・新北市萬里区にある金山財神廟はこのほど、3年かけて宗教と文化クリエイティビティを結合した「萬里情月老廟」を建設した。「月老廟」は縁結びの神様、「月下老人」を祀る廟。新設された「月老廟」は「キューピットの郵便局」とテーマとしており、神に願い事をする際に燃やす「金紙」の炉は大きな郵便ポストの形になっている。

20日午後に正式にオープンした「月老廟」では、ハート型の風船並びに「天灯」(熱気球の要領で空に飛ばす紙製の大きな風船)が放たれた。この「月老廟」は創意に満ちており、本殿に行くまでに「かささぎ橋」(織姫と彦星が年に一度出会う場所)を渡り、ハート型の門をくぐる。本殿の月下老人は金のハート型の屏風の前にいて、香炉の上にもハート型のデザインが施されている。また、神様の意思を尋ねる際に用いる「筊杯」まで異例のハート型。

中華郵政公司と提携し、「愛情速達」、「心のつながる立体切手お守り」など文化クリエイティブ商品も販売される。同廟の代表は、好きな人に伝えたいことを紙に書き、「キューピットのポスト」(実は紙を燃やす炉)で燃やせば愛の願いが神に届くと話している。

韓国メディア、日本だけでなく台湾も敵視?その原因とは

台湾メディアの報道は韓国に対して非友好的なのではないか?韓国メディアは台湾を無視しているのではないか?こうした見方について、台湾と韓国のジャーナリストが議論。台湾のジャーナリスト・白兆美(バイ・ジャオメイ)氏、韓国中央日報の元部長兼評論委員の劉光鐘(ユ・グァンジョン)氏、評論家の呂志翔(リュー・ジーシアン)氏が分析した。

白氏は「ここ十数年、台湾における韓国についての報道は北朝鮮や天災、韓流に関するニュースが中心になっている。スポーツニュースでは韓国に対する感情的な報道やマイナス面の報道が目立つ。一部の台湾人はスポーツで不公平な判定を受けたことに不満を持っており、メディアの報道がこれに拍車を掛けている」と指摘した。

さらに、「日本メディアでも韓国に対する感情的なフレーズが使われることがあるように、台湾対韓国、日本対韓国などという敵対心をあおるような報道は民族感情に長期にわたって染みわたり、簡単には消し去ることができなくなってしまう」と注意を喚起した。

また、台湾と中国に赴任経験のある劉氏は「中国が急速な発展を遂げたことにより、韓国は台湾に対してほとんど無関心だった」と指摘。韓国メディアは台湾の政権交代や大型選挙には関心を示すが、それはこれらが中台関係に影響を及ぼすからだとし、韓国が台湾を知ることは中国を理解するための非常に重要な第一歩だと述べた。

一方、呂氏は「台湾と韓国に関する報道が相互に少ない原因は経費削減という世界のメディア業界における共通の経営環境にも関係がある」と指摘。メディアは本来の使命に立ち返り、公正で客観的な詳しい報道を大衆に伝えることが重要だと語った。

3人は「双方のメディアが感情的で偏った報道を減らし、国民の理解を深める専門的な報道を増やすことによって初めて相互の誤解が解ける」との認識で一致した。

北朝鮮のサイバー攻撃能力は「米CIAに匹敵」!?

金正恩第一書記の暗殺を題材にした映画「ザ・インタビュー」を製作した米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)にハッカー攻撃が仕掛けられた事件で米連邦捜査当局が北朝鮮の仕業であると断定したことで、北朝鮮のサイバー能力が俄然注目されている。

北朝鮮によるサイバー攻撃が取り沙汰されたのは、今から10年前の2004年4月に韓国の海洋警察庁、議会、原子力研究院など政府機関の235のサーバーを含むパーソナルコンピューターがハッキングされたことから始まる。韓国のファン・ジンハ議員が2006年に入手した「(韓国)陸軍情報保護総合発展計画書」によると、北朝鮮のハッカー能力は米国防総省のシミュレーションの結果「米太平洋司令部の指揮統制所を麻痺させ、米本土電子網にも被害をもたらす」ことがわかった。

実際に米国と韓国は2009年7月にその攻撃の標的となった。独立記念日の4日から始まった米国へのハッカー攻撃はホワイトハウスなど8機関にのぼり、その被害はワシントン・ポストなど大手新聞社や銀行など民間企業にも広がった。韓国では7日以後、大統領府や国防省、保守系メディアや銀行が攻撃され、延べ35機関でホームページに接続できなくなった。

特に韓国は2010年からは毎年サイバー攻撃を受け、2011年3月には青瓦台、議会など30の政府機関、金融機関が攻撃を受けた。昨年3月にもKBSとMBなど韓国の放送局やYTNの社内電子システムが一斉に使用できなくなってしまった。

北朝鮮のサイバー能力について2012年10月にワシントンでの軍事関連セミナーに出席したジェームス・シャーマン元駐韓米軍司令官は「北朝鮮が保有している非在来式の兵器の中で注目すべきはサイバー特殊部隊である」と証言し、2013年3月に開かれた米下院軍事委員会では「北朝鮮は韓国軍の情報、産業施設などを同時多発的に攻撃できるハッカー部隊を集中的に育成している」と述べ、その能力は「米CIAに匹敵する水準にある」と証言していた。約2千人から成るハッカー部隊が朝鮮人民軍偵察局傘下の「121部隊(局)」を指していることは今では公然たる事実だが、その実態は不明だ。

北朝鮮は、経済は後進国だが、ミサイルや人工衛星の製作面では先進国である。テポドン・ミサイルが日本列島を飛び越えてきたのは今から16年前の1998年だ。ミサイル発射には高度な電子・通信技術が不可欠だ。北朝鮮が米大陸を標的にするICBM大陸弾道ミサイルを開発していることは、これらの分野で高い水準の情報技術人力を有していることを意味している。にもかかわらず、北朝鮮のITの実態は外部世界には未知数のままだ。

北朝鮮のITはハードウエアと通信インフラは劣悪な状況にあるが、ソフトウエアと軍事情報技術分野では相対的に高い水準にある。その中の一部のゲームプログラムは世界的なレベルにある。

北朝鮮によるコンピューター分野への進出は今から半世紀前に遡っている。1960年代から金日成総合大学と金策工業大学でコンピューター開発研究を始め、1960年代末には「チョンジン―5500」という第一世代デジタルコンピューターを完成させ、続いて1970年代末には「ヨンナムサン1号」という第二世代のデジタルコンピューターを製造している。1982年には日本から輸入した部品で組み立てた8ビット「ポンファ4-1」の組み立て生産を始めたが、人材不足と半導体産業が遅れていたことから限界があった。そのため1985年から優秀な人材を旧ソ連と東欧にコンピューター留学させることにした。

二年後の1987年に国連開発計画(UNDP)の支援の下、科学院傘下の電子工学院研究所にIC回路試験工場を設立し、89年には平壌にIC生産工場を、海州と端川に半導体工場を設立し、93年には平壌大同江区域に16ビットPC生産のためのコンピューター組立工場を建設した。年間3万台の生産能力を有しており、部品は台湾、香港、中国などから調達しているとのことだ。

COCOMの規制によりスーパーコンピューターの導入は規制されているようだが、北朝鮮の軍事用のコンピューターは高性能のコンピューターが活用されていると言われている。ミサイル軌道を調整し、誘導電波を収集し、解読するのに必要なコンピューター装備を開発するのに成功している。

ハードウエアとは異なり、少ない投資で大きな成果を期待できるソフトウェア産業の人力育成と研究機関の設立に特に力を注いできたようだ。1990年には朝鮮コンピューターセンターを、91年には金策工業大学内にコンピューター要員育成センターを設立している。

北朝鮮のソフトウェア開発は保安認識システム、ワードプロセッサー、経営管理、航空交通指揮システム、各種ゲームソフトなど多様な分野で成果を生んでおり、いくつかのソフトウェアは世界的なレベルにあるとされている。ちなみに1998年と1999年に日本で開かれた世界囲碁プログラム大会で北朝鮮の「銀囲碁」が優勝を果たし、プログラムの実力を誇示している。

故金正日総書記は1993年からコンピューター関連機関を何度も視察に訪れ、1996年に科学院を視察した際には外国コンピューター技術導入の必要性を強調し、外国専門雑誌を各研究機関に普及させた。金日成主席死去から6年目の2000年5月に訪中した際には自ら中国のパソコン工場を視察している。

北朝鮮のソフトウェア開発機関には「朝鮮コンピューターセンター」「平壌情報センター」「科学院」「銀星コンピューターセンター」などがある。中でも平壌の万景台区域にある「朝鮮コンピューターセンター」は1千人のコンピューター技術者を有している。「金日成総合大学」や「金策工業大学」「理科大学」などから毎年20~30人選抜採用し、傘下にそれぞれ30余の研究室を持つ6つの下部センターに配属していると言われている。

「金日成総合大学」と「金策工業大学」だけでなく、十数年前からは「金正淑師範大学」でもソフトウェア開発部門の人材育成に力を入れており、数年間で2千4百件の教育プログラムを開発している。金日成総合大学情報エンターは3D(三次元)映像グラフィック技術開発にも乗り出しており、3Dコンピューター画像処理ソフトウェアである「ファリョン2.0」を活用し、米国のタイタニック映画を真似たコンピューターグラフィック技術を集中的に研究している。

今回は北朝鮮によるサイバー攻撃が脚光を浴びているが、実は北朝鮮も2013年3月13日から14日にかけて何者かによるサイバー攻撃を集中的に受け、労働新聞、朝鮮中央通信など北朝鮮の宣伝媒体が運営しているウェブサイトが接続不能となった。ロシアのイタル通信の平壌特派員は「北朝鮮のインターネットサイトが海外からの強力なサイバー攻撃を受けた」と報じていた。

北朝鮮はサイバー攻撃が米韓合同軍事演習「キー・レゾルブ」期間中に行われたことから米国や韓国などの「敵対勢力による仕業」と断定したが、米韓当局は「政府は関与してない」と北朝鮮の非難を一蹴した。

今回の件で、オバマ大統領が北朝鮮への報復を示唆したことで、米朝サイバー戦が熾烈を極める可能性が大だ。









来年の給与、3割超が「上昇」=国泰金控調査:台湾

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来年の給与、3割超が「上昇」=国泰金控調査[労働]


金融持ち株大手の国泰金融控股が行った調査で、3割以上の人が来年給与が上がると予想していることが分かった。

調査は、同金控傘下の国泰世華銀行の顧客と国泰人寿保険のインターネット会員を対象に今月1~7日に行われ、有効回答数は2万684人だった。

来年給与が上がると予想する人は32.6%で、前年同期の調査に比べ7.2ポイント上昇した。引き上げ幅については「3%未満」と答えた人が22.1%、「3~5%」が8.4%だった。一方、「変わらない」とした人は51.3%で昨年の調査とほぼ変わらず。「減少する」は16.1%だった。

春節(旧正月)前に支給されるボーナス(年終奨金)について、月給の何カ月分かを尋ねたところ、「1~3カ月」が最も多く56.8%、次いで「1カ月以下」が37.2%で、この2回答で94%を占めた。緩やかな成長が続いていることから来年の昇給とボーナスに期待する一方、大きな上げ幅を見込むのは難しいという控えめな意識がうかがえる。

朱立倫・新北市長、国民党首選に立候補 馬総統超える支持集める

与党・国民党の朱立倫新北市長(53)が21日、来年1月17日に投開票が行われる党首選に立候補した。届け出を出したのは朱氏のみだったため、事実上の信任投票となる。

朱氏が立候補時に提出した署名は10万6809筆で、出馬に必要な党員3%(1万600人)の署名数のみならず、馬英九総統が2009年に立候補した際の9万2847筆を上回り、国民党のホープとみなされている朱氏に対する党内の期待の高さが、改めて明らかになった。

今回の党首選は先月末の統一地方選での国民党の惨敗により馬総統が主席を引責辞任したことを受けて行われるもの。朱氏は台北、台南、台中などの6直轄市の首長選で、国民党候補として唯一当選を果たしていた。

朱氏は現在の総統と行政院長(首相)による二重首長制から内閣制への移行や、投票年齢の引き下げなどを訴えている一方、2016年の総統選には出馬しないと表明している。

次期南投県長、農業と観光面の発展に尽力する方針示す

南投県の林明シン次期県長は21日、同県政府が行った観光PR記者会見で、県長就任後に農業と観光産業の発展に注力する方針を示し、2年以内に具体的な成果を出したいと語った。(シン=さんずいに秦)

林氏は南投県を農業大国だとした上で、農民の収入を増やしたいと語り、県政府職員らの豊富な経験などを生かして取り組む考えを強調した。

同県は梅の開花シーズンを迎えており、お正月連休には各地で多くの人出が予想される。県ではお花見スポットに24時間稼動のカメラを設置し、インターネット上でいつでも開花情況を確認できるとしている。

11月の失業率3.89%、同月では最近7年で最低

行政院主計総処が22日に発表した「人力資源調査統計」によると、11月の失業率は3.89%で同月では最近7年での最低となった。前月比0.06ポイント低下、前年同月比0.27ポイント低下した。今年1~11月の平均失業率は3.97%で同時期では最近7年での最低。前年同期比0.22ポイント低下した。

主要国・地域の最新の失業率は、フランス10.5%、カナダ6.6%、イギリス5.9%、アメリカ5.8%、ドイツ4.9%、日本3.5%、韓国3.5%、香港3.3%、シンガポール2.0%だった。 11月の失業人口は45万1000人で前月比6000人減少、前年同月比2万7000人減少した。原因別では、「季節性および臨時性の勤務期間終了」による失業人口は前月比2000人減少、「勤務先の業務縮小、閉鎖」は同1000人減少、「勤務先への不満」は2000人増加した。11月の失業率を年齢層別で見ると、15~24歳:12.79%、25~44歳:4.02%、45~64歳:2.04%。学歴別では、中卒以下2.94%、高卒3.78%、高専に相当する専科学校卒以上の失業率が4.34%(うち大卒以上が5.00%)で、高学歴者の高失業率が続いている。
Café&Meal MUJI、台北にオープン

日本の小売業者、無印良品の台湾におけるフラッグシップ店が20日、台北市のデパート、統一阪急台北店の地下2階に新装オープンした。新装オープンにあわせ、店内に世界各地の伝統的かつ高品質な生活用品を集めたコンセプトショップ「Found Muji」のコーナーのほか、台湾では初出店、海外でも3店舗目となるレストラン「Café&Meal MUJI」を新たに設けた。

台湾無印良品の梁益嘉・総経理によると、新装オープンにあわせて、もともと160坪だった店舗を、新設した「Café&Meal MUJI」を含め338坪にまで拡張、「Found Muji」のほか、観葉植物、マタニティーウェア、都会で働く女性向けのファッションなど、扱い品目も増やしたという。

58坪、70席のカフェテリア式レストラン「Café&Meal MUJI」では、日本と台湾のスタッフが厳選した台湾の食材を使ったメニューが提供される。定食は、温かいおかず10種類、冷たいおかず10種類の中から、3種類もしくは4種類選んでオーダーするスタイルとなっており、おかずの種類は季節ごとに内容が変わるという。

定食は、美味しいお米として知られる南東部、台東県の池上郷で穫れた池上米のご飯、味噌汁付きで、おかず3品が台湾元220元(日本円約834円)、4品が台湾元270元(日本円約1024円)。このほか、デザート、ドリンクメニューもある。

きょうは冬至=台湾風白玉団子汁に行列 でも食べすぎにはご用心

冬至を迎えた22日、風物詩として知られる台湾風白玉団子汁の湯円(タンユエン)を販売する人気店には行列ができた。ただ、湯円のカロリーは高く、専門家は食べすぎに注意するよう呼びかけている。

台湾では冬至に湯円を先祖にお供えし、家族揃って食べる風習がある。伝統的な白色のほか、縁起を担いだ赤色が一般的で、中に豚ひき肉やゴマペーストを入れたものもある。

だが、衛生福利部国民健康署の調べでは、市販の大玉ゴマ湯円は4個でご飯1膳分のカロリーがあるという。同署の邱淑テイ署長は、甘いものの食べすぎは生活習慣病につながると警鐘を鳴らしている。(テイ=女に是)

台北市立連合医院の栄養士は、一般的な甘いスープの代わりに、紅茶や緑茶の中に入れれば健康的だと新しい食べ方を提案している。

ビビアン・スー、新曲MVで「海のビーナス」に

中華圏では6年ぶりにシングルをリリースするビビアン・スー(徐若[王宣])が新曲「藍色聖誕節」のミュージックビデオ(MV)の中で、青のラメを全身にまとい、「海のビーナス」に変身した姿を披露している。

MVは台北市の陽明山にある旧米軍宿舎で、童話「シンデレラ」と「マッチ売りの少女」の要素を取り入れて撮影された。クリスマスツリーやサンタクロースなどのセットはすべて青系のカラーに統一され、曲の世界観を表現している。

撮影時、結膜炎を発症していたというビビアン。目を必死に大きく開き、ラメが入らないようにしながら、一日中顔を左上30度の角度に固定していたという。そんな状態にビビアンは、自分がビーナスなのか、(映画「アバター」に登場する)ナヴィ族なのか分からなかったと自嘲していた。

「藍色聖誕節」はビビアンが作詞に参加し、人気歌手のウィリアム・ウェイ(韋禮安)とタッグを組んで製作されたブルース調の楽曲。歌詞にはイベントをひとりで過ごす人のさみしさが描かれている。同曲が収録される最新シングル「敬女人」は、30日発売。MVは22日にフェイスブック上で初公開される。

来年の給与、3割超が「上昇」=国泰金控調査

金融持ち株大手の国泰金融控股が行った調査で、3割以上の人が来年給与が上がると予想していることが分かった。
 調査は、同金控傘下の国泰世華銀行の顧客と国泰人寿保険のインターネット会員を対象に今月1~7日に行われ、有効回答数は2万684人だった。
 来年給与が上がると予想する人は32.6%で、前年同期の調査に比べ7.2ポイント上昇した。引き上げ幅については「3%未満」と答えた人が22.1%、「3~5%」が8.4%だった。一方、「変わらない」とした人は51.3%で昨年の調査とほぼ変わらず。「減少する」は16.1%だった。
 春節(旧正月)前に支給されるボーナス(年終奨金)について、月給の何カ月分かを尋ねたところ、「1~3カ月」が最も多く56.8%、次いで「1カ月以下」が37.2%で、この2回答で94%を占めた。緩やかな成長が続いていることから来年の昇給とボーナスに期待する一方、大きな上げ幅を見込むのは難しいという控えめな意識がうかがえる。

台湾鉄道と山陽電鉄が姉妹協定を提携 観光客増加に期待

台湾鉄路管理局は22日、台北駅で山陽電鉄との姉妹協定を締結した。山陽電鉄がほかの鉄道事業者と同協定を結ぶのは初めて。双方は交流を通じて観光客誘致に弾みをつけたい考えだ。

今回協定が結ばれたのは同局の宜蘭線(八堵―蘇澳間93.6キロ)と山陽電鉄全線(西代―山陽姫路・山陽網干間63.2キロ)。両線にはどちらも亀山駅があり、駅の姉妹協定も締結された。海に面した鉄道としても共通点がある。

山陽電鉄の上門一裕社長は、台湾からを含め外国人利用者が増えていると語る。姫路城や明石海峡大橋、孫文記念館、神戸牛などを例に挙げ、「山陽沿線をもっと知ってもらいたい」と話した。

今後は「姫路ツーリストパス」や「関西スルーパス」などの乗車券と台湾のパスポートを山陽電鉄の一部の駅で提示すると、期間限定で記念絵はがきセットと引き換えができる。また、日本では記念入場券がけさから発売されている。

遊んで学べる特別展「ドラゴンボールで科学する」、来年台湾で開催へ

人気漫画ドラゴンボール誕生30周年を記念して今年日本で開催された特別展「ドラゴンボールで科学する!」が、2015年1月24日から台北でも行われることが分かった。

同特別展は、日本での展示内容をほぼそのまま台湾に移植。ドラゴンボールの世界を通して科学の知識や原理について学習できる。また、筋斗雲とかめはめ波の疑似体験も可能だ。

会場は松山文創園区(台北市)。4月6日まで開催される。

高校野球「黒豹旗」は穀保家商が優勝

高校野球の全国大会、第二回黒豹旗全国野球大会は21日、台北市の天母球場で決勝が行われ、穀保家商(新北市)が4対2で桃園農工(桃園県)を下し、初優勝を飾った。
高校野球の全国大会、第二回黒豹旗全国野球大会は21日、台北市の天母球場で決勝が行われ、穀保家商(新北市)が4対2で桃園農工(桃園県)を下し、初優勝を飾った。

試合は、穀保家商が3回表に1点先制、桃園農工がその裏に2点を取りすぐに逆転するも、穀保家商が6回表に同点に追いつくというシーソーゲームの展開となった。そして、2-2の同点のまま迎えた9回表、穀保家商は4番・陳琥のタイムリーなどで4-2と2点勝ち越すと、6回途中から救援のマウンドに上ったその陳琥が、桃園農工の最後の攻撃を三者凡退で抑えて、胴上げ投手となった。陳琥は大会MVPに輝いたほか、指名打者として大会ベストナインにも輝いた。桃園農工は2年連続で決勝進出を果たしたものの、昨年、準決勝で勝利した穀保家商に今年は雪辱され、また準優勝に終わった。

黒豹旗は昨年2013年から始まったトーナメント制の高校野球(硬式)の全国大会。強豪校が参加する硬式野球の木製バットの部、そして硬式の金属バットの部、軟式野球の部とそれぞれ分かれていた従来の大会とは異なり、こうした種別を取り払い全ての高校の野球部、野球サークルに門戸を開いた。初戦から一部の試合がテレビ中継されるなどメディアでも大きく取り上げられたため、今年は昨年の出場校51校を大幅に上回る137校が出場。中でも強豪女子ソフトボール部の部員9人がメンバーに加わり、男子選手と力を合わせて初戦を突破した士林高商(台北市)は大きな話題となった。





交通部、台湾高鉄経営破たんの可能性強調:台湾

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交通部、台湾高鉄経営破たんの可能性強調


交通部が、台湾高速鉄道が経営破たんする可能性を強調している。台湾新幹線こと台湾高速鉄道は、民間が建設し、一定期間運営した上で政府に移転する「BOT方式」。開業以来、台湾に欠かせない交通機関として定着しているが、輸送量が当初の計画には達していないこと、巨額の減価償却費、建設資金の借り入れ利息などで財務上きびしい状態が続いており、経営破たんの懸念が高まっている。

交通部の葉匡時・部長は22日、立法院交通委員会に出席した際、台湾高速鉄道の経営改善案を立法院交通委員会が今月中に認めなければ、来年3月にも経営破たんする可能性があると強調した。葉・交通部長は、来年3月の経営破たんについて、「その可能性が高い、そうなるはずだ」と述べた。

仮に経営破たんした場合の対処方法について、葉・交通部長は、国が引き継いで国営事業とする方法と、外部に委託して経営する方式だと指摘。外部に委託する場合は、一定期間の経営を任せて契約期間が終われば政府に移管する「OT方式」となる。しかし、葉・交通部長は、そうなった場合にその能力のある企業がどこになるのかは一切未知数だと話している。

11月輸出受注額6.0%増、単月2位の水準[経済]

経済部が22日に発表した11月の輸出受注額は、前年同月比6.0%増の435億1,000万米ドル(約5兆4,200億円)だった。モバイル端末向け受注が引き続き伸び、単月ベースでは10月に次いで過去2番目の高水準となった。

輸出受注額の3割超を占める情報通信製品は前年同月比6.1%の136億9,000万米ドルで過去最高を更新。世界的ブランドメーカーのスマートフォン新製品の好調な販売に加え、欧米のクリスマス休暇に向けた需要増からメーカーの受注が強含んだ。電子製品は8.4%増。モバイル端末の強い需要に伴い、ファウンドリー(半導体の受託製造)や封止・検査、DRAMメーカーの受注が伸びた。

一方、精密機器は中国のタッチパネルの需要が弱含んだ他、中小型液晶パネルの価格競争激化の影響を受け6.9%減。国際原油価格の下落に伴い、化学品(10.0%減)とプラスチック・ゴム製品(8.7%減)がマイナス成長となった。

主要国・地域別では、欧米の需要が強かった。欧州が前年同月比19.3%、米国は14.2%それぞれ伸びた。いずれも情報通信製品の受注が最多だった。一方、中国(香港含む)は化学品の受注が大幅に落ち込み3.4%減だった。日本は電子製品を中心に需要が弱く、15.2%減少した。

経済部は、原油価格の下落とロシアの通貨不安、新興国・地域の景気減速が世界経済の成長を抑制し、とりわけプラスチック製品の受注に影響が出ると分析。12月の受注動向については、各業者への調査から今月の受注は弱含んでいるとして、受注額は11月比で減少するだろうと予測している。

台湾、同性婚合法化に向けた民法修正案が審議入り 法務部は反対姿勢

同性同士の結婚などの合法化を目指す民法修正草案の審議が22日、立法院(国会)司法及び法制委員会で開始された。同委員会に出席した法務部の陳明堂政務次長は、時期尚早だとして反対の姿勢を示した。

陳氏は同性をパートナーにする選択を尊重しているとしながらも、社会には同性婚を受け入れる前提がまだ無く、安易な合法化は対立を招く恐れがあるとの認識を語った。

また、同性婚の合法化よりも、まずは同性愛者の権利をどのように保障するか議論を進めるべきだと述べた。その上で、法務部では今月末までに保障に関する同部の方針と立場を明らかにするとしている。

台湾軍の兵士が衛星回線でこっそりポルノサイト、軍の通信費が380万円に

台湾の海軍陸戦隊の兵士が昨年11月から今年1月にかけて、衛星回線の接続テストに乗じてこっそりとポルノサイトにアクセスしていたところ、通信費が100万台湾ドル(約379万円)にまで膨らみ、軍が慌てて犯人捜しをするという騒ぎがあった。22日付で台海網が伝えた。

台湾海軍陸戦隊烏丘守備大隊の兵士が昨年11月16日から今年1月16日かけて、夜間の宿直の際に衛星回線の接続テストが行われていることに目をつけ、こっそりとポルノサイトにアクセスしていた。通信費が100万台湾ドルを超え、軍が慌ててアクセス記録と宿直当番を調査し、接続していた兵士を突き止め、処分を言い渡した。

台湾軍で兵士が衛星回線を不正に使用してポルノサイトを見るという問題が発覚したのは、今回が初めて。海軍陸戦隊によると、兵士の家族が通信費を支払うことに同意したため、兵士は比較的軽い処分で済んだという。

「歌神」ジャッキー・チュン、7年ぶりの中国語アルバム発表

中華圏で「歌神」の呼び名を持つ歌手のジャッキー・チュン(張学友)が22日、台北市内で最新アルバム「醒著做夢」の発売記者会見を行った。中国語アルバムのリリースは、7年ぶりとなる。

会場にはアルバム発売を祝おうと、ジャッキーとともに「四大天王」に数えられるアンディ・ラウ(劉徳華)、アーロン・クオック(郭富城)、レオン・ライ(黎明)など中華圏のスターたち30名からのビデオメッセージが届いた。

アンディからのビデオの中で、過去に香港の音楽賞「十大中文金曲」の新人賞を奪い合った経験が語られると、ジャッキーは「わたしが勝ちましたね」と笑っていた。

誰からの祝福が印象に残ったかとの質問にジャッキーは、映画監督のジョン・ウー(呉宇森)とツイ・ハーク(徐克)の名前を挙げ、彼らは尊敬している先輩で、まさかメッセージをくれるとは思わなかったと語った。

同アルバムは23日に発売され、世界116の国と地域のiTunes(アイチューンズ)でも楽曲が購入できる。

食品情報の強制登録、来年は肉・乳・水産品へ拡大

行政院は22日、「食品情報クラウド」のキックオフセレモニーを行った。来年1月1日から衛生福利部の管理下で、全国の学校が利用できる食品の生産・流通情報のクラウド型データベース整備を進める。国内全ての学校で消費される食材について生産・流通情報を透明化する計画で、幼稚園も含め、再来年にはオンライン情報化を完成するとしている。

今年9月の劣悪ラード問題発覚後、衛生福利部は油脂製品生産業者の登録を義務付けたが、来年2月からは肉類・乳製品・水産品など、来年7月からは砂糖・塩・小麦・でん粉・大豆・トウモロコシなども強制登録の対象とする。現在「食品情報クラウド」には150社・2300品目余りの情報が登録済みで、コンビニ食品や飲食チェーンの料理、肉加工品なども含まれている。

台湾・総統府、2015年版年賀カードのデザイン公開

総統府は22日、2015年の新年に送られる総統年賀カードと副総統年賀カードのデザインをそれぞれ公開した。来年以降、国内外の要人などに届けられる。

馬英九総統のカードには社会福祉団体が主催した絵画コンテストで入賞した陳荘素香さん(88)の作品が採用された。台湾家庭の伝統的な年越しの風景が表現されている。

一方、呉敦義副総統のカードには、未年にちなんで体にボタンの花柄をあしらった山羊(ヤギ)のシルエットが描かれた。幸運に恵まれるよう願いがこめられているという。

総統府ではウェブサイト上でカードの電子版を公開している。

次期台北市長・柯文哲氏、台湾と中国大陸の関係に「4つの相互」提案

次期台北市長の柯文哲氏(55)は22日、今後の台湾と中国大陸の関係のあり方について、相互認識、相互理解、相互尊重、相互協力を軸とする「4つの相互」の概念を提案した。

柯氏は同日、中央社のインタビューに応じ、1992年に確認された“1つの中国”に関する台湾と中国大陸の共通認識「92年コンセンサス」(九二共識)について触れ、22年前の認識をなぜ現在の交流の土台とするのかと疑問を呈した。

その上で、「92年コンセンサス」は「両者の間に共通認識はないという共通認識」であるとの考えを示し、現状に即した新たな共通認識を持つべきだと主張した。

一方、行政院(内閣)大陸委員会は同日、台湾と中国大陸の間には共通認識が確かに存在し、双方の交流の鍵となっていると反論している。

【 92年コンセンサス 】 1992年に台湾と中国大陸が窓口機関を通じ確認した両岸対話の原則。“1つの中国”を前提としているがその解釈には触れておらず、国民党は「1つの中国=中華民国」との立場を示している。

阿里山鉄道開業102年 ヒノキ製客車を特別運行へ

阿里山森林鉄路は今月25日、開業102年を記念してヒノキ製客車を連結した列車を特別運行する。

同鉄道は日本統治時代の1912(大正元)年に嘉義-二万坪間で正式営業を開始した。急勾配を上るためにスイッチバックやループ線などの施設や特徴を持ち、世界的にも知られている。

特別列車が運行されるのは嘉義-北門間と沼平支線。それぞれ4両のヒノキ製客車が連結される。また、北門駅前では2009年8月の台風で被災した線路の復旧工事の様子を収めた写真や、同鉄道運転士が手がけた蒸気機関車の模型が展示される。

これに合わせて台湾鉄路嘉義駅でも鉄道関連の特別展示が行われるという。

台湾の人々がお正月に訪れたい海外旅行先、1位は日本

台湾の人々がお正月に訪れてみたい国・地域の第1位は日本であることが、オンライン宿泊予約サイトのホテルズドットコムの調査で分かった。

台湾地区を対象とする調査では、今月中旬に公表されたクリスマスに訪れたい海外旅行先ランキングでも日本が1位になっており、根強い人気をみせつけた。2位はタイ、3位は香港。また、盛大なカウントダウンイベントが行われるアメリカなども人気を集めた。

一方、2015年に訪れたい海外旅行先では、日本を筆頭にフランス、英国、イタリア、モルディブなどが続いた。円安傾向が続く日本はアジア地域全体でもお正月に訪れたい海外旅行先の1位に輝いている。

青森のリンゴ、台北の恵まれない子供たちのもとへ

恵まれない子供たちにおいしい日本の果物を味わってもらおうと、青森県りんご対策協議会が贈った200個のリンゴが18日、台北市内の貧困家庭を支援する団体の元に届けられた。

台湾では米国産のふじリンゴが1個20台湾元程度(約76円)で買えるのに対し、青森産のリンゴは1個125元(約473円)を超えることもあるほどの高級品。普段は食べられない大きなリンゴを手にした子供たちは目を輝かせ、満面の笑みを浮かべていた。

リンゴの寄付活動は12年前から毎年続けられており、贈られた数は1000個以上に上るという。おいしいリンゴの味を通じて、人の温かさを感じてほしいとの思いがこめられている。

団体関係者は、贈られたリンゴが子供たちにとって驚きと未来への希望を与えてくれていると、同協議会に対し感謝の意を述べた。

陸委会:中国大陸側は時機を逃さず「貨貿」を

行政院大陸委員会(陸委会)の王郁・主任委員が、台湾海峡両岸商品貿易協定(「貨貿」と呼ばれる)の締結に向けて、中国大陸側に時機を逃さないよう呼びかけた。先月行われた統一地方選挙における与党・国民党の大敗が中国大陸側の台湾に対する態度に変化をもたらすかどうかが注目されている。

行政院大陸委員会の王郁・主任委員は22日、立法院内政委員会で、中国大陸側は選挙結果の影響を見極めようと現在は様子見の状態だと説明、このため交渉中の商品貿易協定の話し合いが影響を受けていることを明らかにした。

王・主任委員によると、大陸委員会では両岸商品貿易協定が両岸関係に有利だとし、中国大陸側に時機を逃さないよう伝えているという。王・主任委員は、「我々は、時間的に限りがある馬英九・政権の間に、商品貿易協定のような、台湾の人々に有利なことを多く実現しておくべきだとはっきり伝えている」と話した。馬英九・総統の任期は2016年5月まで。

馬・総統、華僑学校の正体字教育を評価

馬英九・総統が、日本における華僑の子女のための学校で正体字の教育に力を入れていることを評価した。馬英九・総統は22日、日本の東京、横浜、大阪にある華僑同胞のための学校の理事・監事及び校長らと会見した。

馬・総統は、華僑同胞の父兄は子供たちに中国語の基本知識を身につけさせようと努力しているとした上で、教育課程では正体字と中国大陸で使用される簡体字の問題が避けられないと指摘。馬・総統は、簡体字を使う人13億人に対して、正体字の使用者は約4000万人程度だとしながらも、正体字は魅力にあふれており、韓国も2018年から教科書で漢字を復活させようとしていると説明した。

馬・総統はそして、正体字教育の維持は政治的な考慮からではなく、祖先の使った字を次の世代に伝え、古い書物も読めるようになってほしいという文化的な考えからだと説明、海外の華僑学校が正体字で教育を行っていることを評価した。

馬・総統は、「海外での中国語教育に正体字を使用している努力に敬服し、感動する。そうしてこそ中華文化を伝承できる。我々の祖先に、数千年にわたる文化を子孫たちも引き継いでいくことを知ってもらえる」と話した。








中華民国が自力で建造した沱江艦

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中華民国が自力で建造した沱江艦

中華民国台湾が自力で開発、建造した、初のステルス機能を持つ双胴型ミサイルコルベット「沱江艦」が23日、正式に中華民国の海軍に引き渡された。このコルベットは全長60.4メートル、幅14メートル、最高速力38ノット、排水量502満載排水トン、航続距離2,000カイリで、対艦ミサイルを配備できる。

中華民国台湾が自力で開発した、初のステルス機能を持つ双胴型ミサイルコルベット(砲艦)「沱江艦」が23日、正式に中華民国の海軍に引き渡された。引渡し式は23日午前、国防部の厳明・部長主催の下、台湾北東部の宜蘭県蘇澳で行われた

厳・国防部長は、「このコルベットは、国防の自主性と艦艇の国産政策を指導する際の模範となる。その形は海軍の艦艇でこれまでになかったもの。国軍の今後の軍備整備にとって非常に重要なものになる。」と「沱江艦」の重要性を説明した。

このコルベットは全長60.4メートル、幅14メートル、最高速力38ノット、排水量502満載排水トン、航続距離2,000カイリで、雄風2型および3型の対艦ミサイルを配備でき、高速の特性があり、ステルス機能も持つため、迅速に目標に接近し、ミサイルで標的を攻撃することができるという。

なお、中華民国軍はこのシリーズのコルベットを8隻から12隻建造し、2015年3月に正式に国軍に編入する予定。





(朝鮮日報日本語版) 中国で韓国企業は痛い目、日・台企業は成功のワケ

中国市場で苦戦する韓国企業が続出している中、台湾や日本の企業は中国でサクセスストーリーを生んでいるケースが多い。今年上半期の中国に対する投資額は、台湾(31億ドル=約3400億円)、韓国(28億ドル=約3070億円)、日本(24億ドル=約2632億円)の順で、3カ国で差はあまりないが、結果はまるで違っていた。勝負を分けたのは「選択と集中」、そして「徹底的な調査と準備」だった。

 1997年に河南省鄭州市にデパート第1号店をオープンして以来、17年間にわたり同省だけで展開している台湾の流通企業「デニス(DENNIS)」がその代表的な例だ。同社は現在、河南省だけでデパート16店舗、大型スーパー44店舗、コンビニエンスストア118店舗を展開している。2012年の総売上高は134億元(約2393億円)に達した。「河南省は中国中部の内陸にある新興市場として浮上するだろう」と判断、選択・集中戦略を駆使したのだ。

 1980-90年代から中国に進出し始めた日本企業は、中国市場でシェアNo.1にこだわらず、高級品集中戦略を取った。中国であらゆる階層をターゲットにすると、現地企業との競争で勝てる見込みがないと考えたのだ。カジュアルファッションのユニクロ、医療・計測機器メーカーの島津製作所、流通企業のイトーヨーカドーなどがそうした戦略を取っている。

 2002年に初めて中国に進出したユニクロは当初、低価格品戦略を展開して各店舗で赤字を出し苦戦した。そのため05年からは価格を引き上げ、中国の新中産階級層を新たなターゲットにしたところ、同年に8店舗だった店舗数は現在260店舗を突破した。ユニクロは20年までに中国に1000店舗以上をオープンさせると豪語するほど快調に飛ばしている。

忘年会シーズン間近、量販各社が電化製品を大幅値下げ

企業主催の従業員向け忘年会「尾牙」シーズンを控え、カルフール(家楽福)、大潤発(RT-MART)、愛買(a.mart)など量販店各社で大幅値下げ、商品券プレゼント、豪華景品の抽選などのキャンペーンが始まった。

カルフールは前回シーズンの今年初めに売上を前年比で2割伸ばし、今シーズンはさらなる業績向上を目指す。大潤発も前年比2割増の売上を目指している。今年はテレビや洗濯機など例年通りの品目に加え、食品安全問題の影響を受け、豆乳絞り器やハンドミキサーなど調理家電の人気が高まっているという。愛買では過去最高額の商品券キャンペーンや小型家電のまとめ買い割引を打ち出し、前年比3割増を目指すとしている。

国発会、15年の国家発展計画を発表[経済]

台湾発展戦略の司令塔を担う国家発展委員会(国発会)は22日、政策方針や経済目標などをまとめた2015年度の「国家発展計画」の原案を発表した。経済面では実質域内総生産(GDP)で3.1~3.7%の成長を目指すことなどを盛り込んだ。

同計画では、政策ビジョン「黄金十年 国家願景」に基づき、経済や社会、環境などの各分野で個別の政策と目標を設定。今後は行政院(内閣)の承認を得た後、政府各省庁が実践に移す。

経済の各指標については、◇GDPの3.1~3.7%成長◇失業率を3.8%~3.9%に抑制◇消費者物価指数(CPI)の上昇率を2.0%以下に抑制――などを目標に定めた。経済政策については、イノベーションの促進や他国・地域との経済協力協定の締結、規制緩和と「自由経済モデル区」の推進、人材育成の強化などを推し進めるとした。

このほか社会面では、高齢化対策や食品の生産履歴を追跡するトレーサビリティーシステムの構築、不動産取引の情報公開など、環境面では屋上への太陽電池設置推進などを政策の主軸に盛り込んだ。

台北101の花火ショー、実施が正式決定 資金調達に目途立つ

超高層ビルの台北101が毎年開催している新年の花火ショーが、2015年も予定通り実施される見通しとなった。協賛金不足で一時は実現が危ぶまれていたが、民間団体の支援が得られることになったという。

新年の到来を伝える風物詩になっている台北101の花火ショー。今回は218秒の華麗な演出をするとアピールしていた。だが、主要株主の頂新グループが、違法な成分を混入した食用油を製造、販売していたのが発覚したため、関係者が同ビルの副董事長(副会長)などを辞任。協賛金調達の目途が立っていなかった。

費用は3800万台湾元(約1億4400円)。同ビルの宋文キ董事長(会長)は23日の記者会見で、花火ショーは毎年行うと宣言した。(キ=王へんに其)




台湾の交通安全を見守る「小緑人」:“生誕の地”台北に解説ボード設置

台北市交通局は23日、歩行者用信号機に映し出される歩く人のシルエット、通称「小緑人」について市民に理解を深めてもらい、交通安全への意識を高めようと、第1号機が設置された同市内の交差点に解説ボードを設置した。

小緑人の信号機は1999年3月18日、現在の「台北101」近くの交差点に初めて設置された。人型のアニメーションと、信号の色が変わるまでの時間を表示した信号機は世界でも初の導入だった。

デザインは交通局独自のもので、今は台湾各地に普及しているほか、これまでに海外からも多くの視察があったという。7種類のイラストの組み合わせで小緑人の動きを作り出し、その歩く速度で通行可能な残り時間の長さを表している。

外国人観光客のために、ボードには英語の解説が加えられたほか、信号機を写真に収める人々のニーズにあわせ、フェイスブック上でチェックインできるサービスも提供されている。



台湾鉄道の特急列車、一部で運賃値上げ検討

台湾鉄路が、特急列車のプユマ(普悠瑪)号とタロコ(太魯閣)号の運賃値上げを検討していることが分かった。対象となるのは休日に運行される一部の列車で、値上げ幅は最大で9%になるとみられる。

現在プユマ号とタロコ号には、在来型の特急自強号と同額の運賃が設定されている。台鉄によると、同種別に使用している車両が複数あるため、快適性に差異が生じ、乗客が新型電車に集中し、乗車率にバラつきが出ているという。

混雑緩和のため、台鉄ではプユマ号とタロコ号の運賃を値上げした上で、速度が遅いディーゼル気動車の自強号の運賃を少なくとも5%値下げしたい考え。交通部で認可された場合、来年旧正月(2月19日)ごろに新運賃を適用するとしている。

ただ、運賃が変更されるのは台北から花蓮、台東などを結ぶ東部幹線に限り、西部幹線は据え置く方針だ。

台湾・南投県、抗日運動「霧社事件」発生の10月27日を記念日に制定

南投県政府は23日、日本統治時代の1930(昭和5)年に起きた台湾原住民(先住民)セデック族(当時はタイヤル族に分類)による抗日蜂起「霧社事件」を記念し、毎年10月27日を県の記念日に制定した。歴史的事実を後世に伝えたい考えだ。

陳志清代理県長は、事件を忘れないために、10月27日には関連行事を行うとしている。

【 霧社事件 】 日本の統治に不満を抱いた抗日勢力が、現在の南投県仁愛郷にあった霧社地区の小学校で行われていた運動会を襲撃し、日本人約130人を殺害した事件。その後、日本軍と警察は武力鎮圧を行い、600人以上のセデック族の人々が命を失っている。

韓国人旅行者、忘れ物を見つけてくれた台湾警察に感謝

訪台中だった韓国人旅行者ら3人がバスに置き忘れたバッグが、台湾の警察の捜索により、持ち主の元へ無事戻されたエピソードがあった。

新北市警察局野柳派出所によると、台湾の景色や人情を感じようとバスで旅行していた3人は、観光地の野柳で下車する際にバッグを置き忘れたという。荷物の中には、旅の思い出を記録したデジタルカメラも入っていた。

遺失届を受けた担当警察官は忘れ物の特徴などを取り調べた後、バス会社に連絡し、しばらくしてバッグが見つかったとの連絡を受けると、荷物受け取りのために3人をバス会社の営業所まで連れて行った。

韓国人旅行者は台湾の警察の尽力に感謝する言葉を述べ、一緒に記念撮影をして、その場を離れた。警察官が韓国を訪れた際には、必ずおいしいものを食べに連れて行くと約束したという。

2014年に韓国から台湾を訪れた旅行者は21日までに50万人を突破し、前年同期の約35万人から大幅に増加している。

加工輸出額、今年は最高更新の見通し

電子製造業の輸出が好調を示していることから、台湾の加工輸出区における輸出額は今年、台湾元4500億元に達し、これまでの最高を記録する見通し。経済部加工輸出区管理処が22日に発表したところによると、11月の加工輸出区における輸出額は、479億元で昨年同期比70%増加、1月から11月までの加工輸出区における輸出額は台湾元4073億元(約1兆5043億日本円)で、昨年同期比20%増加した。

加工輸出区管理処の予測によると、年末、ハイテク電子製品が好調を維持する中、通年の輸出額は台湾元4500億元(約1兆6923億日本円)に達し、史上最高を更新するという。

阿里山鉄道開業102年 ヒノキ製客車を特別運行へ

阿里山森林鉄路は今月25日、開業102年を記念してヒノキ製客車を連結した列車を特別運行する。

同鉄道は日本統治時代の1912(大正元)年に嘉義-二万坪間で正式営業を開始した。急勾配を上るためにスイッチバックやループ線などの施設や特徴を持ち、世界的にも知られている。

特別列車が運行されるのは嘉義-北門間と沼平支線。それぞれ4両のヒノキ製客車が連結される。また、北門駅前では2009年8月の台風で被災した線路の復旧工事の様子を収めた写真や、同鉄道運転士が手がけた蒸気機関車の模型が展示される。

これに合わせて台湾鉄路嘉義駅でも鉄道関連の特別展示が行われるという。

台湾、11月の失業率3カ月連続改善 年間4%割る可能性も

行政院主計総処は22日、今年11月の失業率を発表し、前月比0.06ポイント減の3.89%だったことが分かった。同月としては2008年以来の最低水準で、3カ月連続で改善した。

季節調整値は3.87%とやや低くなったが、アジアの日本(3.5%、10月)や韓国(3.4%)などを上回った。

同月の失業者数は、前月より6000人減少し45万1000人。平均的な失業期間は10月より0.7週間長い26.2週間だった。

台湾の失業状況が近年改善傾向にあり、景気が順調に回復していることから、今年通年の失業率は、リーマン・ショック前の2007年に続いて再び4%を下回る可能性が指摘されている。

台湾の大学生、失われかけた音を収集する旅で「音地図」作成

現在では失われつつある昔ながらの音を残そうと、台湾の大学生らが台湾各地を歩きまわって作った「音地図」をインターネット上で公開している。学生らは、この取り組みによって過去の社会発展について理解を深めてもらえればとしている。

学生らは台湾各地を訪れ、ポン菓子を作る際の爆裂音や、アイスクリームやちまき売りの声、伝統的な網引き漁の音など約30種類を集めた。そのうち20種類の音をインターネット上の地図に落とし込み、一般の人々にも聞いてもらえるようにしている。

参加した学生の一人はこの活動のきっかけを、趣味である旅行に大きな意義を持たせたかったと話した。事前にネットで検索をしたり、現地の住民に聞き込みをするなどして関連する情報を集めたという。

学生らが通う台湾大学(台北市)からは、優れた活動を行ったとして、20万台湾元(約75万円)の奨学金が提供された。

日台の大学が野球の親善試合 中国文化大が駒澤大破る

中国文化大学(台北市)と駒澤大学(東京都)による野球の親善試合が22日、新北市の新荘球場で行われた。文化大が5回に一挙6点を奪う猛攻を見せ、8-3で勝利した。台湾の複数メディアが伝えている。

中国文化大学は先月の21U(21歳以下)ワールドカップで優勝した台湾の代表メンバーのうち9人も所属している強豪校。同校の主力選手で21Uでは4番を打った王柏融外野手は、台湾のみならず日米の球団からもアプローチが来ているという。

対する駒澤大学は、今年の明治神宮野球大会の優勝校。ただ、来秋ドラフト1位候補のエース左腕、今永昇太はこの試合には登板しなかった。同校はこの後も台湾の大学と親善試合を行い27日に帰国予定。

立法院占拠の学生リーダー、過去の痴漢行為を告白 国政参加に影響か

学生運動家の陳為廷氏(24)が22日、過去に痴漢行為で起訴猶予処分になっていたことを明らかにした。陳氏は今年3月に起きた立法院(国会)占拠事件の学生リーダーで、来年2月に苗栗県で行われる立法委員(国会議員)補選に出馬する意向を示しており、影響が出そうだ。

この日メディアの取材に応じた陳氏は、2011年7月、新竹から台北に向かう高速バス車内で、隣の席で寝ていた女性の胸を触ったと告白。その後、警察で取り調べを受けるなどしたが、被害者の同意もあり、起訴猶予処分になったという。陳氏は2012年にもクラブで女性の体を執拗に触り、大学側から指導を受けたとしている。

陳氏は23日、「女性に不快な思いをさせ申し訳なく思う」と改めて謝罪。「みなさんを騙したくなかった」、「許しを請いたいとは思わない。ただ、この問題について努力したことを証明したい」と語った。国政参加への影響は必至と見られるが、予定通り出馬する方針だ。

だが、民進党関係者の中には、陳氏の立候補について「不適切だと思う」と支持しない考えを示す人も現れている。一方、対抗馬とされる国民党の徐志栄氏は「罪を認め、改めたのならばいいことだ」とコメントした。

馬・総統:両岸経済協定が中小企業に有利

馬英九・総統が台湾海峡両岸の経済貿易協定は中小企業にとって有利だとの見方を示した。馬・総統は23日、「2014台3回中華中小企業リーダー賞」の受賞者と会見した。席上、馬・総統は、台湾経済の発展とモデルをチェンジのプロセスの中で、中小企業は常に産業の主力となっている。経済部の統計では、昨年末時点では、台湾における中小企業の数は133万社あまりで、企業全体の98%近く占めており、858万の雇用機会を創出している。その生産額は、台湾元11兆3000万元あまりに上り、経済の安定、就職機会の提供で重要な役割を果たしていると、中小企業の重要性を説明した。

馬・総統は、また、総統就任後、常に中小企業を取り巻く環境に高い関心を示していると前置きし、具体的な政策として、営利事業所得税の引き下げによって中華民国台湾を世界で営利事業所得税が最も低い国家の仲間入りにしたこと、研究開発やイノベーションで租税の減免を可能にする租税制度を実施したこと、従業員の増加に伴う減税措置を実施したことなどの優遇措置を挙げた。

馬・総統は、法規制の緩和における政府の取り組みにも言及、世界銀行が今年10月に発表した最新版の「ビジネス環境の現状2015」では、台湾は調査対象となる189のエコノミーのうち、日本、カナダ、スイスなどの先進国を抜いて19位にランクされていると説明した。

馬・総統は、「開放は台湾が歩まなければならない道だが、諸外国との外交関係、および中国大陸などの要素の影響で、台湾が諸外国との自由貿易協定の締結で大きな困難に直面している。しかし、われわれは諸外国との自由貿易協定などの締結に取り組む必要がある。例えば、中国大陸と調印した、ECFA・台湾海峡両岸経済合作枠組み協議は台湾に大きなビジネスチャンスをもたらしたが、常に誤解を招いている。」と指摘、中小企業が政府に協力してそのメリットを一般大衆に説明するよう呼びかけた。

国発会、2015国家発展計画発表

行政院国家発展委員会(国発会)が22日、2015年国家発展計画を発表、初めて単一の数字でなく、幅を持たせた方式で、経済目標を示したほか、社会と環境の面における主な政策も計画に盛り込んだ。

国家建設の目標の枠では、来年の経済成長率目標は3.1%から3.7%で、一人当たりの国内総生産は2万2649米ドルから2万2807米ドルで、失業率は3.8%から3.9%、消費者物価指数(CPI)の上昇率は、2.0を越えないことを目標にしている。

国家発展委員会の管中閔・主任委員は、「経済が上向く際、主計総処が発表した推計値はそれに追いつかないため、常に予測はずれが指摘されている。景気の推計値には上下推移するリスクがある。幅を持たせる方式は、経済発展のプロセスで発生可能な各種の状況をさらに正しく反映することができる。」とそのメリットを説明した。

管・主任委員は、経済成長率の上限目標を達成するため、政府は引き続きイノベーションや起業を奨励、産業イノベーション条例を改正、諸外国との経済協力協定(ECA)や自由貿易協定(FTA)、中国大陸との貿易協定などの締結に取り組むとともに、規制緩和や自由経済モデルエリアの建設を推進、人的資本への投資を強化し、地元での就業機会を創出していくよう努力する方針も示した。

柯文哲氏、両岸関係に「四つの互いに」提出

11月29日に行われた統一地方選挙の台北市長選挙で、当選を果たした、無所属の柯文哲氏が、「92年コンセンサス(一つの中国、それぞれの立場表明)」に対して疑問を示し、両岸関係に対して「四つの相互関係」の理念を打ち出した。

中国大陸の対台湾事務担当の国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍・主任は、台湾の統一地方選挙の前に、「92年コンセンサス」は両岸関係の平和的な発展を促す基礎であると強調した。柯文哲氏は22日、中華民国台湾の国家通信社である、中央通信社の単独インタビューの中で、「92年コンセンサス」は1992年のものだった。今年は2014年だ。なぜ、22年前のコンセンサスを今日の議題を討論する際の基礎にするかと疑問を投げかけた。

柯文哲氏は、両岸は現状の下、新たなコンセンサスを求めるべきだとして、「互いに認識し、互いに理解し、互いに尊重し、互いに協力する」という四項目の原則を掲げた。

知られざる台湾の人気観光スポットTOP20

 世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor」の日本法人であるトリップアドバイザー株式会社は、同サイト上に投稿された過去 1年間の日本語以外の口コミ評価をもとに、外国人観光客に人気がある台湾の観光地をランキング化した「日本人がまだ知らないかもしれない台湾2014」を発表した。「日本人がまだ知らないかもしれない台湾」ランキングは、1位には自然豊かな台湾を代表する景勝地である「太魯閣(たろこ)国立公園」(花蓮)、2位には日の出の美しさで特に定評がある「合歓山(ごうかんざん)国家森林遊楽区」(南投)、3位には台北の夜景を一望できる「象山自然歩道」(台北)と、いずれも自然豊かな観光スポットが上位に選ばれた。

 続4位にはアートを楽しめる「駁二芸術特区(高雄)」、5位には「国立海洋生物博物館(屏東)」がランクイン。20位までにはビーチや動物園もランクイン、グルメやショッピングだけではない台湾の様々な観光スポットが並んだ。このランキングが次に日本人旅行者が台湾を訪れる際にも参考になり、旅の楽しみを更に広げてくれること間違いない。

■「日本人がまだ知らないかもしれない台湾2014 」トップ20

1位 太魯閣国立公園(花蓮)
2位 合歓山国家森林遊楽区(南投)
3位 象山自然歩道(台北)
4位 駁二芸術特区(高雄)
5位 国立海洋生物博物館(屏東)
6位 仏光山仏陀紀念館(高雄)
7位 猫空ロープウェイ(台北)
8位 中正記念堂(台北)
9位 龍山寺(台北)
10位 逢甲夜市(台中)
11位 阿里山(嘉義)
12位 七星潭ビーチ(花蓮)
13位 饒河街観光夜市(台北)
14位 陽明山(台北)
15位 九フン(新北)
16位 野柳風景区(新北)
17位 台北101(台北)
18位 国立故宮博物院(台北)
19位 淡水区(新北)
20位 台北動物園(台北)

■1位 太魯閣国立公園(花蓮)-「山岳国家台湾を実感できます!」と、豊かな自然を満喫する声が

 大理石の採掘地としても有名な太魯閣は、台北から日帰りツアーで訪れる人が多く、ハイキングを楽しむ旅行者の様子が口コミから知ることができる。訪れたある女性からは次のようなコメントが寄せられている。

“Visited this wonderful place in Hualien together with a guide, who helped us to walk across ravine and cross hanging bridges. Walked in tunnels in dark with small lamps and with water from the top like raincurtains. Looked down the river an injoyed the funny scapes of the mountains.(峡谷や吊り橋を渡るのを助けてくれたガイドと一緒に、この素晴らしい花蓮を訪れた。水の雫がカーテンのように滴り落ちる中、小さなランプを持って暗いトンネルを歩き、川を見下ろして、山の豊かな形を見て楽しんだ。)” 、
“Must visit if you are a nature lovers(自然が大好きなら絶対に行くべき)”観光スポットとして、旅行者の人気を博している。

■2位 合歓山国家森林遊楽区(南投)-素晴らしい朝日や星空、雲海など、自然の絶景に高い人気

“Viewing the sky full of stars & sun rise here are absolutely amazing.(空いっぱいの星空と日の出は本当に美しい)”、
“The view of the mountains in different directions was very good.(四方の山々の眺めがとても良かった)”と絶景を称える声が並んだ。
 朝日や星空、また天気の良い日には雲海を楽しんだという声も多く、
“No matter day or night, this place will give you an unforgettable feeling.(昼夜問わず、この場所は忘れられない気持ちにさせてくれる)”スポットとして、訪れる人を虜にしている。

■3位 象山自然歩道(台北)-“The best view of Taipei(台北で一番の景色)”が見られると話題に

“The view of Taipei city including Taipei 101 is just breathtaking. It is a must see during sunset.(台北101を含む台北市街地の眺めは本当にはっとさせられる。夕暮れ時に見るべき。)”
と、ランドマークの一つである台北101を含めた市街地を一望できるスポットとして、旅行者の人気を博しているようだ。“Splendid views, you´ll be glad you went(素晴らしい景色に、行ってよかったと思うはず)”と、絶賛の声が寄せられている。

■4位 駁二芸術特区(高雄)-屋外オブジェを楽しめる、アートスペースとして旅行者に人気

“Well worth a visit(行く価値あり!)”、
“A must go in your Kaohsiung travel plan(高雄の旅で絶対に行くべき所)”
と、道端に展示されるアート作品の数々が、訪れる旅行者を大いに楽しませている様子が口コミから知ることができる。
“Not to mention, there are a number of art center around that street. Different art centers bring different experience to the audiences.(言う間でもなく、その通りには数多くのアートセンターがある。それぞれ観る人に違う経験をさせてくれる。)”
と、バリエーションの豊かさも人気の秘密であるようだ。

■5位 国立海洋生物博物館(屏東)-来る人を飽きさせない充実のプログラムに高評価が並ぶ

“There is a program with the aquarium that you can pay to spend the night.(一晩泊まれるプログラムがある)”ことでも有名な国立海洋生物博物館は、“It is both educating and entertaining for all ages to visit.(教育的にもエンターテイメント的にも、全世代にとって訪れるべき場所)”との声が寄せられ、年齢を問わず多くの人に絶大な人気を誇っているようだ。

 この結果について、台湾観光協会東京事務所の江明清所長は、以下のようにコメントしている。

「2014年台湾を訪問された日本人旅行客は160万人を超えており、今回のランキング外にも、実はまだまだ知られていないおススメの魅惑的な大自然スポットや観光スポットが台湾にはまだまだあります。ぜひ台北を飛び出して、台湾中部、南部そして東部の隠れ家的スポットを発掘してみませんか?美味しいグルメはもちろん、感動を覚える多種多様なDIY体験など楽しみ方もいろいろな、2015年もホットな台湾へぜひお越しください」

■集計方法
「行ってよかった!日本人がまだ知らないかもしれない台湾2014」は、2013年11月~2014年10月の1年間に台湾の観光スポットに投稿された日本語以外の口コミを、星評価(5段階)の平均、口コミの投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムを集計してランキングを算出したもの。







ロンブー、台湾で年末特番を撮影 地元民のみが知る情報を紹介

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ロンブー、台湾で年末特番を撮影 地元民のみが知る情報を紹介


お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳と田村亮が22、23日の2日間、交通部観光局の招きで台湾を訪れ、日本で年末に放送される特別番組の撮影を行った。

淳と亮の二人が台湾でともに撮影を行うのは今回が初めて。過去に自身の冠番組を持つなど台湾でも芸能活動を行う淳は「台湾通」として、ダレノガレ明美ら出演者に、「ショーロンポー」(小籠包)や台湾式ピザとも呼ばれる「葱油餅」、高級スープの「仏跳牆」などを紹介した。

亮は台湾で唯一の「ドリルマッサージ」を体験。顔をゆがませ、叫び声をあげつつも、施術終了後は身体がすっきりとしたようだった。

番組は「台湾の地元民しか知らない日本人が興味のある情報」をコンセプトに制作され、関西テレビで29日に放送予定。観光局は、年末年始の休暇を過ごす人々に台湾観光をPRすることで、2015年の台湾旅行ブームをさらに盛り上げたいとしている。

観光局によると、今年1月から11月までに日本から台湾を訪れた旅行者は前年同期比約16%増の148万3671人に上り、過去最高を更新している。

来年「台湾灯会」、中・彰・投一体化

台湾中部の台中市、彰化県、南投県が来年の旧暦1月15日の元宵節(ランタンフェスティバル)を共に祝う方針。2015年未年の台湾ランタンフェスティバルは台中市にある、台湾新幹線こと、台湾高速鉄道の台中駅の所在地、烏日区で開催される。25日に台中市長に就任する、林佳龍氏は、同じ台湾中部にある、彰化県、南投県とタイアップして一泊二日の旅行プランを出すと発表。

行楽客は、台中市で開催されるランタンフェスティバルを参観したあと、彰化県の鹿港にある、海の安全を守る女神、媽祖を祀る廟、天后宮で参拝、それから南投県の景勝地、日月潭に泊まって現地の美しい景色やロープウエーを楽しむというプラン。

林佳龍氏は、中部台湾は大きな生活圏だ。生命共同体でもあると述べ、彰化県、南投県と共にこの地域を管理する構想を打ち出し、台湾ランタンフェスティバルは台中市だけのものではなく、台中市、彰化県、南投県にとって共同のビジネスチャンスなのだと強調した。

旧暦の1月15日は元宵節、台湾各地ではランタンフェスティバルを催して祝う習慣がある。その中で最大規模なのは、中央政府主催の「台湾灯会(台湾ランタンフェスティバル)」。最初は台北市での開催のみだったが、2001年以降、台湾各地持ち回りで開催されている。今年の開催地は台中市。

深刻化する台湾の大気汚染 PM2.5の3割以上が中国大陸から飛来

台湾の中南部では、冬に入り大気汚染が深刻化している。気象に詳しい専門家は、この時期に台湾で観測される微小粒子状物質(PM2.5)のうち、約3割が中国大陸から飛来し、場合によっては7割に達することもあると分析している。

行政院環境保護署は24日、中南部で大気が拡散しづらく、空気中のPM2.5濃度が高くなっているとして、屋外での激しい運動を避けるよう呼びかけている。専門家によると、中国大陸からの汚染物質が、冬に強まる北東の風に乗って台湾付近に滞留しているのが大気汚染悪化の原因だという。

中央研究院の研究員は、PM2.5の吸引が肺がんや慢性的な呼吸器疾患につながると警鐘を鳴らす。ただ、過剰に反応する必要はなく、タバコをやめ、公共交通機関を利用し、廟への参拝時には線香の利用を控えるだけでも、吸い込む量を抑えられると話している。

ミスタードーナツ、セブン店内に販売コーナー[商業]

ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」を運営する統一多拿滋は23日、コンビニエンスストア台湾最大手のセブン―イレブンの店内に販売コーナーを初めて開設した。

台湾高速鉄路(台湾高鉄)の桃園駅構内にあるセブン―イレブンのレジの近くにミスタードーナツ専用の販売ケースを設置した。双方とも統一超商(プレジデント・チェーンストア)の事業部門であることから、連携が実現した。統一多拿滋は現在、台湾域内でミスタードーナツを57店展開しているが、セブン―イレブンの店舗ネットワークを活用し商品の販売を拡大する。統一多拿滋の広報担当者は「店内でドーナツを販売することで来店客の層がさらに広がることを期待している」と語った。セブン―イレブンはドーナツを扱うことで、いれたてコーヒーの販売促進を狙う。

統一多拿滋は、ドーナツ商品を販売するセブン―イレブンの店舗を来年には100店に増やす予定だ。

日本統治時代の官舎がレストランに再生 民間企業が費用捻出

日本統治時代の1920~30年代ごろに建てられた元宿舎の修復工事が完成し、今月22日に和の情緒や芸術などが楽しめるレストランとして生まれ変わった。

台北市の杭州南路にあるこの住宅は、2006年に市の歴史的建造物に登録されたが、長年使用されることなく荒廃していた。昨年、同市文化局が古い建物の再生プロジェクトを打ち出したところ、民間企業が名乗りを上げ、修復工事が続けられていた。

「楽埔町」と名付けられたこの建物にはレストラン以外に染物職人の曽啓雄氏が常駐し、天然植物を使った染物のレクチャーなどが行われる予定。

文化局によると、このプロジェクトではすでに22棟の古い建物で修復が行われており、今後も順次一般に公開されるという。

台北メトロ、観光局ゆるキャラの特別塗装列車運行

台北メトロ(MRT)は25日から、交通部観光局のイメージキャラクター「Oh! Bear」([ロ屋]熊/オーション)のイラストなどをラッピングした特別列車の運行を開始した。台湾観光を広くアピールする。

台湾初のバーチャル公務員で、「超級任務組」のトップとして国内外のイベントなどで活躍するオーション。鮮やかなイエローやオレンジを基調にデザインされた特別車両には、さまざまな表情のオーションが描かれており、観光局では通勤客に和んでもらいたいとしている。

特別列車は1月21日まで運行される。

きょう就任の柯文哲台北市長「よりよい台湾をつくりたい」

11月29日の台北市長選で、国民党の連勝文氏を大差で破り当選した無所属の柯文哲氏が25日、同市長に就任した。引継ぎ式に出席した柯氏は、周辺自治体と連携した「首都生活圏」の形成計画を打ち出し、「よりよい台湾をつくりたい」と語った。

柯氏は「進化した台北」を建設したいと述べたほか、同じく台湾北部にある新北市、基隆市、桃園市、宜蘭県との連携を強化する考えを示した。また、任期中は「全市民参加型の開かれた市政府」を目指して、無所属の強みを生かし、政党にとらわれない市政運営を行うという。

一方、2期8年を務めたカク龍斌前市長は、「きょうからは一人の市民になる」として、柯氏の手腕を監督すると語った。(カク=赤におおざと)

元阪神・林威助、来季レギュラー奪取誓う/台湾プロ野球

台湾プロ野球、中信兄弟は24日、台湾北部の桃園で例年より早く春季キャンプに入った。今季は故障に泣いた元阪神の林威助(35)が、「来季こそレギュラーの座を勝ち取りたい」と完全復活への意気込みを見せた。

2004年から10年間、日本球界でプレーしていた林。台湾プロ野球1年目の今年は左ひざの手術で5月から戦線離脱を余儀なくされていたが、9月上旬に1軍復帰を果たしている。

林はひざの回復具合は順調だとしたほか、来季は怪我をしないようにより一層気をつけたいと述べた。
今季の成績は、19安打(1本塁打)11打点、打率1割9分。

馬英九総統、ガス爆発事故発生の高雄市に祈り

馬英九総統はクリスマスイブの24日、夏に発生したガス爆発事故で多くの死傷者を出した台湾南部・高雄市の教会を訪れ、一日も早く市民が元気を取り戻せるよう祈りを捧げた。

同市では爆発事故に加えて、デング熱も猛威をふるい、今年だけで少なくとも18人の死者を出していることから、同市の市民は傷を癒やす必要があると話した。

馬総統は中華民国の”国父”とされる孫文もキリスト教徒だったことを挙げ、その信仰と奉仕から大きな影響を受けたと語った。馬総統は過去にも数回クリスマスイブに同市の教会を訪れている。

馬総統が児童養護施設の子供らにクリスマスプレゼントを渡す際に、「総統パパ」と呼ばれたと明かし、「総統お兄さん」や「総統おじいさん」でなくてよかったと話すと、教会は笑いに包まれた。

台湾、過去1年間に風俗店利用した男性は200万人以上か=衛生福利部幹部

衛生福利部疾病管制署の荘人祥副署長は24日、台湾の20歳以上の男性のうち、過去1年間に風俗店を利用した人は233万人、買春をした人は47万人に上る可能性があると語った。

これは疾管署が行った、成人男性を対象にした調査により判明したもの。全回答者数1091人のうち、過去1年間に女性または男性からサービスを受けるカラオケ、理容室、サウナ、バーなどの風俗店を利用したと回答したのは285人(26%)で、買春をしたと答えたのは60人(5.5%)だった。

荘氏は、この結果を台湾の人口に換算するとそれぞれ233万人、47万人となり、2002年の調査時よりも増えていると語った。また、風俗店の利用や買春をしている人は、月収5万台湾元(約19万円)以上、管理職、離婚や別居をしているなどの傾向が見られたという。

調査はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染の現状を把握するために実施。今年11月末現在のHIV感染者は2万8526人で、昨年から2051人増加。年齢別では25~34歳が半数近くを占めている。

誠品書店:2014年熟女客激増

桃園の台茂ショッピングセンターにある誠品書店(エスリード)は、「家にいるかのような憩いの場、読書の時間を楽しもう」をコンセプトにし、消費者に家にいるようなリラックスできる空間を提供している。この書店には台湾北部の桃園、新竹、苗栗地区で初めての児童館も設けられている。

台湾の大型書店、誠品書店(エスリード)が23日、「2014年台湾香港読書趨勢報告」を発表した。それによると、今年、エスリードで本を買った顧客のうち、50歳以上の女性客の消費金額が昨年同期比大幅に増加、増加幅が各客層のうち、最も大きくなっている。買った本は昨年より2万冊増えている。エスリードは、今年、台湾では食の安全の問題が相次いで発生、中年の女性は、読書を通じて家族のためにさらに健康な飲食方法を探すためだと分析している。

エスリードの営業拠点は、台湾と香港に及び、二ヶ所合わせて44店舗ある。今年、台湾のエスリードを利用した消費者はのべ1億4400万人に上り、昨年同期比10%増。海外の観光客が1割を占めている。香港のエスリードの利用者数は今年のべ450万人で、昨年よりのべ100万人余り増。エスリードは、来年第2四半期か第3四半期に中国大陸の蘇州と上海の浦東に新店舗を設ける予定。

なお、エスリードの統計では、今年、台湾のエスリードで本を買った読者は平均で一人本を11.1冊購入、昨年より0.5冊多くなっている。

副総統、イランに代表処設置必要性訴える

呉敦義・副総統がイランに代表処を設置する必要性を訴えている。呉・副総統は24日、「イラン・ビジネスチャンス・シンポジウム」の開会式であいさつした際、「馬英九・総統は6年前に、「台湾を強くし、アジア太平洋地区とリンクし、グローバル市場を視野に」という経済戦略を打ち出した。政府の主な責任は、「国民に協力してビジネスチャンスを獲得、台湾の競争力を向上させる」ことだ。この二大前提の下、イランは、台湾が中東地区で経済貿易関係を発展させる際の最もいい選択肢になる。」と指摘した。

呉・副総統は、イランは中東地区で最大の国家、工業規模も最大だと指摘、「正式な外交関係でないが、商務代表処を設置したい。双方の往来をさらに便利に、頻繁にしたい。それが実現できれば、きっと両国関係の促進にさらにプラスになる。」との見方を示した。

台湾イラン経済貿易協会の蔡裕慶・理事長は、台湾の経済は輸出主導型で、新興市場の開発で輸出のリスクを分散させる必要があると指摘、特に消費人口が16億人にも上っている、ムスリム(回教徒)の市場。みなが共にイランなどのムスリムの市場の開拓に努めるよう呼びかけた。

なお、中華民国とイランは外交関係を持っていない。イランには対外貿易発展協会のテヘラン台湾貿易センターのほかに、外交部の出先機関はない。







高まる中国大陸の軍事的脅威 米機関が台湾に「ゲリラ戦略」提案

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高まる中国大陸の軍事的脅威 米機関が台湾に「ゲリラ戦略」提案



AP通信は25日、米シンクタンクの戦略予算評価センター(CSBA)が、軍の近代化が急速に進んでいる中国大陸への台湾の対抗策として「ゲリラ戦略」を提案したと報道した。

CSBAは台湾と中国大陸の軍事費の比率は2013年時点で約1対14(108億米ドル対1450億米ドル)で、その差は開く一方だと指摘。台湾側が関連予算を大幅に増やしたとしても、大陸側の優位性を覆すことはできないとした。

同センターは軍事力の差をカバーする方法として、「ゲリラ戦略」の採用を主張。具体例として、大型ディーゼル潜水艦8隻を建造するための予算の一部だけで小型潜水艦42隻をつくることが可能で、対艦ミサイルによる反撃のための情報収集や早期警戒の任務にあたらせることができるとしている。

また、大陸側の戦闘機への対抗策については、ベトナム戦争時に北ベトナムが採用し有効性が証明されている、携帯式防空ミサイルによる迎撃を提案。地上戦においてもゲリラ戦を行えば侵攻を遅延させられるとしたほか、サイバー攻撃の有効性にも触れている。

CSBAはこの戦略は米国に対する台湾の軍事的な依存度を低下させるとしたほか、中国大陸の軍事力強化の影響を受けている周辺国・地域にも適用可能だとしている。


PChome、合弁企業設立しタイのeコマース市場に進出
ネット商店「PChome24H購物」やオークションサイト「露店拍売」などを展開する網路家庭(PChome Online)は、東南アジア進出の第一歩として、タイにネット商店の事業会社を設立すると発表した。タイのパソコン周辺機器製造大手・泰金宝科技(CCET:Cal-Comp Electronics)との合弁で、資本金は1億バーツ(約1億元)、PChomeが65%、泰金宝が35%出資する。PChomeにとってはアメリカ・日本に続き国外3カ所目となる海外進出で、タイ進出を東南アジアASEAN市場への足がかりとしたい考えだ。泰金宝はタイで25年の事業経験を持ち、昨年の売上は1215億バーツ、従業員数は1万8707人。

住商と日本車両、プユマ号車両を追加受注[運輸]

住友商事は25日、交通部台湾鉄路管理局から東部幹線で運航する速達列車「普悠瑪(プユマ)号」用車両2編成16両を追加で受注したと発表した。日本車両製造(名古屋市)が製造、住友商事が主契約者として車両を納入する。契約金額は約33億円。

住友商事と日本車両は、台湾鉄路(台鉄)が新たな速達列車を導入するのに伴い、普悠瑪号用の車両「TEMU2000」計136両を2011年1月に受注、12年~14年にかけて納入している。普悠瑪号は13年2月に運行を開始し、台湾北西部の樹林から台北、宜蘭、花蓮を経由し台東までを結んでいる。同じ速達列車の「自強号」よりも到達時間が早いことから人気が急上昇。週末や春節(旧正月)などの連休はチケットの入手が難しい事態となっている。台湾鉄路管理局はこのほど、普悠瑪号の運行拡大に向け住友商事と日本車両に車両の追加発注を行った。

住友商事は「普悠瑪号は、台湾の交通インフラの機能向上につながっている」とコメントした上で、台湾での鉄道車両の受注拡大を目指す考えを強調した。

台湾、第3次安倍内閣との協力強化に意欲

第3次安倍内閣が24日に発足したことを受けて、外交部は25日、これまでの友好的な関係をもとにさらなる交流が行われ、経済を含む各分野での関係が強化されることに期待を示した。

同部の高安報道官は、政府は近年、日本との関係を「特別なパートナーシップ」と位置づけているとした上で、双方が幅広い分野での交流を続け、人の往来も活発化していると説明。

同時に今後は経済連携協定(EPA)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の締結など、台日の経済関係の深化を望むと述べた。

静岡大吹奏楽団、嘉義の中学生と交流 音楽祭参加のため訪台

台湾南部の嘉義市で開催中の「嘉義市国際バンドフェスティバル」参加のために同市を訪れている静岡大学吹奏楽団は25日、同市の北興中学校ブラスバンド部らと交流した。

同楽団が演奏を披露すると、集まった生徒らは音楽に酔いしれた様子で賞賛を送っていた。

同楽団のメンバーは前日に同市の文化路夜市で臭豆腐やショーロンポー(小籠包)、タピオカミルクティー(珍珠奶茶)などの屋台グルメを堪能し、幸せな気分になったエピソードを語った。

同市では日本統治時代の1931(昭和6)年に初めて地元のブラスバンドが結成されたのをきっかけに、吹奏楽ブームが起き、1993年から始まった同イベントは今年で23回目を数える。来年1月1日まで開催され、国内外のブラスバンドが同市内のホールや公園などで演奏を繰り広げる。日本からは4団体が参加している。

台湾・台東県、雲海と日の出が楽しめる熱気球の旅をPR

台東県政府は21日、雲海と日の出などが楽しめる冬季の熱気球体験プランをPRした。空中から台湾で誰よりも早く朝日が望めるという。

飛行時間は約15~20分。料金は1人5500台湾元(約2万1000円)。2月下旬まで美しい空や独特な地形、花畑などを普段とは異なった角度から観賞できる。また、搭乗日の2週間前までに予約すれば一部のプランが1000元(約3800円)割引きになるという。

台東県では2011年に第1回熱気球フェスティバルを開催して以来、熱気球を通じた観光産業の発展や国際的知名度の向上などに取り組んでいる。黄健庭県長は「365日、予約すればいつでも熱気球に乗れるようにしたい」と語った。

阿里山で「初日の出音楽会」開催へ 国内外から演奏家が集結


日の出鑑賞のスポットとして人気が高い阿里山(嘉義県)で、来年の元旦、初日の出を拝みながら音楽が楽しめる「阿里山日出印象音楽会」が開かれる。

同イベントは2003年から開催され、今回で13回目となる。地元や海外から演奏家が集結し、登山客らとともに2015年の初日の出を祝う。主催者側は「音楽と大自然の調和と共鳴が楽しめる」としている。

前日の大みそかには、「歳末迎賓晩会」と称した音楽イベントも阿里山駅前広場で行われる。

馬総統、中華文化を受け継ぐ「正体字」の重要性を主張

馬英九総統は26日、「第11回世界中国語教育セミナー」(世界華語文教学研討会)に出席し、台湾などで使用されている正体字(繁体字)の重要性について語るとともに、両岸(台湾と中国大陸)の人々が互いの文字を理解できるようになればと希望を述べた。

馬総統は、世界における13億人の中国語(華語)人口のうち、正体字使用者は4000万人にも満たないが、中華文化や漢字の美しさを古くから受け継いでいることからその重要性を主張した。

また、中国大陸からの旅行者にあわせ、主要な観光地の標識に大陸で使用される簡体字での紹介を増やそうという提案には、強く反対したことを明かした。さらに、英語に英国式と米国式があるように、中国語でも言語上の和解を促進していきたいと語った。

馬総統は台北市長在任中に漢字文化フェスティバルを開催するなど、正体字の価値向上に取り組んでいる。現在台湾へ中国語を学びに来ている外国人や華僑は1万6000人に上り、数年内には4万人にまで増やしたいとした。

(朝鮮日報日本語版) 台湾・香港系資本も韓国に投資攻勢

ソウルの証券街である汝矣島で話題になったのは、同日営業を開始した台湾系証券会社、元大証券が掲げたスローガンだった。それは「We know China.(中国を知っている)」だった。台湾系だけに中華圏を武器にした格好だ。元大証券は台湾の証券業界147社で最大手。韓国人にはあまり知られていないが、香港、シンガポール、中国本土にも支店を展開している。東洋グループの経営危機で売却された東洋証券を買収し、韓国に進出を果たした。

 元大証券は中国への投資に関心が高い韓国の投資家を集める戦略だ。韓国の投資家の間では、中国の株式、債券に対する関心が高まっており、元大証券の進出に地場証券会社はかなりの危機感を感じている。

 中国資本が中華圏の香港などを通じ、韓国企業の株式を取得する動きも相次いでいる。香港の投資会社、インベスコ香港は先月、公益事業を展開する三千里の株式を追加取得し、出資比率を6.38%に高め、大株主に浮上した。また、別の投資会社RCMアジア・パシフィックは情報セキュリティー業者、ウィンズに12.34%出資していることを明らかにした。東部グループが売却を決めた半導体メーカー、東部ハイテックの買収戦では、世界4位の非メモリー半導体ファウンドリーである中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)、同3位の台湾の聯華電子(UMC)など中華系資本が競合している。

住商と日本車両、プユマ号車両を追加受注

住友商事は25日、交通部台湾鉄路管理局から東部幹線で運航する速達列車「普悠瑪(プユマ)号」用車両2編成16両を追加で受注したと発表した。日本車両製造(名古屋市)が製造、住友商事が主契約者として車両を納入する。契約金額は約33億円。

 住友商事と日本車両は、台湾鉄路(台鉄)が新たな速達列車を導入するのに伴い、普悠瑪号用の車両「TEMU2000」計136両を2011年1月に受注、12年~14年にかけて納入している。普悠瑪号は13年2月に運行を開始し、台湾北西部の樹林から台北、宜蘭、花蓮を経由し台東までを結んでいる。同じ速達列車の「自強号」よりも到達時間が早いことから人気が急上昇。週末や春節(旧正月)などの連休はチケットの入手が難しい事態となっている。台湾鉄路管理局はこのほど、普悠瑪号の運行拡大に向け住友商事と日本車両に車両の追加発注を行った。
 住友商事は「普悠瑪号は、台湾の交通インフラの機能向上につながっている」とコメントした上で、台湾での鉄道車両の受注拡大を目指す考えを強調した。

台湾・民進党、総統選へ着々 「地方が中央を包囲する」

台湾の統一地方選で当選した自治体の首長や議員ら約1万1千人が25日、一斉に就任した。全22県・市のうち野党、民主進歩党が首長ポストを握る自治体は改選前の6から13に倍増し、2016年の総統選に向けて民進党の発言力が増すのは確実だ。中台関係をはじめとする政策論争にも、新たな変化が生まれている。

 「なぜ22年前の合意を今日の議論の基礎にしなければならないのか」

 台北市の柯文哲新市長は23日、中央通信社の取材にこう述べ、中国国民党の馬英九政権が08年の発足以降、中国との交流の基礎としてきた中台間の「92年コンセンサス(合意)」に疑問を投げかけた。

 対中政策を主管する行政院(内閣に相当)大陸委員会の王郁●主任委員は24日、「地方の首長は両岸(中台)政策について論評する必要はない」と不快感を表明。すると、柯氏は「新たな時代には新たな思考がある。どの国を代表して発言しているのか」と述べて反論した。

 民進党は「一つの中国」を前提とする92年合意を認めておらず、中国側は統一地方選で同党が大勝した後も、合意が中台関係の「基礎」だとして受け入れを迫ってきた。柯氏は無所属ながら民進党の支援を受けて当選しており、同党寄りの自由時報は25日付社説で、「首都の市長の模範であり、選挙の投票の意義(の表れ)だ」と評価した。

 総人口の6割以上が「施政下」に入った形となった民進党では20日、選挙で勝利した県・市長13人が集まり、党中央と政策を調整する「連合統治会議」を設置。会議を主催した蔡英文主席(党首)は「国民党の首長の参加も歓迎する」と余裕さえ示した。民進党は16年の政権奪還に向け、「地方が中央を包囲する」との方針で、対中政策をめぐる立法院(国会)での議論でも、強気の姿勢で臨むことが予想される。

 ただ、12年の総統選で民進党は対中政策を不安視されて敗北したこともあり、大幅な方針変更は難しいとの見方も根強い。中国だけでなく日米などとの関係悪化も招きかねず、呉★燮秘書長(幹事長)は今月上旬、ワシントンで「台湾の現状を尊重する」と述べて懸念払拭に努めた。

●=王へんに奇 ★=金へんにりっとう










入浴中に倒れた70歳の日本人男性を命のリレーで救う、台湾~無錫~岡山:台湾

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入浴中に倒れた70歳の日本人男性を命のリレーで救う、台湾~無錫~岡山


中国江蘇省張家港市の日系企業で代表を務める岡山県出身の男性(70)を救うため、台湾~無錫~岡山を結ぶ緊急輸送が行われた。25日付で新華網が伝えた。

男性は10年前、岡山に家族を残して張家港に移り住み、日系企業の代表を務めていた。14日午前3時30分(現地時間)ごろ、自宅の浴槽で意識を失っているのが発見され、すぐに張家港中医院に搬送された。医療スタッフによると、この時すでに浴槽の湯は冷たくなっており、男性は完全に意識がなかった。

その日の晩に男性の家族が張家港に到着。集中治療室(ICU)に入った男性は依然として意識不明のままだった。ICU主任の徐立医師は「脳、肝臓、腎臓、心臓の機能、血液循環系統が損傷を受けていた。入院後も重篤な合併症を起こし、非常に危険な状態だった」と振り返る。南京や蘇州からも専門家を呼んで診察するなど、懸命な蘇生措置の末、男性は4日目に人工呼吸器を外せるまでになった。

その数日後、家族が男性を岡山に連れて帰る意向を示したため、インターナショナルSOSに協力を依頼。最終的に台湾からチャーター便を飛ばし、無錫の蘇南碩放国際空港で男性を乗せて、岡山まで直行で輸送することになった。男性は24日早朝、無錫から岡山に向けて出発した。チャーター便には乗務員4人と医療スタッフ2人が同乗したという。

復興航空墜落調査:パイロットがコース誤る

今年7月に起きた旅客機墜落事故について、飛行安全調査委員会が、パイロットがコースを誤っていたと発表した。トランスアジア航空の国内便、GE222便は7月23日午後5時43分、台湾南部の高雄市から離島の澎湖に向かったが、7時6分に澎湖・馬公空港近くの西渓村に墜落し、乗客と乗組員合わせて48人が死亡、10人がけがをした。

飛行安全調査委員会は、交通部民用航空局、空軍および三軍総合病院、法務部、トランスアジア航空、フランス事故調査委員会、航空機メーカーのATR、カナダ運輸安全委員会、ならびにアメリカ国家運輸安全委員会の、4カ国56人の専門家を招き、9つのチームに分けて4ヶ月あまりの証拠とデータの収集、関係者の面談などを行った。

飛行安全調査委員会の王興中・執行長は、GE222便はコースを誤り、二人のパイロットはいずれも滑走路を確認できなかったと指摘した。なお、最終的な事故原因の分析と改善に向けての提言は来年6月にならないとまとまらない見通しで、最終的なレポートは来年10月、中国語と英語で発表されるという。

太陽電池茂迪(Motech)が聯景(TSI)を買収、世界最大手に
メーカー茂迪(Motech)は26日、ウエハーファウンドリー大手の聯華電子(UMC)傘下企業で、太陽電池メーカーの聯景光電(TSI)との合併を発表した。存続会社は茂迪。

合併基準日は2015年7月1日。株式交換比率は茂迪1に対して聯景6。買収額は約20億5500万元。合併後、茂迪の生産能力は3GW(ギガワット。1GWは10億ワット)に達し、世界最大の太陽電池メーカーとなる。また聯華電子は茂迪の董事(取締役)1席を確保し、茂迪に対する持株比率は約9%で第二株主となる。

台湾、中国大陸による諜報活動の活発化に警戒感強める

厳明国防部長は26日に行われた将官の昇進式で、台湾に対する中国大陸の諜報活動が以前より活発化していることが、近年摘発されたスパイ事件で明るみに出ており、国軍関係者は強い防諜意識を持つべきだと強調した。

厳氏は台湾海峡両岸では近年、緊張緩和にともない、経済や社会に加え、政治面での交流も盛んになっている一方で、大陸は台湾に対する工作を活発化させ、その安全に大きな脅威をもたらしていると指摘した。

また、大陸からの台湾への武力攻撃は随時発生しうるとし、同部として新たな装備の購入など、防衛力強化に積極的に取り組む姿勢を見せた。

年越し恒例の「台北101花火ショー」:衛星放送とネットで全世界に配信

外交部は25日、台北のランドマークタワー「台北101」で来年1月1日の年明けとともに打ち上げられる花火ショーを、衛星中継に加え、インターネットでも配信すると発表した。

今回の衛星中継を巡っては、一度は中止が伝えられていたが、同イベントは国際的にも知名度が高く、放送したいとする海外メディアからの要望を受けて、実施を決定したと外交部の報道官は話した。

映像は、外交部の公式ユーチューブチャンネル「Info Taiwan」や、100を超える在外公館のホームページでも見られる。

今回の花火ショーのテーマは「iSee Taiwan愛惜台湾」。主催者側は世界に台湾精神をアピールしたいとしている。

台湾鉄道、プユマ号の追加車両を日本に発注 運行拡大に向け

台湾鉄路がこのほど、特急電車のプユマ(普悠瑪)号用の車両「TEMU2000型」16両を追加発注したことが25日、住友商事と日本車輌製造の発表で分かった。契約金額は約33億円。

台北と台湾東部の花蓮や台東などを結ぶプユマ号は2013年2月に営業運転を開始。その人気の高さから週末を中心に乗車券が購入しにくい状況が続いており、運行の拡大が必要となっていた。

受注した住友商事と日本車輌製造は、プユマ号は台湾に利便性の向上や観光客の増加、それに伴う経済効果をもたらしているとコメント。これは日本の最新技術が台湾の交通インフラの機能向上に役立っていることの証明であり、今後もその拡充に寄与していきたいとしている。

総統:軍備は自主開発と外部調達を平行に

馬英九・総統が、軍備の自主開発と外部からの調達を平行で進める考えを示した。陸海空三軍の将官昇任式典が26日、三軍クラブで行われ、馬英九・総統が出席。馬・総統はあいさつの中で、過去6年来、国軍の戦力整備と戦闘への準備作業は優れた成果をあげていると評価、国軍の進歩を国民が理解できるよう、国防部がその内容を整理することを命じたと明らかにした。

武器の調達について馬・総統は、さきごろアメリカがペリー級ミサイルフリゲート鑑4隻の売却を認めたこと、ならびに台湾が自主開発した新型コルベット艦がこのほど海軍に引き渡されたことをあげ、武器すべてを自主生産するわけではなく、これからも海外からの調達を続けると述べた。馬・総統は、「我々は調達を進めると同時に、自国生産も進めていく。将来、我々は潜水艦についても、こうした方法をとっていく」と話した。

台湾唯一のPHSサービス業者、破産宣告

台湾で簡易型携帯電話(PHS)のサービスを提供する「ファースト・インターナショナル・テレコム」(大衆電信)は26日、台北地方裁判所から再生手続き終結の決定がなされ、破産宣告を受けたことを発表した。

同社は2008年、台北地裁に再生手続き開始の申し立てをしていた。経営の再建を図るため、今年5月には“次世代PHS”とも呼ばれる無線通信規格「XGP」の普及を推進する団体「XGPフォーラム」の代表者を日本から招くなどして同規格の採用を検討していたが、資金調達のめどが立たなかった。

現在同社のサービス契約件数は60万件あまりで、そのうち約10万件が継続して料金を支払っていることから、同社では使用者の権利を守るため、可能な限りネットワークの運用を続けていく考えを示している。

放送・通信の監督官庁である国家通訊伝播委員会(NCC)は、同社の経営が破たんした場合、PHS利用者の電話番号を他の通信業者に移行し、そのまま使えるようにするとしている。

同社は1997年に設立され、2001年にPHSサービスの提供を開始した後、2005年には契約件数が100万件を突破するなどPHSブームを起こしていたが、その後競合他社が打ち出した通話無料やモバイル・インターネットのサービスに勝てず、業績が落ち込んでいた。

国防部:中共スパイ活動への警戒を強めよ

国防部が、中共のスパイ活動に対する警戒を強めるよう呼びかけた。国防部では26日、2015年度上半期における陸海空三軍の将官昇任式が行われた。国防部の厳明・部長はあいさつし、台湾海峡両岸の情勢は引き続きよい方向に発展しており、経済、社会、さらには政治の面での交流もますます緊密になっているが、中共のスパイ行為の手段はいっそう多元的かつ積極的になっていると説明、最近摘発した機密漏えい事件やスパイ事件を例に、国軍全体への脅威と影響が増しているとの認識を示した。

厳・国防部長はそして、国軍は全員が機密の正確な保護に力を入れ、警戒をいっそう高めるよう求めました。厳・国防部長は、今年退役する軍人やその家族に対しても、こうした意識をしっかり根付かせるよう命じた。

厳・国防部長はまた、中国大陸との軍事バランスについても触れた。厳・国防部長は、東アジアの要衝にある中華民国台湾は中国大陸の脅威と周辺の不安な国際情勢に向き合う中、小規模ながらも優秀、強力で、技巧に優れた国防力を築かなければならないと強調、今後も新たな武器の調達や現有の軍事システムの性能向上を図っていくと述べた。

路上で「カバ」暴れる 輸送中に逃走

苗栗県苑裡鎮で26日、トラックの荷台からカバが逃げ出し、路上で暴れるというアクシデントがあった。カバは付近の車に衝突し後ろ足を骨折するなどの怪我を負ったが、幸いにも人的被害は出なかった。

周辺住民は当初、重さ約2トン、体長2メートル以上の大型動物の出現に驚きを隠せない様子だったが、警察が現場に到着した頃にはカバはすでに力を使い果たして横たわり、怪我の痛みのためか涙を流すのも見られた。その後鎮静剤が注射され、飼育されていた場所に戻された。

このカバは台中市の天馬牧場で飼育されているもので、名前は「阿河」。飼育場の修理のために一時的に苗栗県に移されていたが、牧場に戻すための輸送中、荷台の換気窓から逃げ出したとみられている。

警察は野生動物の輸入に必要な書類を所持していなかったとして、飼い主を「野生動物保育法」違反の容疑で書類送検したほか、苗栗県政府農業処も「動物保護法」違反にあたるとして罰金を科すことになった。

証券取引所得税、大口投資家規定は2018年

株式の売買による所得に課される税金、「証券取引所得税」で、大口投資家を対象にした規定は3年後に実施されることになった。立法院本会議は26日、「所得税法部分条文改正案」を可決。これにより、来年元日に予定されていた大口投資家に関する規定の実施は3年間遅らせ、2018年に施行することになった。

年間の株式売却金額が台湾元10億元(日本円約37億円)を超える大口投資家を対象に、2018年から正式に証券取引所得税を課す。大口投資家は、売買による実際の所得額を申告してそれへの課税を受けるか、売却金額で10億元を超えた部分に、一定の税率で課される税金を支払うかを選択できる。10億元を超えた部分を所得とみなして課税する方式を選択した場合、税率は0.1%で、10億元までの部分には課税しない。

大口投資家への課税をめぐっては、株式市場へのマイナスの影響を不安視する声が強く、今回、実施が3年間遅らせることになった。

台湾企業の金融投資を容易に、中国が規制緩和を検討=新華社

中国は適格外国機関投資家(QFII)制度に基づき、台湾企業による金融市場への投資を容易にすることを検討している。新華社が26日、報じた。対象には債券先物も含まれるという。

また適格国内機関投資家(QDII)制度に基づき、台湾の金融機関が本土の投資家に助言することを許可する可能性があるとしている。

寒さに弱い台湾の会社員、8割以上が「寒波手当」ほしい

求職サイトの「yes123」は23日、寒波襲来時の出勤と冬の商機に関する調査結果を発表し、台湾の会社員の8割以上が「寒波手当」がほしいと考えていることが分かった。

83.5%が「寒波手当」を希望していることに加え、「寒波休暇」の制度を作るべきだと答えた人も62.1%に上り、台湾の人々の寒さに対する弱さを示す結果となった。しかし、社員に寒波手当を与えてもいいとした会社は19.3%にとどまった。

また、防寒のために使ってもいい金額は平均で6618台湾元(約2万5000円)となり、870万8000人の就業者人口から試算すると、576億3000万元(約2183億6000万円)の商機が見込まれている。

年越しに使う予算の平均は4076元(約1万5450円)で、過ごし方の1位は「花火鑑賞」の38.6%だった。2位以下は「外食」(36.4%)、「年越しイベントに参加」(27.3%)となっている。

調査は同サイト上で16日から22日まで、正規社員として働く会員を対象に行い、有効回答数は838件だった。企業を対象とした調査では342件の有効回答を得た。









中国のアヒル養殖で「大量の抗生物質使用」、養殖業者は「自分では食べない」 :台湾

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台湾鉄道、プユマ号の追加車両を日本に発注 運行拡大に向


台湾鉄路がこのほど、特急電車のプユマ(普悠瑪)号用の車両「TEMU2000型」16両を追加発注したことが25日、住友商事と日本車輌製造の発表で分かった。契約金額は約33億円。

台北と台湾東部の花蓮や台東などを結ぶプユマ号は2013年2月に営業運転を開始。その人気の高さから週末を中心に乗車券が購入しにくい状況が続いており、運行の拡大が必要となっていた。

受注した住友商事と日本車輌製造は、プユマ号は台湾に利便性の向上や観光客の増加、それに伴う経済効果をもたらしているとコメント。これは日本の最新技術が台湾の交通インフラの機能向上に役立っていることの証明であり、今後もその拡充に寄与していきたいとしている。

李登輝元総統「台湾は食糧の安定供給に努めるべき」

李登輝元総統は28日、母校の台湾大学農業経済学科で講演し、台湾は「食糧の安定供給や品質、衛生、安全の確保に努めるべきだ」と語った。

同学科の卒業生らが集まるイベントに出席した李氏は、台湾が工業国になり国際貿易が重視された一方で、農業は犠牲を払ってきたと指摘。しかし、農業は台湾の基礎だとし、おろそかにしてはならないと持論を述べた。

また、台湾の食料自給率が32%で国際水準を下回っていることに触れ、全土に12万ヘクタールある休耕地の効果的な活用を訴えた。このほか、農業の永続的な発展には、国際情勢を理解した上で、台湾ならではの競争力をつけるべきだと強調した。

トランスアジア機墜落 事故直前、機長ら滑走路見つけられず

乗客乗員48人が死亡、地上にいた人を含む15人が負傷した今年7月のトランスアジア(復興)航空GE222便墜落事故で、事故機は墜落直前、本来飛行すべき方向を外れ、機長らが滑走路を見つけられずにいたことが分かった。

飛航安全調査委員会が26日に発表した中間調査報告によると、事故機は澎湖の馬公空港への着陸許可を受け、自動操縦を解除した後、本来飛行すべき方向を逸脱したという。

回収されたブラックボックスには、自動操縦を解除後、機長が副操縦士に「滑走路が見えるか」と尋ね、副操縦士が「見えません」と答える音声が残されていた。

機長らは着陸復行(ゴーアラウンド)を決め、エンジン出力を上げたが、その2秒後に木に衝突したとみられる音がした後、空港近くの西渓村に墜落した。現場周辺は台風10号の影響で視界が悪くなっていた。

飛航安全調査委員会では、詳しい事故原因について引き続き調査する方針。来年10月にも最終的な報告書を公表するとしている。




台湾の警察、人気日系衣料店の商品と偽り模造品販売の女を送検

内政部警政署保安警察第2総隊は27日、人気日系衣料店の商品だと偽り、模造したダウンジャケットを販売していた女を書類送検したことを明らかにした。

調べによると女は、台北地区の各地で露店を開き、模造品を税関没収品とうたい販売していたという。最近になり、模造された日系衣料店に消費者から問い合わせが相次いだため発覚した。

倉庫からは模造品4000着あまりが押収された。日系衣料店の商品が本物の羽毛を使用しているのに対し、女が売っていた商品は化学繊維を使用し、正規品の約半値で販売していたという。

台湾・高雄の武徳殿、日本統治時代の趣き取り戻す

日本統治時代に建てられた高雄市旗山区の「武徳殿」が21日、改修工事を終え、かつての趣きを取り戻した。市では今後、展示スペースなどとして活用したい考え。

日本統治時代の1934(昭和9)年に建てられ、警察などにより剣道や柔道の道場として使われていた同地の武徳殿。唐と日本の建築様式を併せ持つ歴史的建造物だったが、1994年に起きた火災で大部分が焼失。2000年から再建工事が行われていた。

しかし、再建後の屋根は焼失前とは異なるガラス張りに変更され、市民からは不評だったほか、冷房費が高くつくなどの理由から利用者がおらず、閑古鳥が鳴く時期もあった。

そのため、高雄市政府は今年、2245万台湾元(約8500万円)の費用と1年近くの年月をかけ、改修工事を実施。屋根はかつての武徳殿と同じ瓦葺きに造りかえられ、日本統治時代の様子を再現した。

市では周辺施設と合わせ、旗山地区の持つ文化的、観光的価値をアピールするとしている。



豪鉄鋼石価格、来年は3割減 中国の需要鈍化で

台湾メディアは、オーストラリア政府が来年の鉄鋼石価格が33%下落すると予測していると報道した。豪州の輸出の伸びが中国の需要増を大きく上回り、供給過剰になることが原因という。24日、環球網が伝えた。

豪政府は来年の鉄鉱石価格を今年平均の88ドルを大きく下回る63ドルと予測した。ルンビニー・グローバル・エコノミクスは「リオ・ティントとBHBビリトンの生産拡大で市場は供給過剰に陥っており、鉄鉱石価格は今年49%下落した。来年も生産を増やし、中国の需要が大きく増えないなら、トンあたり60ドルを割るだろう」と指摘した。

豪政府も「鉄鋼石価格は今後2年は60ドル近辺で推移するだろう。中国の不動産市場は踊り場にあり、供給過剰は来年も続く」と指摘した。

豪州の今年の鉄鋼石輸出量は7億1800万トンで、来年は7億6600万トンに増えるとみられる。一方、中国の今年の輸入量は9億3800万トンで、来年は9億7300万トンにとどまる見通し。

中国青島向けの鉄鋼石価格は17日、1トン68.5ドルとこの5年で最低の水準に落ち込んだ。アナリストは「価格回復には減産しかないが、大手企業は否定的で足並みをそろえての減産は難しいだろう」と指摘している。

レイニー、ヨウション主演「極光之愛」:興行収入1000万元を突破

レイニー・ヤン(楊丞琳)とヨウション(宥勝)が主演する台湾映画「極光之愛」の興行収入が、19日の公開から25日までの1週間で、1000万台湾元(約3800万円)を突破したことが明らかになった。26日付の蘋果日報が伝えている。

先週末の台北地区興行成績では、台湾映画としてはトップの5位に入り、27日付のヤフー台湾の映画レビューランキングでも1位に輝くなど、評価は上々だ。

同映画は24年の時を隔てた二つの初恋を交互に描く感動作。同作で初めて監督を務めた李思源が、自身の父親で台湾を代表する舞台芸術家の故・李国修氏が手掛けた名作舞台「北極之光」を映画版にリメイクした。

キャストには、主演の二人に加え、ジャック・リー(李運慶)やマンディー・ウェイ(魏蔓)、オースティン・リン(林柏宏)など人気俳優が集結した。同作でデビューしたリン・イェンロウ(林妍柔)はその清楚な外見から、女優の綾瀬はるかに似ているとの声も上がっている。

同作は11月に開催された映画祭「ゴールデン・ホース・フィルムフェスティバル」(台北金馬影展)のオープニング作品に選ばれていた。



中国のアヒル養殖で「大量の抗生物質使用」、養殖業者は「自分では食べない」

台湾メディアの中時電子報が26日、中国中央電視台(CCTV)の報道を引用する形で、「中国本土ではアヒルの養殖に大量の抗生物質を使い、こうした抗生物質によって周囲の水、さらには水道水も汚染されている」と報じた。

CCTVが今年10月末から11月初めに中国東北部や華北、華東などの地域で水源地や製薬会社、養殖場の周辺などで水を採取して調査したところ、こうした水から抗生物質が検出された。

中国の一部の地域ではアヒルの養殖に抗生物質が大量に使用されている。養殖業者によると輸出向けの肉については規制が比較的厳しいが、国内向けでは厳しい規制がない。こうした実態を知っているため、「自分が育てたアヒルは食べない」という業者も多いという。

CCTVは、江蘇省南京市の民家では水道水からも抗生物質が検出されたと報じた。しかし現地の水道会社は「水質は国の飲用水基準を満たしており、報道内容は事実ではない」と反論した。

国防部、新庁舎の運用開始:設計は米ペンタゴンを参考に

国防部(国防省に相当)は27日、新庁舎「博愛営区」(台北市)の運用を開始した。同部の厳明部長は、この運用開始は国防部にとって重要な意味を持つとし、新たな地への移転を祝った。

新庁舎は敷地面積約19.5ヘクタールで、計4棟のビルから構成される。構想から完成までに18年の歳月を費やし、158億台湾元(約600億円)を投じて建設された。

設計は米国防総省本庁舎(ペンタゴン)を参考にし、出入り監視や電磁パルス防止のシステムなどを導入した。出入り管理にはセキュリティカードの他に、指紋や虹彩認証も採用されている。

国防部報道官の羅紹和氏は、一部の設備はペンタゴンよりも先進的だと新庁舎への自信を述べた。

近隣には海軍司令部や空軍司令部などもあり、国防部の新庁舎への移転により「国防特区」が形成された。国防部関係者は、これにより維持費などを大幅に削減できると話している。



呂元副総統がハンストの構え 陳前総統の刑務所外治療求め

呂秀蓮元副総統(70)は27日、収賄などで服役中の陳水扁前総統(64)の刑務所外治療が同日中に認められない場合には、28日午後に国立台湾博物館(台北市)前でハンガーストライキを開始すると語った。

呂氏は27日午前、台中刑務所を訪れ、健康状態が不安視されている陳氏を見舞った。陳氏から渡された手紙の中には「私のために絶食する必要はない」とつづられていたが、呂氏は抗議をすることが刑務所外治療の早期実現につながるとしている。

当初、呂氏は25日にハンストを始めるとしていたが、法務部(法務省に相当)が刑務所外治療の可否を再検討する姿勢を見せたことを受け、開始日を3日間繰り下げて事態を静観していた。

だが、陳氏の病状を鑑定している医師らが26日、結論は早くとも29日に出すとしたため、呂氏は予定通り28日午後4時からハンストを行うことを決めた。

中国ドラマのパクリ騒動、台湾小説家が勝訴!「中国の東野圭吾」から新たな火種も

台湾の女流作家・瓊瑤(チョン・ヤオ)が中国のドラマプロデューサーのパクリを指摘して起こした裁判で、北京市第三中級人民法院が原告の訴えを認め、被告側に損害賠償を命じる判決を下した。新浪が伝えた。

騒動が始まったのは今年春。著作の多くが映像化され、20年以上にわたって数々のヒットドラマや映画を生み出してきた「純愛ドラマの母」瓊瑤が、中国の著名ドラマプロデューサーの于正(ユー・チョン)のパクリ行為を指摘した。人気の時代劇ドラマ「宮鎖連城」について、瓊瑤の小説をドラマ化した「梅花烙」の盗作であると指摘し、著作権の侵害を訴えて北京市第三中級人民法院に提訴。今月に入ってから裁判がスタートしていた。

25日、第一審では瓊瑤側の主張を認め、「ストーリーや展開に原告作品と酷似した箇所がある」として、于正を含む5人の被告に500万元(約9700万円)の損害賠償の支払い、ドラマ作品の放送やPR、販売の禁止を命じた。勝訴した瓊瑤はブログで、「知的財産権の勝利」と喜びの声を上げている。また、賠償金はチャリティー団体に寄付することを発表した。

第一審の判決に対し、于正側では「証拠不十分」として控訴することを明らかにしている。

今回の裁判では、著名なヒットメーカーを含む中国の脚本家109人が今月11日、連名で声明文を発表し、瓊瑤への支持を表明。さらに「中国の東野圭吾」と呼ばれる人気作家・周浩暉(チョウ・ハオホイ)氏がこのほど、于正がプロデュースした時代劇ドラマ「美人製造」について、自身の小説「邪悪催眠師」のパクリであると指摘し、提訴することを明らかにしている。

心に残ったデモのシンボル、台湾“ひまわり”学生運動が選出=米メディア

米ニュースサイトのハフィントン・ポストが25日に発表した、2014年に発生し、人々の心に残った抗議活動のシンボルの1つに、台湾の“太陽花(ひまわり)学生運動”の「ひまわり」が選ばれた。

“ひまわり学生運動”は、中国大陸との「サービス貿易取り決め」に反対する学生らが、立法院(国会)を3月18日から約3週間にわたって占拠した社会運動。同サイトはシンボルとなった「ひまわり」は、(ブラックボックスとされた)台湾と中国大陸との関係を照らす“光”を象徴しているとする米紙ニューヨークタイムズの解説を紹介している。

ほかには、真の普通選挙を求める香港の「雨傘」運動、軍政への抵抗を示すタイの「3本指」敬礼、白人警察官が丸腰の黒人少年を射殺した事件に対する抗議のシンボルとなったアメリカの「ハンズアップ」などが選ばれた。

路上で「カバ」暴れる 輸送中に逃走

苗栗県苑裡鎮で26日、トラックの荷台からカバが逃げ出し、路上で暴れるというアクシデントがあった。カバは付近の車に衝突し後ろ足を骨折するなどの怪我を負ったが、幸いにも人的被害は出なかった。

周辺住民は当初、重さ約2トン、体長2メートル以上の大型動物の出現に驚きを隠せない様子だったが、警察が現場に到着した頃にはカバはすでに力を使い果たして横たわり、怪我の痛みのためか涙を流すのも見られた。その後鎮静剤が注射され、飼育されていた場所に戻された。

このカバは台中市の天馬牧場で飼育されているもので、名前は「阿河」。飼育場の修理のために一時的に苗栗県に移されていたが、牧場に戻すための輸送中、荷台の換気窓から逃げ出したとみられている。

警察は野生動物の輸入に必要な書類を所持していなかったとして、飼い主を「野生動物保育法」違反の容疑で書類送検したほか、苗栗県政府農業処も「動物保護法」違反にあたるとして罰金を科すことになった。




台湾のアクロバット飛行隊をテーマにしたドキュメンタリー、元日公開

空軍の曲技飛行隊「雷虎小組」の訓練の様子を1年4カ月にわたって記録したドキュメンタリー番組「台湾菁英戦士:雷虎小組」が来年1月1日に台湾で放送される。

10月に起きた訓練中の事故で、自らの命と引き換えに近隣住民の安全を守った隊員の生前の勇姿も映像に収められており、26日に行われた記者会見に姿を見せたその妻は「夫が撮影に参加できたことはうれしいです。少なくとも映像を通して彼の声を聞けますから」と声を詰まらせた。

飛行隊は事故後しばらく活動を休止していたが、来年にはパフォーマンスを再び披露できる見通しだという。

番組は空軍とドキュメンタリーを専門に放送する「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」の共同で撮影された。国防部の夏立言副部長は、昨年は雷虎小組結成60周年で、番組の完成は非常に意義あることだと述べている。




茂迪(Motech)が聯景(TSI)を買収、世界最大手に

太陽電池メーカー茂迪(Motech)は26日、ウエハーファウンドリー大手の聯華電子(UMC)傘下企業で、太陽電池メーカーの聯景光電(TSI)との合併を発表した。
存続会社は茂迪。合併基準日は2015年7月1日。株式交換比率は茂迪1に対して聯景6。買収額は約20億5500万元。合併後、茂迪の生産能力は3GW(ギガワット。1GWは10億ワット)に達し、世界最大の太陽電池メーカーとなる。また聯華電子は茂迪の董事(取締役)1席を確保し、茂迪に対する持株比率は約9%で第二株主となる。

大手日刊紙「聯合報」によると、台湾中部、苗栗県の後龍鎮にある後龍小学校に、同校の「姉妹校」である日本・福岡県福岡市の那珂南小学校の教員、児童らが訪れ、6日間に渡って文化交流活動を行っている。

苗栗県の小学校を日本の姉妹校が訪問

苗栗県の後龍小学校と日本・福岡県の那珂南小学校は3年前に姉妹校の締結を交わして以来、毎年交流活動を行っており、毎年7月に後龍小学校の児童が日本を訪れ、毎年12月には那珂南小学校の児童が台湾にやってくる。今年は、那珂南小学校の末吉久則校長と2人の先生、10名の児童、そして一人の保護者が来台した。

6日間の課程では、台湾と日本の文化学習、苺摘み、ビー玉入りサイダー作製、ケーキ作製などの活動が行われたほか、台湾の先住民族が多く暮らす、同県泰安郷の汶水小学校を訪れ、かばんを作製した。

那珂南小学校の末吉久則校長は、「台湾の児童は英語、日本語など外国語の能力が高い。児童たちは交流の際、最初は身振り手振りで話をしていたが、しだいに簡単な英語でコミュニケーションをとっていた。帰国後、児童たちはよりまじめに英語を学ぶようになるだろう。交流の成果は大きい」と満足気に話した。

後龍小学校の張国恩・校長は、日本の児童の受け入れ方法について「日本から来た児童たちは、後龍小学校の児童の家庭にホームステイしている。最も直接的な方法で日本の子供たちに台湾の風俗、文化、習慣を理解してもらう」と説明した。

日本から来た女子児童の一人は、かつて台湾に来たことがあり、台湾の印象はいいと言い、小籠包を食べたいと話した。ただ、生活習慣の違いについて、日本のお風呂のある生活に慣れているので、台湾のバスルームにほとんど浴槽がないことについては戸惑う、と話した。

後龍小学校の6年生、林秋汝さんは、「日本の小学生は礼儀正しく、先生たちにしっかり挨拶をする。これからもっと外国語を勉強して、次回はもっとスムーズにコミュニケーションがとれるようになりたい」と、交流の感想を述べた。

2015、2017ユニバ野球代表も郭李監督

11月7日から16日まで台湾の台中市などで行われた、IBAF(国際野球連盟)主催の野球の21歳以下の国際大会、「第1回21Uワールドカップ」で中華民国台湾の代表チームは見事優勝した。台湾で「成人棒球(成人野球)」と呼ばれる18歳以上の世代の大会での代表チームの優勝は、2001年のアジア野球選手権以来、13年ぶりの快挙だった。同大会の優勝においては、アマチュア主体の代表選手たちの活躍がクローズアップされたほか、監督の郭李建夫・氏の手腕も高く評価された。郭李建夫・氏は現役時代、150キロを超えるストレートと、大きく落ちるフォークボールを武器に1992年のバルセロナ五輪の銀メダル獲得に貢献。その後は日本の阪神タイガースでもプレーした名投手。

中華民国野球協会は26日夜、郭李建夫・氏が、来年2015年に韓国の光州で、そして2017年に台北市で行われる、大学生のオリンピック、ユニバーシアードの中華民国台湾の野球代表チームの監督を務めることについて、合意に達したことを明らかにした。

中華民国野球協会の陳太正・理事長は、「21Uの優勝チームの24人の選手のうち、プロ野球選手は、林羿豪・投手(義大ライノズ)、陳品捷・外野手(シカゴ・カブス傘下2A)の2人のみであった中、アマチュア選手主体のチームをまとめることに成功し、優勝したことは大きな意義がある。郭李監督の手腕なしにこの優勝は考えられなかった。郭李監督は選手たちと信頼関係を築き、チームを一丸にまとめることに成功した。これらは優勝できた大きな理由だ」と郭李監督の統率力、指導力を絶賛した。

中華民国野球協会の陳・理事長はさらに、「中華民国野球協会では郭李監督と今後も協力体制をとることを決めた。そして話し合いの末、来年2015年のユニバーシアード光州大会、そして2017年の台北大会において、郭李氏が引き続き、代表チームの監督を務めることで合意した」と説明した。

景気警告信号10ヶ月連続で「安定」の緑

行政院国家発展委員会(国発会)は26日、11月の景気警告信号を発表した。総合判断指数は10月に比べて1ポイント高い25ポイントで、信号は10ヶ月連続で景気の安定を示す「緑色」となった。

景気警告信号を構成する9項目の指標のうち、工業生産指数は、景気の加熱傾向を示す「黄色赤色信号」から、景気の安定を示す「緑信号」に変わり、1ポイント下がった。また、税関ベースの輸出金額が景気のやや低迷を示す「黄青信号」から「緑信号」へ、機械及び電気設備輸入金額が、「緑信号」から「黄色赤色信号」に代わり1ポイント上がった。他の項目は変化はなかった。

国発会は、景気警告信号が10ヶ月連続で「緑色」だったことからは景気がゆるやかに成長していることを示すものの、その勢いは鈍く、短期間に景気の加熱傾向を示す「黄色赤色」に変わることはないとの見方を示した。しかし、全体的に、台湾の景気が上向きの趨勢にあることは確かだとしている。

国発会経済発展処の呉明・処長は、「各国の成長の幅はそれぞれだ。アメリカの景気は好調だが、ユーロ圏、日本の、中国大陸の成長は停滞している。よって世界経済全体についていえば、景気回復の力は強いとはいえない。もし世界の経済が低成長であるならば、不確定性はさら増す。信号の色が変わることは当然期待し辛くなる」と述べた。

国発会は、来年の展望について、世界の経済状況については、今年よりも上回るとして、台湾の輸出拡大を促すと見ているものの、各国の成長スピードが異なる上、最近、原油価格が下落しており、こうした点の世界経済への影響に注意すべきだとしている。また、内需については、半導体業者が次世代の製造プロセスを研究、開発することで民間投資を促すほか、民間の消費についても雇用・就業状況の改善そして、旧正月前のセールによって、その勢いは維持すると見ている。

韓国を嫌いにならないで!韓国人が訴え「みんなが思う韓国人のイメージは間違っている」

台湾における韓国人に対するイメージは、「キムチ大好き」「日頃から犬肉を食べる」「韓国人男性は韓流ドラマのように夢見がち」「韓国人女性は整形好き」「すべてのものは韓国が発祥」だという。これに対し、台湾在住の韓国人男性が同チャンネルに登場し、「どうかメディアに惑わされず、韓国を嫌いにならないでほしい」と訴えた。同氏は韓国人に対するイメージに関して以下のように見解を述べた。

「韓国は副菜の種類が豊富で、必ずしもキムチが必需品という訳ではない。しかも、最近は若者の多くがキムチを頻繁には食べない」
「多くの韓国人がペットとして犬を飼っており、家族の一員として考えている。たとえ犬肉を食べても、野良犬やペットではなく、農場で飼育された特別な食用の犬」
「韓流ドラマの中の男性は女性を高級レストランに招待することが好きだが、誰でもあんな大金を払うことは嫌だろう。台湾の男性と同じく、韓国人男性もゲームや友人とスポーツすることが好き」
「韓国人女性が整形好きなことは同意するが、きれいな女性の多くは整形しておらず、化粧が上手なだけ」
「韓国人も孔子が大昔の中国の名士だということは知っている」

それは違う!と台湾人がもつ韓国人の5つのイメージに反論、「どうか韓国を嫌いにならないで」

外国人の目を通じて台湾を再認識することをコンセプトとした台湾の動画制作グループ「STOP KIDDIN’ STUDIO」が25日、台湾人が韓国人に対して持っている5つのステレオタイプ的印象について紹介する動画を配信した。台湾・東森新聞網の26日付報道を、参考消息網が伝えた。

動画に登場するのは、台湾在住の韓国人・李志勲(イ・ジフン)さん。李さんは台湾人が韓国人に対して「みんなキムチが大好き」、「いつも犬肉を食べる」、「韓国人男性はみんな韓国ドラマのようにロマンチスト」、「韓国人女性はみんな整形好き」、「すべてのものは韓国が起源」という5点のステレオタイプ的印象を持っていると紹介。いずれも実際は異なることを説明した。

「みんなキムチ大好き」については、韓国で最長1年間キムチを食べなかったと明かしたうえで、食事にはたくさんの漬物が付いてくるので必ずしもキムチがある必要はなく、若い人の多くも日常的にはキムチを食べないとした。犬肉については「多くの韓国人は犬を食べようとしない。家族の一員として犬を飼う人も多く、食べるとしても野良犬やペットではなく、農場で飼育された特別な犬だ」と指摘した。

韓国人男性については「ドラマでは高級レストランで女性に食事をおごりたがるが、全世界の男性はこんな大金を支払いたがらない。また、ドラマではおしゃれ好きでロマンティック、甘い言葉を使いたがるが、現実の男性はそんなことはない。台湾の男性同様、ゲームをしたり友だちとスポーツをしたりするのが好きだ」とした。

「韓国人女性の整形好き」というイメージに対しては少し同意する一方、整形をしたことがなく、化粧のテクニックが素晴らしい美女も多いと説明。「万物韓国起源説」については「韓国人はみんな孔子を知っているし、孔子が大昔の中国の有名人であることも知っている。自分たちは多くの文化が昔中国からやってきたものだということを知っている。こういった話の多くはデタラメに書かれたニュースであり、どうか韓国を嫌いにならないでほしい」と語った。







中国解放軍が初めて日本列島を南北から挟み撃ち・・三大艦隊が同事演習:台湾報道

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中国解放軍が初めて日本列島を南北から挟み撃ち・・三大艦隊が同事演習


台湾紙・旺報は28日、「中国人民解放軍がこの年末、西太平洋での軍事演習との名目で初めて、自力で日本列島を南北から挟み撃ちにする態勢をとった」と報じた。新浪軍事が同日伝えた。

報道によると、この演習は12月に入って解放軍の三大艦隊が参加して実施したもので、北海艦隊は初めて単独で北海道北側の宗谷海峡を通過して日本海を往復。同じタイミングで日本列島の南側では東海艦隊が宮古海峡で演習を行った。

中国専門家の張競氏は解放軍が近年、日本周辺を通過する演習を繰り返していることについて、「日本の偵察・対応能力を検証することのほか、周辺の航路について熟知するとの目的がある」と指摘。

また、「さらに大きな目的は解放軍のアジア太平洋地域での軍事的影響力を拡大し、日米及び諸国に対して、中国軍がこの地域で活動することが当たり前だと思わせることだ」と分析した。

<2014年中国10大ニュース(3)>中国とのサービス貿易協定に反対、学生らが立法院を占拠

2014年3月18日、台湾で中台間のサービス分野の市場開放を進める「両岸サービス貿易協定」の批准に反対した民間団体が立法院(国会)の外でデモを行った。同日午後9時ごろには約300人の学生が立法院の議場に突入し、占拠した。民衆によって立法院の議場が占拠されるのは台湾の歴史上初めて。

立法院の外には賛同する市民が集まり、抗議集会を開いた。同月23日には一部の学生や市民やが行政院(内閣)に突入、警官隊と衝突し、負傷者が多数発生した。

4月6日、王金平(ワン・ジンピン)立法院長は「両岸の協議を監視する法案が成立するまでは協定を再審議しない」とする仲裁案を提示、同月10日、学生らは「一定の成果が得られた」として立法院から退去した。
議場占拠の学生が退去=学生代表「今後も各地で運動を行っていく」―台湾
台湾学生が反対の両岸サービス貿易協定、失敗を最も喜ぶのは韓国―馬英九総統
台湾は「準クーデター」状態に陥っている=馬英九総統は辞職を迫られる可能性も―香港メディア
<台湾学生運動>元立法委員を「ハゲ」などと罵倒した11歳児童、公然侮辱罪で家裁に送致される―台湾紙
台湾統一地方選で国民党が惨敗、中国ネット「学生の勝利だ!」「中国の影響力不足」

鴻海(HONHAI)がエリクソンと提携へ、5G事業発展へ布石

EMS大手の鴻海(HONHAI)グループが5G(第5世代移動通信)サービス事業の発展に向け、40億元(約151億6000万円)を投じ、北欧およびアメリカのスタッフ60~70人を含めた200人以上の規模の研究・開発チームを設置するとともに、ヨーロッパ最大の通信機器メーカー、エリクソン(スウェーデン)と業務提携することを計画している。

鴻海は2016年から17年に、5G事業の一定の研究成果が得られることを希望。また将来、国際クラスのコアネットワーク製造業者となり、韓国のサムスン、中国の華為(HUAWEI)に対抗することを視野に入れている。

「台湾エクセレンス」、15年度の受賞製品発表[経済]

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は27日、設計や品質などが優れた台湾製品を表彰する、第23回「台湾精品奨(タイワン・エクセレンス)」の受賞製品を発表した。受賞製品の中からさらに選出される最高賞「金質奨」の候補には、パソコン(PC)ブランド世界大手の華碩電脳(ASUS)などの製品が選ばれた。

第23回台湾精品奨は、応募があった448社の計1,155製品のうち215社の計489製品が受賞。さらに金質奨と準最高賞「銀質奨」の候補には、◇ASUSのゲーム向け(ゲーミング)デスクトップPC「ROG G20」◇光陽工業(KYMCO)の大型バイク「刺激400」◇宏達国際電子(HTC)のスマートフォン「HTC One(M8)」◇納智捷汽車の中型スポーツタイプ多目的車(SUV)「U6ターボ」◇喬山健康科技(ジョンソン)のランニングマシーン「8.0T」――など計28製品がノミネートした。TAITRAはこのうち、ASUSのROG G20を「高性能と美しい外観を兼ね揃えた他、独自の放熱設計で長時間にわたる安定したパフォーマンス維持を実現した」と評価した。金質奨と銀質奨には毎回最多で計30製品が選ばれる。第23回の選出結果は来年4月末に公表される予定だ。

台湾精品奨は、台湾製品のブランド価値を高める目的で、経済部国際貿易局(国貿局)の主催でTAITRAが1993年から毎年実施している。対象とするのは、台湾に事業登録している現地企業が台湾で製造する製品で、研究開発や設計、品質、マーケティングなどの各項目を評価し選出する。同奨を受賞した製品は、「タイワン・エクセレンス」標章の使用のほか、関連の展示イベントへの出展などが可能になる。受賞製品を対象とした海外の展示イベントは、今年初めて日本でも開催されている。

馬英九総統、政治献金指摘のジャーナリスト告訴検討

総統府は29日、馬英九総統が、ジャーナリストの周玉蒄氏に対し、事実と異なるうわさを拡散しているとして、民事と刑事双方で告訴を検討していると明らかにした。また、正式な謝罪を求めるとしている。

総統府によると、周氏は馬総統が、違法な成分を混入させた食用油を製造、販売していた頂新グループから約2億台湾元(約7億6000万円)の政治献金を受け取ったとする虚偽の報道をし続けたという。

これらの報道は馬総統の名誉を毀損し、国と社会に動揺を与え、市民を不安に陥れるとしている。一方、馬総統はこの日、教育部主催の式典に参加したが、メディアの問いかけには応じなかった。

台湾新幹線の財務改善案、立法院交通委員会での決議見送りへ

立法院(国会)交通委員会で29日、台湾高速鉄路(新幹線)の財務改善案審議が行われたが、一部の立法委員(国会議員)が反発し、来年1月7日に再審議されることになった。

2007年開業の高鉄は不健全な財務構造が原因で多額の累積赤字にあえいでおり、早急な経営の立て直しが迫られている。交通部は高鉄が提出した財務改善案を支持しているが、委員会側は審査が必要と主張していた。

この日は複数の野党立法委員が、多くの資料が当日になって提出され、数千億台湾元におよぶとされる改善案の審議には時間が足りないと反発。きょうの成立は見送られた。

交通部の葉匡時部長は、仮に改善案が成立しなかった場合、高鉄は来年3月に経営破たんする恐れもあると強調している。

2度転落のカバ死す=飼育者を処罰へ

台湾中部の苗栗県で26日にトラックで輸送されている最中に道路に飛び降り、けがをしたカバが29日朝、死んだ。解剖の結果、横隔膜の破裂が致命傷になったとみられる。
 パニックになって飛び降りたとみられるカバは、後ろ脚を痛めて歩けなくなり、コンテナに載せられて台中市内の池に運ばれた。ところが、到着時もコンテナをつるすロープが切れ、約2メートルの高さから落下する事故に見舞われた。
 28日は池を泳ぎ、リンゴなどを食べる姿が見られた。
 飼育していたレジャー牧場は動物保護法の違反で処罰を受ける見通しだ。

台湾の子パンダ・円仔、「親離れ」に向けて訓練中

来年1月に満1歳半を迎える台北市立動物園のジャイアントパンダ「円仔」(ユエンヅァイ)の親離れ訓練が進められている。同園は母の円円(ユエンユエン)と引き離す時間を増やすなどして、円仔の自立への歩みを見守っている。台湾の複数メディアが伝えている。

自立訓練は12月中旬ごろから開始され、第一段階として夜間に二頭を別々の部屋で休ませるなどしていた。

円仔が環境に慣れてきた様子を受け、先週から自立の時間を徐々に延長し、現在は昼のえさ交換の時間から翌日の朝まで一頭だけで生活させている。

訓練の背景には繁殖の黄金期にある円円への配慮がある。円円は円仔の成長に伴って授乳を嫌がるようになり、さらには8月から6キロも体重が減ったことから、同園は円円の休息時間を増やすことにしたという。

訓練開始後、円円の体重は約4キロ増加し、回復を見せている。

台湾、製造業での労働力不足顕著に 景気回復受け

行政院(内閣)主計総処が29日に発表した雇用に関する統計によると、今年8月末現在の工業およびサービス業における欠員数は23万8493人となり、前年同期比で4万7598人増加した。そのうち製造業は9万8308人で全体の約4割を占め最多だった。

台湾では今年、世界的な景気回復によって電子製品の需要が増加。それに伴う国内景気の改善と内需市場の成長により各社の雇用需要も増え、同年8月末の被雇用者数は732万1299人となり、前年同期比で2.14%上昇した。

また、電子関連の人材に対する需要が増加した影響で、製造業の業種別欠員数は電子部品(2万6430人)が最も多く、金属製品(1万820人)、機械設備(8713人)が続いた。

欠員数は企業の雇用機会に対し、適切な人材が確保できていない人数を示す。雇用需要に対する欠員数の比率を表す「欠員率」は3.15%で、昨年8月末より0.56ポイント増えた。

チアリーディングの日本人一家ら、台湾・高雄でパフォーマンス

家族でチアリーディングに取り組む日本人一家らが27日、高雄市でパフォーマンスを行い、市民らの注目を集めた。台湾の複数メディアが伝えている。

観光名所の蓮池潭でパフォーマンスを行ったのは、関川直人さんと愛さんの夫妻と3人の子供たち。同市では今年夏の大規模爆発事故で多数の死傷者が出たことから、心を傷つけた被災者に喜んでもらえればと訪問を決めたという。

最年少の瞬生くんは5歳。直人さんが高く挙げた両手の上に乗っても怖がる素振りは見せず、難度の高い技を披露すると、集まった市民からは驚きの声が上がった。

訪台旅行者数896万人、最多は中国大陸から 日本は第2位

内政部が発表した最新の統計で、今年1~11月に訪台した旅行者のうち、最多は香港とマカオを含む中国大陸からだったことが分かった。日本からは2番目に多かった。

内政部によると、同期の訪台旅行者数は896万人で、中国大陸(54.5%)、日本(16.6%)、米国(5.7%)の順で多かった。また、目的別では観光(72.2%)、商用(8%)、親族訪問(3.9%)が大部分を占めた。

一方、出入境者数は3967万人に上り、前年比14%増となったという。そのうち2922万人(73.7%)が桃園空港の利用で、高雄空港は386万人(9.7%)、松山空港は303万人(7.6%)だった。

また、海外へ出発した台湾の人は1094万人で、そのうち48.7%が香港とマカオを含む中国大陸へ、25.2%が日本へ渡航したという。

台湾の大気汚染深刻、政府機関は外出時のマスク着用呼びかけ

行政院環境保護署は29日、中国大陸の華北地方から飛来する汚染物質により、空気中に含まれる微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が高まっているとして、台湾西部、宜蘭、離島では屋外での激しい運動を避け、外出時にマスクを着用するよう呼びかけている。

環保署が同日発表したPM2.5指数では、花蓮と東部を除く台湾各地で軒並み高濃度とされ、離島の金門と馬祖では最高レベルに達している。深刻な大気汚染は少なくとも31日まで続くとしている。

呂秀蓮・元副総統、断食抗議開始

陳水扁政権時代の副総統、呂秀蓮女史は、陳・前総統の刑務所外治療を求めて、28日午後4時、台北市内の228公園内の台湾博物館前広場で断食に入った。

現場には、陳・前総統の長男、陳致中氏をはじめとする親族や、民進党の吳燮・秘書長、蘇嘉全・前秘書長、蔡明憲・元国防部長など、多くの支持者が集まった。

呂・前副総統は、断食は非常な苦痛を伴う。以前、美麗島事件で投獄されたとき、病気の母親に会うために獄中で断食をしたことがあるが、結局死に目には会えず、国民党政府は葬式にも出席させてくれなかった、と語り、33年後の今日、陳・前総統の健康と自由のために命を張ることになるとは思ってもいなかった、そしていずれも、相手が国民党であることを強調した。また、民進党に対しても、民進党を執政与党に向かわせた陳・前総統ですら救

アフタヌーンティーの「次世代」店舗 台湾に続々オープン

台湾小売大手「統一企業グループ」が展開する生活雑貨とカフェの複合店「アフタヌーンティー」が、店内を北欧風にデザインした次世代型店舗を台北市内に続々とリニューアルオープンさせている。台湾ではアフタヌーンティーを楽しむことがブームになっており、雑貨との複合スタイルで差別化をねらう。

新型店のインテリアは日本の最新店舗をモデルとし、木のぬくもりに無機質な鉄を融合させることで都会感を演出している。カフェメニューには日本の最新トレンドを取り入れた。

新型店は昨年10月の初出店を皮切りに、現在3店舗がオープンしている。いずれもデパート内の婦人フロアに位置し、飲食メニューの充実を図るほか、ファッション小物など女性好みの商品の取り揃えを強化した。

売り上げは好調で、今年5月にオープンした店舗の毎月の業績は前年同期比1割増となった。

台湾ではすでにファッションブランド「アニエス・ベー」がカフェを展開しているほか、日系雑貨店「無印良品」も今月20日、台湾1号店となる飲食店「カフェアンドミール ムジ」を従来店舗に隣接して開店させた。来年には家具店「詩肯柚木」もカフェをオープンする計画で、雑貨とカフェの融合が新たなトレンドとなりつつある。

北海道発の日系アイスクリーム店、台湾に初進出

台南で今月30日にプレオープンするショッピングセンター「南紡夢時代」(台南紡織ドリームモール)に、日本のアイスクリーム店「ミルキッシモ」が出店する。同店が台湾に進出するのは今回が初。

原材料には北海道の牛乳や特産物を使用しており、台湾では11種類が販売される。今後は季節ごとに味を変えるとしている。

ミルキッシモは日本で10店舗、香港で1店舗を展開。今月中旬にはシンガポールにも出店した。

事故で負傷のカバ死ぬ

苗栗県苑裡鎮で輸送用トラックの荷台から落下して負傷し、台中市内で療養していたカバの「阿河」の死亡が29日朝、確認された。同市農業局は今後、死体を台北市立動物園に移し、解剖して死因を調べるとしている。

「阿河」は27日、体に負担をかけないよう療養用の池に移された。28日には泳ぐ姿もみられたことから、関係者は「経過は良好」としていたが、29日午前6時半頃、池の底に沈んでいるのが発見された。

池に移す作業中にはクレーンにつながれたロープが切れ、「阿河」の入ったコンテナが約2メートルの高さから地面に叩きつけられる事故も起きていた。

台中市の観光牧場で飼育されていた「阿河」は26日、飼育場の改修工事に伴う輸送中に転落。力なく横たわって涙を流すような様子に、市民からは心配の声が集まっていた。








くら寿司、台湾1号店が正式オープン 2週間先まで予約満席の人気:台湾

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くら寿司、台湾1号店が正式オープン 2週間先まで予約満席の人気


回転寿司大手の「くら寿司」の台湾1号店が30日、2週間のプレオープン期間を経て、グランドオープンを迎えた。徹底した日本式サービスで競合他社に勝負を挑む。

台北市内にある1号店はすでに高い人気を集めており、プレオープン期間中には早い時間から順番待ちを締め切る日もあったほか、インターネットによる予約は来年1月14日まで満席となっているという。

価格はサイドメニューを除き一皿40台湾元(約150円)。台湾最大手の「争鮮回転寿司」の一皿30元(約110円)よりも高めの価格設定だが、くら寿司は台湾で日本の味や鮮度を忠実に再現すると強調している。

台湾1号店となった「松江南京店」では、皿回収システムやオリジナルグッズなどが当たるゲームなど、日本と同じサービスを海外店舗として初めて導入した。

くら寿司は来年中に台湾で新たに3店舗をオープンするとしている。

日本統治時代の場所を探しに訪台した日本人を警察が協力

日本統治時代の地図に描かれた場所を探しに嘉義を訪れた日本人男性を現地の警察が協力する一幕があった。台湾の複数メディアが伝えている。

このほど和服を着て市内の北興派出所に現れたこの男性は、日本統治時代の地図を取り出し、芸妓屋があった場所に行きたいと伝えたという。日本語ができる職員が対応し、道に迷ってはいけないと、車で目的地まで送り届けた。

芸妓屋はすでになく、鉄筋コンクリートの建物に変わっていたが、男性は周辺の町の様子を写真などにおさめた。日本の伝統文化の研究をしており、論文執筆に役立てるという。

警察はその日の宿探しにも協力。男性は感謝を示すために今回のエピソードを論文の注釈に書き記すとしている。

冬本番、スーパーの全聯が日本の鍋スープ9種発売

スーパー大手の全聯福利中心(PXMart)が、味噌豆乳鍋や石狩鍋など日本の鍋用スープを台湾で販売開始した。「火鍋」と呼ばれる鍋料理は台湾でも冬の人気料理で、寒さが厳しい今年、全聯では12月初めの鍋用スープの売上は前年比5割増。

食品安全問題の影響で、自宅での鍋料理需要が高まっている。全聯では従来の台湾式鍋スープに続き、日本から9種を輸入販売。うち3種は創業242年の味噌・醤油メーカー、イチビキ株式会社(名古屋市熱田区)の商品で、全聯のみの取り扱い。鍋用練り物の割引セールも併せて実施し、生鮮食品売上10%増を目指す。

3D版映画「ドラえもん」に全台湾が泣いた 興行収入5000万円目前


3DCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の台湾での興行収入が、19日の封切りから27日までに1200万台湾元(約4500万円)を突破し、台湾における「ドラえもん」シリーズ映画の歴代最高収入を更新したことが分かった。複数メディアが伝えている。

同作を鑑賞した観客は大人から子供まで口々に感動の言葉を述べており、多くの涙を誘った。

公開前は登場キャラクターのアニメと異なる外見に批判もあったが、観客の子供時代の記憶をよみがえらせる温かなストーリーが好評を呼んだ。

2013年に台湾で公開された「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」の公開11日間での興行収入は約500万元(約1900万円)で、最新作はわずか9日間ですでにその2倍を上回る収入を達成している。

「台湾エクセレンス」、15年度の受賞製品発表[経済]

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は27日、設計や品質などが優れた台湾製品を表彰する、第23回「台湾精品奨(タイワン・エクセレンス)」の受賞製品を発表した。受賞製品の中からさらに選出される最高賞「金質奨」の候補には、パソコン(PC)ブランド世界大手の華碩電脳(ASUS)などの製品が選ばれた。

第23回台湾精品奨は、応募があった448社の計1,155製品のうち215社の計489製品が受賞。さらに金質奨と準最高賞「銀質奨」の候補には、◇ASUSのゲーム向け(ゲーミング)デスクトップPC「ROG G20」◇光陽工業(KYMCO)の大型バイク「刺激400」◇宏達国際電子(HTC)のスマートフォン「HTC One(M8)」◇納智捷汽車の中型スポーツタイプ多目的車(SUV)「U6ターボ」◇喬山健康科技(ジョンソン)のランニングマシーン「8.0T」――など計28製品がノミネートした。TAITRAはこのうち、ASUSのROG G20を「高性能と美しい外観を兼ね揃えた他、独自の放熱設計で長時間にわたる安定したパフォーマンス維持を実現した」と評価した。金質奨と銀質奨には毎回最多で計30製品が選ばれる。第23回の選出結果は来年4月末に公表される予定だ。

台湾精品奨は、台湾製品のブランド価値を高める目的で、経済部国際貿易局(国貿局)の主催でTAITRAが1993年から毎年実施している。対象とするのは、台湾に事業登録している現地企業が台湾で製造する製品で、研究開発や設計、品質、マーケティングなどの各項目を評価し選出する。同奨を受賞した製品は、「タイワン・エクセレンス」標章の使用のほか、関連の展示イベントへの出展などが可能になる。受賞製品を対象とした海外の展示イベントは、今年初めて日本でも開催されている。

「台湾の印象悪くした」 台湾に嫁いだ日本人妻を紹介する番組に批判続出

海外に住む日本人女性の生活を紹介するバラエティー番組「世界の日本人妻は見た!」の台湾編が27日、台湾の日本専門チャンネルで放送され、その内容に対してインターネット上では「台湾の人のイメージを汚した」として議論が巻き起こっている。複数メディアが伝えている。

番組内では、日本人女性が同居する姑に家事について細かく指図をされ、夫婦の寝室に勝手に入って来られる様子が映しだされ、台湾の姑の「強さ」が強調されたほか、ハンサムでない台湾男性は整形に行くなどと紹介。台湾の視聴者からは、個人の例を台湾で一般的なこととして歪曲表現していると反論が続出した。

同日本人女性は以前出演した台湾のトーク番組の中で、姑との仲の良さをアピールしていたことから、ネット上では番組の演出ではないかと疑う声も噴出。29日には女性の姑が台湾テレビの取材に応じ、演出の事実があったと認めた。

一方では、番組で紹介された「自撮り」好きや中秋節に焼き肉を食べたり、食事などの支払いを奪い合う文化は確かにあり、一概に批判できないと番組を擁護する意見もあった。

台湾で最も活躍したスポーツチームに元阪神・郭李率いる野球代表

過去1年で最も活躍した台湾のスポーツ選手らに与えられる「運動精英奨」の授賞式が29日、台北市内で開かれ、団体部門では11月の野球の第1回21U(21歳以下)ワールドカップで優勝した、元阪神の郭李建夫監督(45)率いる台湾の代表チームが受賞した。

郭李は、全力を尽くして好成績を残した選手たちに100点満点をあげたいと評価。今回初めて代表チームを率いた自分にはまだ学ぶところが多いとした上で、選手と一緒に頑張っていきたいと今後に対する意気込みを語った。

台湾の21Uワールドカップ代表はメンバー24人のうち、プロ選手が2人しかいないアマ中心のチーム構成だったにもかかわらず、同大会では圧倒的な強さを見せ、決勝で日本を大差で破って初代王者に輝いている。

「運動精英奨」は1999年、行政院体育委員会(現・教育部体育署)によって設立された。2012年に元中日の左腕、チェン・ウェイン(陳偉殷)が特別賞に選ばれ、2013年には日本ハムで活躍している陽岱鋼が男子部門で初受賞を果たしている。

馬英九総統、政治献金指摘のジャーナリストを告訴

違法な成分が混入した食用油を製造、販売していた頂新グループから2億台湾元(約7億6000万円)の政治献金を受け取った疑いが報じられている馬英九総統は30日、弁護士を通じて一連の報道に関わったジャーナリストの周玉蒄氏を民事と刑事双方で台北地方法院検察署(地検)に告訴した。

弁護士によると、馬総統は頂新グループからの政治献金について、事実とは異なると主張。度重なる誹謗を続けた周氏に対して謝罪広告の掲載や1000万元(約3800万円)の賠償などを求めているという。

一方、国民党の中央党部では同党所属の周氏の処遇などをめぐる会合が行われ、出席者全員が除籍処分とすることで一致した。

観光名所「十分の滝」、改修工事終わり一般市民に無料開放

熱気球型ランタンの「天灯」で知られる新北市平渓区にある観光名所、十分の滝の周辺で行われていた改修工事が終わり、29日に一般開放された。市では遊びに来てと呼びかけている。

以前は滝の周辺が私有地だったため、観賞には入場料を支払う必要があったが、このたび市が買い取り、無料で絶景を楽しめるようになった。また、周辺では新しい遊歩道が整備され、利便性も向上した。

この日式典に参加した朱立倫市長は、大自然と伝統文化を味わってほしいと語り、国内外からの観光客増加に期待を寄せた。

同市の観光旅遊局では十分の町並みやつり橋、ローカル線など、のどかな風景を楽しんでもらえればとしている。

台湾、狂犬病に感染のハクビシン初確認

屏東県で29日、ハクビシンの狂犬病感染が台湾で初めて確認された。

同県によると、狂犬病にかかっていたのは、景勝地の鵝鑾鼻(ガランピ)公園で今月23日に見つかった病気のハクビシン。関係機関へ通報した翌日の24日に死亡し、2回にわたる検体検査で「陽性の疑いがある」との結果が出たことから、29日に再検査を実施したところ、感染が判明した。

県内では2013年8月から霧台、瑪家、獅子、牡丹各郷などでイタチアナグマの狂犬病感染が相次いで報告されているが、ハクビシンへの感染が確認されたのは今回が初めて。

台湾の高齢女性、「夫と二人だけで暮らしたい」のはわずか10%

衛生福利部はこのほど、昨年実施した「高齢者状況調査」の結果を発表した。それによると、6割以上の高齢者が「子供と住みたい」と希望した一方で、「配偶者と二人で住みたい」とした女性高齢者はわずか10.7%となり、男性の21.9%を大幅に下回ったことが分かった。

65歳以上の高齢者では、配偶者と二人暮らしの割合は20.6%で、そのうち32.1%が子供との生活を希望していたことから、およそ3人に1人が二人暮らしに物足りなさを感じている状況が浮き彫りになった。

一方、理想として子供と同居したいと答えた人が65.7%だったのに対し、実際に子供や孫と暮らしている2世代・3世代家庭も計63.3%に上り、同程度の割合だった。

一人暮らしの高齢者の割合は、2009年の9.2%からわずかに増加し、11.1%になった。

調査は政府が高齢福祉政策に役立てようと4年ごとに行っているもので、今回は55歳以上の男女を対象に、2013年7月上旬から8月上旬まで電話と訪問での聞き取りが行われた。

台湾の65歳以上の人口は2013年6月現在で約264万人に上り、総人口の11.3%を占めている。高齢者数は増加の一途をたどり2018年には14.6%に達し、高齢社会に突入すると予測されている。

くら寿司、台湾1号店が正式オープン 2週間先まで予約満席の人気

)回転寿司大手の「くら寿司」の台湾1号店が30日、2週間のプレオープン期間を経て、グランドオープンを迎えた。徹底した日本式サービスで競合他社に勝負を挑む。

台北市内にある1号店はすでに高い人気を集めており、プレオープン期間中には早い時間から順番待ちを締め切る日もあったほか、インターネットによる予約は来年1月14日まで満席となっているという。

価格はサイドメニューを除き一皿40台湾元(約150円)。台湾最大手の「争鮮回転寿司」の一皿30元(約110円)よりも高めの価格設定だが、くら寿司は台湾で日本の味や鮮度を忠実に再現すると強調している。

台湾1号店となった「松江南京店」では、皿回収システムやオリジナルグッズなどが当たるゲームなど、日本と同じサービスを海外店舗として初めて導入した。

くら寿司は来年中に台湾で新たに3店舗をオープンするとしている。

服役中の陳前総統、刑務所外治療は年内にも実現か

一部メディアの報道によると、法務部が組織した専門家チームは29日、陳氏の刑務所外治療と自宅療養を認めることで合意に達したという。今後、刑務所を出るまでには台中刑務所、法務部矯正署、台中地方法院検察署(地検)での手続きを経る必要がある。

陳氏は2010年末の収監後、前立腺腫瘍や排尿困難などの症状が確認されており、病状の悪化が伝えられていた。今年11月末の統一地方選後には、大勝した野党民進党の蔡英文主席をはじめ、当選した同党所属の首長らが刑務所外治療を求めたほか、28日からは呂秀蓮元副総統がハンガーストライキを実施していた。

法務部によれば、陳氏の刑務所外治療の期限は1カ月。刑務所側が派遣する関係者が病状の改善が見られないと判断した場合は延長されるが、好転した場合には再度収監されるという。









3D版映画「ドラえもん」に全台湾が泣いた 興行収入5000万円目前

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台湾・台北と高雄の地下鉄などで終夜運転実施


年越しイベントが各地で開催されるのを受け、台北メトロ(MRT)と高雄メトロは31日から1月1日にかけて一部の路線を除いて終夜運転を実施する。

台北メトロは、台北101ビルの花火ショーや台北市の年越しライブが行われる会場の最寄り駅などで混雑が予想されるとして、淡水信義線、板南線、松山新店線への分散乗車を呼びかけている。猫空ロープウェーは1日午前2時まで営業する。

高雄メトロでも、沿線の年越しライブや国旗掲揚などに合わせて随時電車の増発を行い、利便性を確保するとしている。

日本人から贈られた布団を60年以上大切にし続けた台湾女性

嘉義県朴子市に住む高齢女性が、60年以上前に日本人からもらったという掛け布団を今も大切にし続けている。

この女性によると、布団は女性が結婚した際、お祝いとして日本人の友人から贈られたものだという。最高級の綿で作られ、当時としては貴重な品だった。

長年にわたって今は亡き夫とともに愛用し、破れたり縫い目がほつれたりした時にはその都度繕ってきた。女性は今でも布団を被ると夫が身近にいるように感じられると語っている。

陳水扁前総統、年内の刑務所外治療ならず

法務部(法務省に相当)は31日午後6時前、早ければ年内にも認められると見られていた陳水扁前総統の刑務所外治療について、正月連休明けの来年1月5日に検討した上で決定すると発表した。

同部は延期の理由について、台中刑務所から送られた関連書類が、交通渋滞により次に手続きを行う矯正署に届くのが遅れたためと説明している。

台湾プロ野球、新コミッショナーに呉元桃園県長

台湾のプロ野球リーグ「中華職業棒球大連盟」(CPBL)の常務理事会は30日、7月から空席となっていた会長(コミッショナーに相当)に元桃園県長の呉志揚氏(45)を推すことを決めた。呉氏側も前向きな姿勢を示しており、早ければ来年2月4日にも就任する見通し。

CPBLは呉氏が県長時代に県内での野球振興に力を注いでいたほか、アジアシリーズなどの国際大会の開催を支持し、野球の普及に積極的に取り組んできたことが今回の推薦につながったとしている。

呉氏は今後、CPBLと各球団を訪問し、来月5日以降にCPBLの総会に出席して正式な発表を行うと語っている。

3D版映画「ドラえもん」に全台湾が泣いた 興行収入5000万円目前

3DCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の台湾での興行収入が、19日の封切りから27日までに1200万台湾元(約4500万円)を突破し、台湾における「ドラえもん」シリーズ映画の歴代最高収入を更新したことが分かった。複数メディアが伝えている。

同作を鑑賞した観客は大人から子供まで口々に感動の言葉を述べており、多くの涙を誘った。

公開前は登場キャラクターのアニメと異なる外見に批判もあったが、観客の子供時代の記憶をよみがえらせる温かなストーリーが好評を呼んだ。

2013年に台湾で公開された「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」の公開11日間での興行収入は約500万元(約1900万円)で、最新作はわずか9日間ですでにその2倍を上回る収入を達成している。

台湾各地で豪華アーティスト出演の年越しライブ開催 31日夜に

大みそかの31日夜、台湾各地では人気アーティストが多数出演するカウントダウンコンサートが開催される。一部会場にはすでにイベントを待ちわびる観客が詰めかけている。

台北市政府前の広場で行われるイベントでは、女性グループ・S.H.Eのエラ(陳嘉樺)やセリーナ(任家萱)らが司会を務め、先日アルバムを発売したリン・ジュンジエ(林俊傑)とジャム・シャオ(蕭敬騰)がカウントダウンの前後に登場し、トリを飾る。

台湾南部・高雄市各地で行われるイベントには台湾を代表する歌姫らが集結。テーマパーク「義大世界」では、S.H.Eのヒビ(田馥甄)のほか、4年ぶりに台湾で年越しをするジョリン・ツァイ(蔡依林)が10曲以上を披露し、観客と一緒に新年を迎える。華やかなパフォーマンスが人気のテクノポップ歌手・ジニー・シェ(謝金燕)はショッピングモール「夢時代」(ドリームモール)のイベントにトップバッターで登場する。

日本でも活動するショウ・ルオ(羅志祥)は、行政院直属の「直轄市」に昇格したばかりの桃園市のイベントに出演し、歌とダンスで会場を盛り上げる。クラウド・ルー(盧広仲)もショウとともにカウントダウンに参加する。

台北市政府前の会場では、最前列でライブを鑑賞するために徹夜で場所取りをする人もいた。昨年の同市の年越しイベントには約116万人が来場し、今年も多くの人出が予想されている。

観光名所「十分の滝」、改修工事終わり一般市民に無料開放

熱気球型ランタンの「天灯」で知られる新北市平渓区にある観光名所、十分の滝の周辺で行われていた改修工事が終わり、29日に一般開放された。市では遊びに来てと呼びかけている。

以前は滝の周辺が私有地だったため、観賞には入場料を支払う必要があったが、このたび市が買い取り、無料で絶景を楽しめるようになった。また、周辺では新しい遊歩道が整備され、利便性も向上した。

この日式典に参加した朱立倫市長は、大自然と伝統文化を味わってほしいと語り、国内外からの観光客増加に期待を寄せた。

同市の観光旅遊局では十分の町並みやつり橋、ローカル線など、のどかな風景を楽しんでもらえればとしている。

台湾バンド・ソニック、元ちとせとコラボ 初フォークアルバムで

台湾のブラックメタルバンド「ソニック」(閃霊楽団)が日本で来年1月28日にリリースする初のフォークアルバム「タイムレスセンテンス」(失竊千年)にゲストボーカルとして歌手の元ちとせを招き、コラボレーションしていることが分かった。

コラボ曲となったのは、「ディフェンダーズ・オブ・ブティークパレス」(暮沉沈武徳殿)。

同曲の中で台湾語での歌唱に挑戦している元は発音に苦戦したことを明かし、もっと練習して機会があれば台湾で披露したいと語った。リーダーのドリスは、「独特のオリエンタルスタイルを聞いてもらえれば」と話す。

ソニックは今年、日本統治時代の台湾各地に建てられた武徳殿でアコースティックライブを行っており、1年をかけて作り上げられたアルバムには、同公演で好評だった曲などが収録されている。台湾では29日にリリースされた。

台湾のグラミー賞といわれる「ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)の受賞経験があるソニックは、欧米などでも評価が高い。日本でもフジロックフェスティバルやサマーソニックに参加するなどし、支持を集めている。

2014年台湾の十大ヒット商品=日本旅行とブラックサンダーなど

台湾の大手紙「聯合報」が2014年の「十大ヒット商品」を発表し、「日本旅行」と日本の菓子メーカーが製造するチョコレート「ブラックサンダー」が選ばれた。

日本政府観光局(JNTO)の統計では、台湾から日本への旅行者は1月から11月までに前年同期比27%増の261万7700人に上った。円安に加え、台湾の人に土産として人気の化粧品や薬、食品などが10月から免税の対象になったことも日本への旅行者増加の追い風になった。旅行会社によると、季節のイベントを楽しむ旅行ツアーは発売後即完売するほどの好評を博したという。

ブラックサンダーは2011年から台湾のコンビニで輸入販売されていたが、2014年に入って人気が爆発。台湾全体で1000万個以上を売り上げ、1日の最高売上記録は25万個に上った。また、3月に「ブラックサンダーアイス」が発売されると、すぐに売り切れる大ブームとなった。

そのほかには、下水油問題の影響を受けて売り上げが伸びた「外国産オリーブオイル」や「自分撮り製品」、「台湾クリエイターのイラスト」などが選ばれた。

台湾系LCC「Vエア」、路線拡大で客室乗務員追加採用へ

トランスアジア(復興)航空傘下の格安航空会社(LCC)、「Vエア」(威航)は31日、新たな客室乗務員の応募受付を開始した。路線拡大を視野に入れた人員の追加採用で、80人を確保する予定だ。

今月17日に初便を就航させた同社では、来年第1四半期にも日本、韓国線の開設を目指している。また、来年末までには機材を5機体制にして、東南アジアや北東アジア方面への積極的な路線展開を図る方針だという。

採用に際して同社は日本語、韓国語、タイ語に精通し、看護師のスキルがある人などを優遇するとしている。

2014年十大ニュース、トップは台湾の食品安全問題

台湾のメディアが最近、2014年に台湾内外で発生した十大ニュースを報じた。それによると、台湾の人々が最も印象に残ったニュースとして挙げたのは食品安全問題。使用済み食用油や廃油を原料に使ったラードが台湾全土の食品会社や飲食業者に出回ったことが9月上旬に明らかになった。この問題は、消費者を不安に陥れ、関連食品の不買による企業の業績悪化、台湾の食のイメージダウンなどの影響を招いた。今年の十大ニュースは以下の通り。

①食品安全問題、
②11月29日の選挙で医師の柯文哲氏が台北市長に選出された、
③7月31日夜に高雄市で発生した大規模なガス爆発事故、
④ひまわり学生運動(台湾と中国のサービス貿易協定に反発した学生らが起こした大規模な抗議行動、3月18日に立法院を占拠)、
⑤5月21日に発生した男子学生の鄭捷(21歳)による台北捷運(MRT、台北メトロ)車内での無差別殺人(死者4人、24人負傷)、
⑥3月8日に発生したマレーシア航空旅客機の遭難(クアラルンプールから北京に向かっていたマレーシア航空370便がタイランド湾上 空で消息を絶った)、
⑦西アフリカでのエボラ出血熱の大流行、
⑧7月23日に澎湖県の馬公沖で発生した復興航空(トランスアジア)旅客機の墜落事故、
⑨9月27日に香港で発生した香港市民による中国当局への抗議行動(2017年に予定されている香港特別行政区行政長官選挙の民主化を求めて学生や市民が参加)、
⑩7月17日にウクライナで発生したマレーシア航空旅客機の墜落事故。








日本の豪華客船が台湾に寄港 乗客らタロコ渓谷の絶景満喫:台湾

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台北101の花火ショー 2万3000発が118万人を魅了


2015年の幕開けを祝うため、台北のランドマークタワー「台北101」では1日午前0時、毎年恒例の花火ショーが行われた。218秒にわたって打ち上げられた計2万3000発の花火が華麗にビル全体を彩り、多くの観客を魅了した。

カウントダウンの合図とともに花火がビルを包み込むと、周辺の道路に集まった観衆から大きな歓声が上がった。

「四季」をコンセプトにデザインされた今年の花火の映像は、衛星中継とインターネットで世界にも配信された。

台北市観光伝播局によると、花火見物や周辺で行われた年越しイベントに集まった人の数は、警察側の発表で約118万人に上ったという。

台北101以外にも、台湾各地で年明けとともに花火が打ち上げられた。


上海転倒事故、台湾女性1人死亡

海峡交流基金会からの情報によると、中国大陸上海市で起きた大規模な転倒事故で、中華民国(台湾)籍の女性1人が死亡したことが分かった。台湾の人はこれまでに2人がけがをしており、そのうち1人は入院しているという。

事故は観光地の外灘(バンド)で31日発生。新年のカウントダウンイベントに参加するため集まっていた人が将棋倒しとなり、少なくとも36人が死亡、47人が負傷した。

台湾バンド・メイデイ、高雄で年越しライブ 5万人と新年を祝う

台湾のロックバンド「メイデイ」(五月天)が31日、台湾南部の高雄で年越しコンサートを行い、約5万人の観客とともに新年を祝った。

3年連続となる今回の高雄での年越しライブは「ライト・アップ・ザ・ホープ」と題し、世間を騒がす事件や事故などが多かった2014年の最後に希望の光を灯そうという思いが込められた。

オープニング曲の「星光」では、観客が持つ5万本のペンライトの幻想的な光が会場を照らした。

1日には7月31日から8月1日にかけて高雄市内で発生した大規模ガス爆発事故の被災地で、イェン・ジュエ(厳爵)やマジックパワー(MP魔幻力量)など同じレコード会社に所属するアーティストらとともにチャリティーライブを行う。

台湾・桃園空港、利用者数過去最高を記録 成長率はアジアトップ

桃園空港は先月31日、昨年の年間利用者数が過去最高の3500万人に達したと明らかにした。前年と比較した成長率は11.4%で、アジアトップとなった。

桃園空港は台湾海峡両岸直行便の就航や、政府による訪台観光客誘致の取り組みなどで2008年ごろから利用客が急増。2013年には年間利用者数が3000万人の大台を初めて突破していた。

増加する旅客に合わせ、現在は第2旅客ターミナルの拡張工事が行われているほか、南側の滑走路の改修作業が1月中にも完成する見通し。今後は総2階建て超大型旅客機のエアバスA380型機に対応するボーディングブリッジ(搭乗橋)も新設する。

空港関係者は、計画中の第3旅客ターミナルの建設についても2021年の完成を目指すとしている。

日本の豪華客船が台湾に寄港 乗客らタロコ渓谷の絶景満喫

日本のクルーズ船「ぱしふぃっく びいなす」が31日午前、花蓮港に寄港し、約480人の乗客が地元の観光名所、太魯閣(タロコ)峡谷の大自然などを楽しんだ。

同客船は全長183.4メートル、総トン数2万6594トン、幅25メートル。台湾には12月26日から1月5日までのツアーの一環で基隆と花蓮に寄港した。

一行はこの日、険しい断崖などで知られるタロコ渓谷の絶景を堪能。午後7時に石垣島に向かって出発し、洋上で年越しと初日の出を迎えた。

花蓮港側によると、同船は近年、冬でも比較的暖かい台湾を年末に訪れており、観光客が増加する春と夏を避ける独自のビジネスモデルを築き上げているという。




台湾・花蓮の初日の出イベントにF16が飛来 新年盛り上げる

花蓮県の七星潭で1日早朝に行われた初日の出の観賞イベントにおいて、空軍のF16戦闘機が飛行パフォーマンスを行い、新しい年の幕開けに華を添えた。

初日の出は当初、厚い雲に阻まれていたが、雲の間から太陽が姿を現し、編隊を組んだF16が飛来すると、見物客からは喜びと驚きの声が上がった。

同地にはこの日1万人を超える人々が集まり、初日の出のほか、台湾原住民(先住民)によるパフォーマンスなどを楽しんだ。

欧米風建築様式の奇美博物館、台南にオープン

台湾の化学工業大手、奇美実業の創業者である許文龍氏が開設した「奇美博物館」が1日、台南市内の台南都会公園に移転オープンした。その欧米風の外観から、台南の新たな観光スポットになると目されている。

白いバロック宮殿風の博物館はギリシャ神話を基にして設計され、敷地内には仏ベルサイユ宮殿のアポロンの噴水にある大理石彫刻の複製品や、オリュンポス十二神の像を飾った橋などが設置されている。

博物館の外観の美しさに、近くを通る台湾新幹線の乗客から何の建物か尋ねる声が多く寄せられていたという。

建設には約13億台湾元(約49億円)が費やされ、4年の歳月をかけて完成した。敷地面積は約10ヘクタールで、建物の延べ床面積は4万平方メートルあまりに及ぶ。

博物館にはおよそ1万点の芸術品が所蔵されており、常設展と半年ごとに変わる特別展では、所蔵品の5~6割が展示される予定。

入場は予約制で、先月1日に今年1月分の予約受付が開始されると、その日のうちに定員が全て埋まるほどの人気だったという。




台東で新年ランニングイベント “ビキニ美女”が砂浜を疾走

台東県太麻里郷の海岸で1日早朝、新年の“ビキニ”ランニングが行われ、砂浜を走るビキニ美女の姿が注目を集めた。

この日はあいにくの天気で初日の出は姿を現さなかったが、砂浜には数十人のビキニ姿の女性が登場し、多くの見物客の興味を引きつけた。

同地では、今年で4回目を迎えるビキニランニングのほかにも、新年を祝う打ち上げ花火や台湾原住民(先住民)などによるパフォーマンスが行われ、会場に集まった人々を楽しませた。

台湾の痴漢・セクハラ被害、加害者の6割以上は“見知らぬ人”

衛生福利部の統計で、台湾で2013年に報告された痴漢・セクハラ被害のうち、加害者の6割以上が被害者と面識のない人だったことが分かった。また、その大半が公共の場で起きていた。

衛生福利部によると、2013年に受理した痴漢・セクハラに関する調査案件494件のうち、49.47%が無理やりキスや抱擁をされたり、臀部や胸などデリケートな部分を触られたりした被害だったという。性的嫌がらせを思わせる言動や態度によるものも26.65%あった。

同部の関係者は痴漢・セクハラに関する調査案件は近年増加傾向にあると指摘する。また、相手がその場で拒絶したり抵抗しなければ悪いことをしていると思わない加害者もいるという。

年末年始には被害が多発するとして、仮に遭遇した場合は周りの人などに助けを求めるように呼びかけている。

台・墺租税協定、2015年から実施

中華民国とオーストリアとの租税協定が2015年に実施される見通し。外交部が31日に発表したところによると、オーストリアと交わした「所得税の二重課税回避、および脱税防止協定」は2015年元旦から実施される。

外交部はニュースリリースの中で、中華民国が7月、オーストリアと調印した、「駐オーストリア台北経済文化代表処とオーストリア台北弁事処、所得税二重課税回避、および脱税防止協定」は12月17日、オーストリアの国会で可決され、立法化手続きが完了したため、2015年1月1日から実施に移されると明らかにした。

この協定は、中華民国政府が諸外国と調印した28個目の租税協定で、ヨーロッパの国々と交した13個目の租税協定。

外交部は、台湾企業による世界各国への進出をサポートし、平等で互恵、そして海外の投資にフレンドリーな環境作りは、政府が経済貿易の発展を促す際の重要な施政項目の一つだ。租税協定の締結は、双方の企業のために租税障害をなくすことができ、台湾企業の国際市場における競争力の向上にプラスになるとしている。

改定電気料金計算公式、立法院を通過

改定電気料金の計算公式が31日、立法院(国会)を通過した。立法院経済委員会は31日、改定電気料金の計算公式を審査、経済部の振中・部長をはじめ関連の政府高官が列席した。しかし、31日には改定電気料金の計算公式が可決されたものの、台湾電力の合理的な利潤や、電気料金の改定周期などについて意見の一致を見ることができず、この問題は、立法院にある政党グループの折衝によって解決されることになる。

改定電気料金について、経済部は3原則を提示。第1に、台湾電力が毎年合理的な利潤台湾元200億元を確保できること、第2に、電気料金の改定周期をできるだけ短くすること、第3に、電気料金の上げ幅に上限を設け、電気料金の急速な値上げを回避することの三項目。

合理的な利潤について、振中・経済部長は、全世界の大規模な発電所、または台湾の規模に近い発電所の合理的な利潤は8%から10%だが、台湾はこのような高水準を要求しなくてもいいが、合理的な利潤を3.5%から5.5%に設定したいという立場を表明した。

経済部は、「電気料金審議委員会」を設置、電気料金の上げ幅と下げ幅を定期的に検討する。電気料金の調整については、委員会の審査を通る必要がある。行政機関とそれに所属する機関からきた委員の人数は、委員全体の三分の一を超えてはいけないと明記されている。これは、電気料金の調整の透明化を図り、利益を回避するため。

なお、・経済部長は、改定電気料金は来年4月に実施できるよう努力するとしている。

陳・前総統刑務所外治療、1/5以降に延期

汚職やマネーロンダリングなどで服役中の陳水扁・前総統の刑務所外治療について一部の台湾のメディアは、年内に実現できる見通しを報じていたが、31日夜6時過ぎになっても、法務部は具体的な方針を示していなかった。健康状態が悪化している、陳・前総統の刑務所外治療の可否を巡って鑑定を行っていた、チームは先ごろ三回目の会議を開き、陳・前総統の刑務所外治療に同意することで意見の一致を見た。医療鑑定チームは30日夕刻、陳・前総統の病状に関する報告を台湾中部の台中刑務所に送った。

台湾のメディアの報道によると、台中刑務所は31日に、その報告と陳・前総統の病状に対する提案を法務部矯正署に送り、陳・前総統は31日夕刻に刑務所外治療を受けられるということだが、これらの報道に対して法務部の陳明堂・次長は、「矯正署は31日正午になっても、台中刑務所からの報告書などを受け取っていなった。報告を受け取ったとしても、審査のメカニズムがあるため、このプロセスがいつ終わるか予想できない。」と、陳・前総統が31日に刑務所外治療を受けられる可能性を否定した。

陳明堂・次長によると、陳・前総統の刑務所外治療に関する公文書には鑑定報告など複数の資料があったため、電子ファイルで送ることができず、矯正署は、慎重を期するため、正月連休明けの来年1月5日午前9時に10人から成るチームの会議を招集、それらの資料を再度審査することを決定したという。

大陸観光客の金門・馬祖・澎湖訪問が、より便利に・・・到着後現地でビザ発行

中国大陸住民の金門・馬祖・澎湖への観光が、より便利になった。台湾側当局は1日から、同地区での15日以内の滞在について、現地に到着してからのビザ発行業務を始めた。

 2014年12月31日までは、旅行出発前に書類を提出する必要があった。手続き終了まで4時間と、利便性はすでに大幅に向上されていたが、1日からは到着地入境までに、最短で2分間程度で手続きが終了することになった。ただし、コンピュータシステムの導入までに、事前申請では費用が200台湾ドル(約760円)だが、現地到着後では600台湾ドル(約2280円)とする。

 大陸から金門・馬祖・澎湖への15日以内の訪問は、「小三通」制度(解説参照)によるものと位置づけられている。過去3カ月の統計では、同制度を利用して金門・馬祖・澎湖を訪れた大陸人は1カ月あたり6000人あまりだった。2015年には年間7万人あまりが、“ビザ発行の簡素化”の恩恵を受けるとみられている。

 台湾側は、大陸からの観光客増加が現地の観光産業振興と経済発展につながると期待しているという。

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◆解説◆
 金門島は福建省泉州市の沖合い約2キロメートルの島。馬祖島と大陸との距離は10キロメートル強。いずれも大陸に極めて近いが、中華民国(台湾)が実効支配を続けている。澎湖諸島は台湾本島から約100キロメートルの西にあり、大陸よりも台湾本島に近い。

 台湾側は金門島を金門県、馬祖諸島を連江県として、いずれも福建省の一部としている。福建省政府所在地は金門県に置かれている。澎湖諸島は台湾省澎湖県としている。

 中国政府は1979年、台湾当局に対して大陸側との「三通(通称・通郵・通航)」を実現すべきと主張。台湾側は「不接触」、「不談判」、「不妥協」の「三不」と称して応じなかった。

 しかし1990年代になり台湾資本による中国投資が盛んになると、台湾財界からも「三通」を求める声が高まった。

 そのため、大陸・台湾当局は2001年に、廈門・金門島間で客船を就航させ、双方からの人の往来を実施した。大陸と台湾本島の「三通」実現前に始まった、大陸と金門や馬祖における交流は「小三通」と呼ばれた。

 2008年に台湾で国民党の馬英九政権が発足したことで、中国大陸部と台湾本島を結ぶ航空便の運航など「三通」が本格化した。

 海外旅行にかんして、一部の国は特定の対象国国民に対して、自国の空港に到着してから入国審査前にビザを発行している。空港で発行されるので「空港ビザ」との通称があるが、大陸部から金門島を訪れる場合には、船便も利用できる。

馬英九総統 新年の抱負に「和解と協力と平和」

馬英九総統は1日、総統府(台北市)内で2015年元旦の祝辞を発表し、政府は今後1年間で「社会間の和解」「与野党間の協力」「台湾と中国大陸の平和」に向けて努力するとの抱負を語った。

馬総統は、昨年3月に起きた大規模な学生運動に触れ、和解のためには若年層や社会的弱者などを理解する必要があると強調。国民の不満を、政府への警告や監視する力と見なすべきだと語った。

また、政治の安定のため、いかなる形の与野党間の対話と協力に関しても、その実現に取り組む姿勢を見せた。

一方、大陸との関係については、交流を通じて誤解を減らすことが最も効果的だとして、今後も「一つの中国、それぞれの立場表明」に基づき、台湾海峡両岸の平和的発展を引き続き促していくという従来の方針を示した。






台湾ブログ:いったいどうしたんだ!?と訪日台湾人が同胞の“ワガママ”に激怒

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【台湾ブログ】今や時代遅れになった日本文化、調整が必要だ


 
日本文化は時代遅れになってきたと感じている台湾人女性が、その理由を分析しブログに載せた。方向を見つけ出せない日本文化の今後を、不安視する内容だ。ハンドルネーム・tc00352さんは現在の日本に軍国主義の姿が見えるとし、その影響で日本文化が衰退していると考察したらしい。

「伝統ある素晴らしい文化を捨てていったにも関わらず、優れた新しい文化を見つける事ができなかった」と、日本文化に時代錯誤を感じているのが、当ブログの筆者だ。「文化的にたくさんの方向性があったはずだが、どこに行くべきか迷ったあげく良さを失った」といった印象がインドにあり、日本も同じ過程をたどっていると指摘した。

 そして「昔から武士道精神が根付いている日本では、腐ったかのような封建主義の思想が残っており、現在でも大きな変化はない」と続け、また文化面で革命と呼べる出来事は起こっておらず、「封建的な思想から脱出することもできない」と嘆いた。政策によって日本国民は行くべき道を失ったのではないか、などと述べている。

 そのために「時代錯誤のアメリカ文化ばかりを学び、戦争を好む人まで出てきた」と、筆者は批判的な受け止め方をしているようだ。そのような思いを抱き、自国の文化発展を推し進められない日本の将来に不安を覚え、早い調整を望んだ。「さらに時代遅れになってしまう」という心配も持っているとのことだ。

 近年の中国では日本の安倍政権について、「掲げている積極的平和主義が軍国主義化につながる恐れがある」といった論評が広がった。当ブログの筆者もその影響から、この文章をしたためたのかもしれない。独自の文化を築けるはずの日本が、その努力をしていないと残念に思う気持ちがあったのだろう。

 どのような点に時代遅れ感があり懸念されるのかなど、具体的な記載はなかったが、日本文化という大きなくくりに警告したい気持ちで、ブログを公開した可能性がありそうだ。



【台湾ブログ】席を譲った瞬間に起こった奇跡・・・日本のJR中央線で


 東京で電車に乗った台湾の男性ブロガーが、同じ車両に乗り合わせた見知らぬ人とのエピソードをつづった。ある出来事を経験し、会話はないながらも妙な連帯感を覚えたようだ。「JR中央線快速電車7号車両の奇跡」というタイトルで、ブログをまとめたのは東京碎片(ハンドルネーム)さんだ。

 乗車中の電車が駅に着いた時、筆者の目の前に座っていた人が下車したそうだ。「歩き過ぎていた私はちょっと休みたかった」と筆者、周りを見渡し、座りそうな人がいないことを確認して席に腰を下ろした。筆者の隣にはスーツ姿の若い女性が座っており、「資料を読んでいた彼女は、私が腰かけても全く気にしなかった。彼女のそばに小学生らしき女の子が座っていたので、母と娘なのだろう」と思ったそうだ。

 その後70歳前後の老婦人3人が一緒に電車に乗り込み、筆者の目の前に立っておしゃべりを始めた。筆者は、立てない程疲れていないし、座ってパソコンを開くような緊急事態でもないと自分に言い聞かせ、「残念だが幸福な時間はもう終わりにしなければ」と席を譲ろうと立ち上がる気持ちになったそうだ。

 だが3人の中の1人に席を譲るのはいかがな物か……と疑問を感じ、「隣の母娘も同時に席を譲れば、すぐに問題は解決する」と気付く。とは言え、母娘が席を譲るのかは分からない。「1人だけに席を譲る結果になっては申し訳ない」などという思いを抱いたそうだ。そんなことを筆者が考えている内に、意外なことが起こった。

 「娘と思われる小学生女子が、何も言わずに立ち上がった」そうなのだ。座席を譲られた老婦人は笑顔を見せ、連れの2人に着席を勧めたそうだ。筆者は隣の女性を観察したが「母親らしき女性は席を譲る気持ちがない」と受け取ったという。加えて「小学生が席を譲ったというのに、大人が何もしないのはいかがなものか」と反省。

 「自分が老婦人に席を譲ると、隣の女性は気まずくなるだろう」という気持ちもありながら、立ち上がろうと決意。誰にも個人的な事情があるので、「席を譲りましょう、と持ちかけてはいけない」という思いも抱いたそうだ。すると驚いたことに、筆者と隣の女性は呼吸を合わせたかのように同時に同じ行動に出た。2人は1秒のずれもなく腰を上げたのだ。

 「どうぞと席を示す手のポーズまでも、同じ瞬間だったと思えた」そうだ。「それは奇跡のようだった」と述べた筆者は妙な連帯感を覚え、女性を褒めたい気持ちになったそうだ。3人の老婦人は仲良く並んで座ることができ、感謝の言葉を述べておしゃべりを再開。その様子に筆者は、「良い行いをした! 理想の結末ではないだろうか」と満足し、その場所から離れていったという。

 隣に座り合わせ同じタイミングで老婦人に席を譲った、筆者と女性。単なる偶然だったはずだが、あまりにも息ぴったりの行動に縁を感じたのだろう。筆者は「女性に声をかけたかったが、怪しいおじさんに思われては困るので顔さえ見なかった」と述べ、ブログを締めくくった。


 電車やバスで老人や妊婦を見かけると、すぐに席を譲ろうと行動するのが台湾人。彼らからすれば、日本人は席を譲らない印象があるようだ。だがこのブログに書かれたできごとから、日本人の子どもも大人も席を譲るのだと知ることができる。そして日常の何気ない行動が見ず知らずの人と重なった時には、奇跡を感じるのだと教えられる。このブログを読んだ台湾の人たちは、ホッと安心感を覚え良い話を聞いた気持ちになるのではないだろうか。

【台湾ブログ】お袋の味を学んだことで、理解できた日本人の温かさ

 東京に住み料理の勉強をしているという台湾人女性が、「日本料理は幅広く奥深い」という思いを、実体験に基づきながらブログに書いた。日々の生活の中では、外国人ということで悲しい思いをしたが、料理作りを通して温かな気持ちになれたようだ。日本の家庭料理、いわゆる“お袋の味”を学んでいるという。

フランス菓子作りを東京にて学んでいたというJoyce(ハンドルネーム)さんだが、次第に日本料理を追求したい気持ちになったそうだ。「日本の料理は文化・歴史・地理という観点を含め、奥が深い」と感じ、様々な料理方法や食材があり種類が豊富という面でも興味深く思っていたようだ。その中でも「ずっと好んでいた」という理由で、「母親が家族のために作る日本の家庭料理」を学び始めたのだという。

 縁あって日本人主婦たちやベテラン料理研究家に出会い、「なんて幸運なんだろう!」と喜んだ筆者は、料理を習っていく。「日本料理の味付けは関東風と関西風に分かれ、指導者によってどちらかに分かれる。指導してくれたお母さんたちは、自分の手料理をそれぞれ伝授してくれた」そうで、過程を写した写真もブログに掲載した。

 京都料理なども学んだそうだ。「すでに知っていて何度も作ったことがある料理でも、教えてもらう度に新しいものをたくさん学ぶ」と新鮮な気持ちで料理作りに励んでいた筆者は、指導者でありながら友人のような感覚もお母さんたちに覚えたそうだ。 「授業の時間を毎回越えてしまうのは、人生観や仕事のことなどいろいろなことをおしゃべりするから」。

 「料理作りを教わる中で、日本のお母さんである友人たちは温かい気持ちを贈ってくれるので、日本の生活を楽しんでいます」と、筆者はつづった。日本人から冷たい仕打ちを受け、差別されていると感じる出来事が続きくじけそうになったそうだが、心が安らぎ、幸せな気分になっているようだ。

 日本の家庭料理をもっと学びたい、という希望も湧き出てきたという。料理作りを通して、年上の女性や料理家たちからテクニックを教わり、「人情の温かさ、異文化も学んだ」という筆者は、深く結ばれた永遠の友情も感じとれているそうだ。「厚焼き卵作りに数十回挑戦しても、まだ上手く焼けない」と嘆くこともあるらしいが、そのような失敗も楽しい経験になっている様子だ。



【いったいどうしちゃったんだ!?と訪日台湾人が同胞の“ワガママ”に激怒、「文化の違う場所に行ったら…」】

台湾のネット有名人、史丹利さんが29日、日本を訪れて食事をした際に目の当たりにし、激怒したという台湾同胞の“わがまますぎる行動”について交流サイト・フェイスブックに書き込んだ。台湾・東森新聞雲が30日伝えた。

史丹利さんはフェイスブックに、日本を訪れた際に体験した出来事をつづったブログへのリンクをつけて投稿。その内容によると、史丹利さんは最近、日本に行ってあるレストランで食事をした。店の入り口には、今晩は予約でいっぱいのため、予約をしていない客は受け入れられないといった謝罪の貼り紙があった。史丹利さんは予約していなかったが店に入ってみると、席はガラガラ。店主に頼み込むと店主は一瞬考え、席を空けてくれた。

話を聞くと、台湾人客が夜9時半に15席を予約していたのだが、彼らは予約をすっぽかし、現れなかった。史丹利さんは夜11時まで店にいたが、それでも台湾人の予約客は現れず、店はその晩、他の客を断ったこともあって大きな損害を被ったと見える。

店の経営を心配しながら、同胞の勝手すぎる行為を恥ずかしく思っていた史丹利さん。店主に「こういうことはよくあるのですか?」と聞くと、店主は「うん。まあ、時々ね。でも、しょうがないよ。日本人はこういう時、キャンセルの電話をしてくるけど、旅行客だったら電話ができないのかもしれないし。怒っても自分の気分が悪くなるだけだから、気にしないようにしている」と語った。

史丹利さんはフェイスブックに「店を出てからずっと考えていた。台湾人はいったいどうしちゃったんだ!?どうしてこんなにわがままで、他人を尊重しない?予約をすっぽかしても大丈夫だと思っているのかもしれないが、文化の違う場所に行ったらその文化、ルールに従う必要があるだろう?」と怒りをぶちまけた。





台湾・高雄でパラグライダー不時着の日本人男性 無事救助

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台湾・高雄でパラグライダー不時着の日本人男性 無事救助


高雄市六亀区の山間部で1日、パラグライダーが不時着し下山できなくなっていた日本人男性(47)が、同日中に無事救助された。男性に大きなけがはなかった。

男性は屏東県三地門郷から高雄市六亀区に向けて飛行中、操作ミスで高度が下がり木に落下。男性は自力で脱出したが、山中で道に迷っていた。その後、通報を受けて消防隊員などが救助に当たった。

救助隊は幹線道路付近で男性を保護。下山後、男性の妻が救助費用を尋ねたところ、隊員は「お金はいりません」と返答。女性は台湾の人は本当に優しいと述べ、感謝を示すように何度も頭を下げていた。

男性は救助に駆けつけてくれた人々に感謝しており、またパラグライダーをするために台湾を訪れたいと語っている。

台湾各地で寒さ続く 淡水で8.1度、今冬一番の冷え込み

大陸からの寒気団の影響により2日午前、新北市淡水で最低気温8.1度を観測し、平地としてはこの冬の一番の寒さとなった。

中央気象局によると、各地の最低気温は嘉義8.4度、日月潭(南投)8.6度、台中9.9度、台南10.6度。台湾最高峰の玉山(3952メートル)は氷点下1.3度だった。

同局は各地で晴天に恵まれ、北部では日差しはあっても気温は低めと予想。中南部における朝晩の寒暖差は10度以上に達するとしている。

また、2日夜から3日朝にかけて台湾22県市のうち、台南市、高雄市、宜蘭県、花蓮県、台東県、屏東県、澎湖県を除く各地で、気温が10度を下回るとして低温注意報が発表されている。

断交以来36年ぶり 旧駐米大使公邸で国旗掲揚式

駐米代表処(大使館に相当)は1日、1979年の中華民国と米国の断交以来、36年ぶりにワシントンの旧中華民国駐米大使公邸で元旦の国旗掲揚式を行った。

断交前日の1978年12月31日に行われた最後の国旗降納式では、外交部の楊西崑次長(当時)をはじめとした出席者は皆、中華民国の前途を思い涙を流したとされている。

沈呂巡代表(大使に相当)は1日の式典で、楊氏が36年前にダグラス・マッカーサー氏の名言「アイ・シャル・リターン(私は戻ってくる)」を引用し、再びこの地に戻ることを誓ったと指摘。その上で「きょう、我々は戻ってきただけでなく、尊厳、尊敬、名誉ある形で戻ってきた」と式典の意義を強調した。

同公邸は断交後、中国大陸に接収されることは避けられたものの、現在でも使用に一部制限が設けられている。だが、関係改善により昨年には国慶日のパーティーで初めて両国の国歌が歌われた。


台湾歌手のリン・ユーチュン、アナ雪「ありのままで」をアカペラ披露


日本のテレビ番組に出演し、知名度が高まっている台湾歌手のリン・ユーチュン(林育群)が2日、台北市内で行われたディズニー映画「アナと雪の女王」のテレビ初放送記念イベントに登場し、主題歌「レット・イット・ゴー」を2カ国語バージョンのアカペラで歌い上げた。

イベント中に歌唱したのは英語版のみだったが、囲み取材では記者からのリクエストに応える形で日本語版も特別に披露。その澄み切った歌声に、会場から大きな拍手が上がった。

ユーチュンは先日出演した日本のバラエティー番組の中で、女性歌手のメイジェイと同曲でカラオケ対決し、初勝利したことに触れ、過去の3連敗で悔しさを感じていたと語った。

昨年は中国語と日本語で2枚のアルバムをリリースし、ユーチュンにとって充実した一年になったという。ミュージカルに挑戦してみたいとの思いを明かし、同映画の挿入歌を歌いながら踊ってみせ、観客を笑わせていた。

イベント中に司会者から日本での活動について話が振られると、日本語で「お元気ですか」とあいさつをする場面もあった。

台湾のお正月 初日の出フライトに乗客ら感動

チャイナエアライン(中華航空)は1日、「初日の出フライト」を初めて運航した。158人が搭乗し、普段とは違う空からの風景を楽しんだ。

午前5時9分に桃園空港を離陸した飛行機は、台湾北東部上空を南下し、花蓮沖で高度約1万メートルまで上昇。同6時18分すぎ、朝日が顔をのぞかせると、乗客は大きな歓声を上げ、その姿をカメラに収めるなどした。

機内では縁起がよいとされる食材を使った機内食も提供され、乗り合わせた別の乗客とシャンパンで乾杯する参加者もいた。

飛行機はその後、屏東県恒春沖で進路を北東に変え、石垣島や宮古島上空を経由して那覇空港に着陸した。乗客は沖縄での小旅行を楽しんだ後、今夜の便で帰国するという。

先月5日に発売されたこの日の航空券は、販売開始からわずか10分で完売していた。

中国大陸からの離島観光 新制度実施に「便利だ」との声

中国大陸からの旅行客が金門や馬祖など台湾の離島に入るための許可証を到着時に申請可能にする新制度が1日に開始された。利用者からは「便利でよかった」と歓迎する声が聞かれた。

金門県政府の統計によると、新制度が始まった初日、同地を訪れた香港・マカオを含む大陸からの旅行客は1481人で、このうち208人が新制度を利用しての渡航だった。

利用者の1人で厦門(アモイ)から来た范慶勝さんは、「関連書類に記入しておけば現地に到着後、2分間程度で許可証を受け取れた」と述べ、利便性の向上に喜んだ。

一方、アモイからの新制度利用者らに記念品を贈呈し、一行の来訪を歓迎した陳福海金門県長。地域の活性化を目指し今後は観光地づくりに取り組むと同時に、新制度実施に伴う治安問題の発生に備える姿勢を見せた。

「便利屋」状態の台湾警察に日本の生徒びっくり ゴキブリ退治の要請も

台湾へ交換留学に来ている警察官志望の日本の女子生徒がこのほど、高雄市警察局の派出所を見学し、台湾警察の業務量の多さに驚いたという。

台湾警察の主な職務は治安と交通に関する事柄だが、近年ではこれに市民サービスも加わり、貴重品預かりやタクシーの手配なども行っている。中には、モーニングコールや、虫の退治を要請する電話もあるという。

過去には、夜中に女性から慌てた声で通報があり、管轄の警察官が急いで現場に駆けつけると、部屋の中にいたのは一匹のゴキブリだったという案件もあった。

警政署の統計によると、2013年に高雄市警察局の管轄内では約71万400件の通報があり、そのうち最も多かったのは交通関係の19万5858件で43.1%を占め、次いで市民サービスが16万3061件の35.88%。治安事件と刑事関係は合計でも1万9455件で、わずか4.28%だった。

馬・総統、社会和解と両岸平和を強調

1月1日は中華民国の開国記念日。馬英九・総統は1日午前、総統府で行われた政府高官の元旦の初顔合わせ式で、「社会和解」、「与野党連携」、「両岸平和」などの三項目について元旦の祝辞を発表した。馬・総統は、台湾が空回りしないよう、国家元首としての責任を果たすと強調した。

馬・総統は、社会和解の基礎は理解だと指摘、昨年3月の学生運動は、台湾に大きな影響を与えたと認め、今後、政府は、これまでと異なる方式で若い世代と弱い立場にある人たちに対する理解を深め、その立場に立って考え、その声に耳を傾け、その意見を政策に取り入れるよう努力するとしている。

与野党連携について、馬・総統は、和やかな家庭は栄えるという台湾の諺を引用、人民に有利なことなら、それについて与野党の対話と連携を促すよう努力すると約束、議題にかかわらず、各種の形の国是会議についてもその成り行きを楽観視するとの立場を示した。

両岸関係について、馬・総統は、過去一年、両岸関係は穏やかに前進、両岸事務を担う双方の行政首長は、まず中国大陸の南京、それから台北、中国大陸の北京で三回対面し、役職名を呼び合った。これは台湾海峡が分割統治されて65年来初めてのことだった。過去6年来、台湾で進学する中国大陸の学生が大幅に増加、両岸の若者は交流を通じて親交を深め、中華民族の次の世代の平和のために強固な基礎を築き上げたと喜んだ。

馬・総統は、過去一年、台湾社会には各種の不満と対立があった。国民は選挙結果を通じてそれを伝えた。新たな一年を展望して、政府は教訓を心にとめてこそ、社会の安定を図れるのだとの見方を示した。

沱江艦、海軍元旦海上実演に初参加

中華民国の海軍が1日午後、台湾西南部の海域で海上実演を行い、基隆級フリゲート、成功級フリゲート、康定級フリゲート、済陽級フリゲート、ミサイル艇、S-70C対潜ヘリコプターなどが参加、対高速魚雷艇戦や対高速哨戒艇戦、海空合同対潜作戦などについて実演と訓練展示を行った。

昨年12月に中華民国の海軍に引き渡された、台湾が自主開発した、ステルス機能を持つ、双胴型高速ミサイルコルベット、「沱江艦」も1日の実演に初参加、実演時の最高速度は40ノット(時速72キロメートル相当)に達した。

海軍艦隊指揮部の黄曙光・指揮官は、今回、沱江艦を元旦の実演に参加させたのは、わが国には艦艇を自主開発する能力があることを強調するためだと説明、沱江艦が正式に海軍に加わった場合、台湾海峡における重要な戦力になれると期待した。

沱江艦は全長60.4メートル、幅14メートル、最高速力38ノット、排水量502満載排水トン、航続距離2,000カイリで、雄風2型および3型の対艦ミサイルをそれぞれ8基配備でき、高速の特性があり、ステルス機能も持つため、迅速に目標に接近し、ミサイルで標的を攻撃することができることから、「空母キラー」とも呼ばれている。中華民国軍はこのシリーズのコルベットを8隻から12隻建造し、2015年3月に正式に国軍に加える予定。

離島、1日より大陸客にランディングビザ

中華民国政府は1日より、中国大陸の旅行者に対してランディングビザ政策を実施、中国大陸の住民は、旅行目的で離島の金門、馬祖、澎湖を訪れる場合、移民署にランディングビザの発行を申請することができる。これまで、中国大陸の36都市の住民がこれらの離島を訪れた際、旅行代理店を通して数日かかって関連の手続きを行う必要があったが、1日以降、事前に申請票に関連資料を記入し、金門の埠頭の受付に持っていけば、数分間でランディングビザを取得できる。入国の手続きが大幅に簡素化したほか、時間も大いに節約できた。

離島・金門県の陳福海・県長は1日午前、強い風にもかかわらず、埠頭まで中国大陸の旅行者を出迎えた。陳福海・県長は、金門は台湾のほかのところに先駆けて中国大陸と平和的な関係を試験的に発展させている。両岸関係の平和的な発展において重要な役割を果たしているとして、「金門に立脚し、両岸を連結する」というのは今後の施政目標だと説明した。

金門県政府観光処の統計によると、初日の1日、208人がランディングビザを申請した。1日、金門を出入りした旅行者は2844人で、そのうち、中国大陸、香港、マカオからの旅行者は1481人で、半数を超えた。

歌手のリン・ジュンジエ、サイン会中に男に殴られる

シンガポール出身の歌手・リン・ジュンジエ(林俊傑)が1日午後、台北市内で行っていた最新アルバムのサイン会の最中に男から殴られた。サイン会は中断され、ジュンジエは病院で検査を受けた。診断結果は左耳挫傷で、目立った外傷はないという。その後サイン会は再開された。

容疑者の男はその場でスタッフに取り押さえられ、警察に逮捕されたが、同日夜、2万台湾元(約7万6000円)の保釈金を支払い釈放された。

現場から警察署に移送される際に、男はメディアに対して自分はファンではなく、狂った人だと語ったとされている。

男はマイナーバンドのメンバーだとみられており、2日午前、自身のフェイスブック上で犯行の様子を撮影した映像を公開し、犯行が意義のあることだとする文章を載せている。

一方、ジュンジエは2日、この事件に関して短文投稿サイトのウェイボー上に「愛の力は暴力行為をはるかに上回ると信じます」と心境をつづった。

所属レコード会社は容疑者の男をすでに告訴している。

自転車の新しい文化を=世界最大「ジャイアント」会長

世界最大の自転車メーカー「ジャイアント」の劉金標会長(80)が時事通信のインタビューに応じた。2014年5月に台湾一周約930キロを完走するなど、現役サイクリストである劉会長は自らの経験も踏まえ、「自転車の新しい文化をつくりたい」と意欲を示した。
 劉会長は創業から今日までを振り返り、「オンリーワンを意識してきた。市場を追い掛けるのではなく、常に将来を見据えて努力を重ねてきた」と一代で世界的な企業に育て上げた秘訣(ひけつ)を語った。
 環境保護、健康志向が世界的な潮流となる中、自転車の存在が改めて見直されている。劉会長は「自転車にはエコ、健康を中心に多くのメリットがある」と力説する。自身も73歳で初めて台湾一周を成し遂げ、中国、オランダ、日本など海外でも長距離サイクリングに挑戦してきた。その結果、「この年齢でも健康状態は下り坂ではなく、逆に良くなっている。前向きな精神を養うこともできた」。自転車のスポーツとしての魅力、精神面でのプラス作用など多岐にわたる効用を説いた。
 劉会長は現在、台北市がジャイアントに業務委託する公共自転車シェアリングに力を注いでいる。同事業は温暖化防止や渋滞緩和を目的に12年11月にスタートし、台北市民の新たな交通手段として定着している。延べ利用回数は3300万を超え、自転車を乗り降りする「ステーション」は約200カ所に達した。利用は30分まで無料だ。
 当初は販売面への影響を懸念する声もあったが、劉会長は「かえって自転車を乗る楽しさが知られ、サイクリング人口が増えた」と述べ、自転車の新たな可能性を示す事業として手応えを感じている。「日本の地方自治体でも希望があればお手伝いをしたい」と海外展開にも前向きな考えを示した。 





【台湾ブログ】日本留学希望者へ、前もって準備してほしいこと

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  【台湾ブログ】日本留学希望者へ、前もって準備してほしいこと



 日本に留学経験のある台湾人女性が、「今後同じ目標を持つ人へ」と準備段階での必要事項をブログにまとめた。「少しでも役立ててほしい」という思いを込めている。20代の若月(ハンドルネーム)さんは、5つの項目に内容を分けて記載した。なんと言っても真っ先に伝えたいのは、お金が重要ということだそうだ。

 「東京の語学学校に通いましたが、年間授業料が約110万円。調布市に住み家賃を含んだ生活費が毎月8万円。日本で働いたら何とかなると思っている人が多いだろうが、日本語が話せないのが障害になる」と伝えた。台湾で日本語を学んでいた筆者だったが実際の日本人の会話は速く、スピードに慣れるのに2~3カ月かかったと明かした。

 「慣れるまでに早くても1カ月はかかる。皿洗いや清掃など日本語力を問わない仕事もあるが、1000円前後の一般的なアルバイト代より時給は低くなる」と、現実を伝えた。留学ビザに関しては、「素行不良の記録がなければ基本的に通るので、心配無用」と述べた。

 「当然ながら連絡は自分でできる訳だが、当時の私はコミュニケーションをとれるほどの日本語の能力は持っていなかった」と筆者、語学学校への連絡は専門家に頼むのを薦めるとし、自身の留学を手配した代理業者を公開した。安心して利用できる機関ということだろう。語学学校の入学審査は電話で済ませ、「難しくはなかったが入学の理由など聞かれたので、語学力に不足を感じる人は事前勉強を薦める」そうだ。

 続いて語学留学を実現するために、「専門学校に行くには、日本語能力試験2級の合格がマスト」と注意し、日常において日本のドラマやアニメを見る意識を持ち、字幕無しでも理解出来るようになろうと、アドバイスした。また自身が台湾で学んだ日本語の授業なども明記し、「6~7割の日本語が理解できるようになったが、早くしゃべられると混乱する」という現状も打ち明けている。

 日本での住まいについては、台湾で情報収集をした筆者。学生寮への申込みをあらかじめ済ませたそうだ。「到着したのに住む所がないという心配はなかったが、前もって部屋を見られないのが欠点。一度決めたら変更できなかった」と経験を述べた。インターネットで日本の不動産事情を確認するように、とも促した。

 「東京の中心部に住むとしたら、月家賃は3.5万円から15万円と幅がある。安い部屋は古くて狭く、高い部屋は家具などが備え付けになっている」と目安を伝えたが、セキュリティ面が安心で、様々な間取りや食事付きなどいろいろと選択肢のある学生寮を、薦めたいようだ。参考資料として間取り図を張り付けている。

 最後に伝えたいことは、台湾の健康保険についてだそうだ。海外に半年以上滞在する場合は保険料が免除になるとのことで、自身の経験を伝えた。夏休みなど台湾に時々帰る機会が想定できる期間は保険を止めず、保険料を支払っていたという。そして半年以上の日本滞在が確定できる時に止め、保険料約4000台湾ドル(約15200円)を節約できたそうだ。

 保険料のことなど、細かい内容だが日本留学を考えている台湾人にとっては、大いに参考になるだろう。外国への留学が珍しくなくなった現代。インターネットを使っていろいろな情報が得られるが、実際に経験した同郷者の報告やアドバイスが、最もわかりやすく参考になる場合が多いと思われる。



【台湾ブログ】日本に留学、順番良くこなしてほしい入国後の手続き

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【台湾ブログ】日本に留学、順番良くこなしてほしい入国後の手続き

 日本の語学学校に留学した台湾人女性が、「参考にしてほしい」と同じ目標を持つ人々に向けて、住所登録や銀行口座の開設方法などをブログに書いた。日本到着後のアドバイスをブログにまとめている。留学目的で日本に着いた台湾人は、在留カード~住民登録と国民健康保険登録~銀行口座開設~携帯電話申し込みという順番で、手続きをするべきとのことだ。

 「必ずこの順番で手続きを進めてください」と、若月(ハンドルネーム)さんは釘をさした。在留カードというのは「日本での身分証明書になる大切なもの」で、他人の目に触れるリスクを承知で自身のカードを写真に撮り、ブログに載せた。見た方がわかりやすい、というブログ訪問者への気配りなのだろう。氏名や生年月日は隠したが、「国籍・地域欄」に台湾と印字されている部分ははっきりと載せた。

 筆者は「国籍・地域欄は中国台湾省と印字されると思っていたが、台湾になっていた。だから日本って大好き!」とつづっており、その文面から喜びが伝わってくる。実際の所2012年7月9日、在留カードの交付開始のタイミングで台湾人の「国籍・地域欄」が台湾になった。

 在留カードの交付前に交付されていた外国人登録証の同欄には「中国」と表記されていたが、12年間にも及ぶ台湾の人々の署名活動や政府への申し入れが届き、台湾表記に変わった。台湾の人々にとって、念願かなった朗報だったのである。筆者の経験談によると在留カードの申請は簡単で、「日本の空港を出る時に受け取り可能。住居が決まっていない場合は未定と表記され、決定後に区役所で後面記入を行う」ことを知らせた。


 在留カードを入手後は区役所へ出向き、住所登録が必要。「半年以上滞在するなら、国民健康保険の申請だ。住む地域で保険料は変わるが、私の地域は1000円程度」と報告した。筆者は日本の国民健康保険証がプラスチック製ではなく、「1枚の薄い紙だったので、正直びっくりした」と、驚きを隠せなかった。安っぽく感じたのだろうか。


 お次は、銀行口座の開設だ。筆者いわく、日本の銀行は各支店が独自システムで動いているので珍しいとのことで、「例えば同じ銀行でもA支店では口座開設を断られるが、B支店では開設できる場合がある。1箇所でダメな場合でも諦めず、他の支店をあたってみた方が良い」のだそうだ。

 銀行口座は、住所記載の在留カードと国民健康保険証、印鑑と滞在先の電話番号があれば、無事開設できたと筆者は述べた。住居の近くにあり、便利に利用できる都市銀行を選んだそうだ。「印鑑は台湾から持参しよう」とも伝えた。日本にない苗字の印鑑は購入が難しく、刻印オーダーは非常に高額であると知らせた。

 また「ゆうちょ銀行では口座を作らないように」という注意も載せた。「口座開設後半年内は、海外からの送金を受け付けない」という理由があるからだ。「お金を十分用意してきた人は別として、家族が日本へ送金できない」のが、ゆうちょ銀行の口座と強調した。筆者の記載通りゆうちょ銀行の規定では、外国人客は口座開設後6カ月間海外相手の送金も入金も受付不可とのことで、要チェックだ。

 最後に「みなさんが最も知りたい情報」として明記したのが、携帯電話の契約方法。銀行口座開設時の必要なものに加え、無事開設できた銀行口座の通帳が必要らしい。筆者は秋葉原に出向き、「日本の大手携帯会社の3社の詳細を訪ねた」とのことで、結果ソフトバンク社との契約に決めた。機種や料金プランが安かったからだという。

 米アップル社のスマートフォンである「iPhone5s」で毎月6000円程度の出費になると具体的に伝え、最初の月は契約料を含み9000円位になることも知らせた。そして「携帯電話の契約はそのほとんどが2年ごとの更新になっているので、プリペイド式の携帯電話やポケットWifiも選択肢に入れた方がいいなど、アドバイスした。中国語が話せるソフトバングのスタッフに数人会い、それもうれしかったようだ。

 以上が、生活を始めるにあたっての日本で必要な手続きとのことだが、筆者は自身の在留カードや保険証を画像としてブログで公開し、また自身が利用した場所の名前や費用面なども、隠さずに載せている。このような具体的な数字やアドバイス、また訪ねる順番まで情報としてまとめられているので参考になりそうだ。日本行きを計画している台湾の人々に、役立つブログだろう。






日本統治時代などの台湾史を紹介したアニメが人気集める:台湾

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内政部出入国および移民署、2日に改名

「内政部出入国、および移民署」が2日付で「内政部移民署」に改名され、新移民の人権をさらに保障するため、将来的には中国大陸住民を含む海外の人たちと結婚した世帯への奉仕、および人身売買の防止も業務に組み込まれる見通し。

中華民国における出入国、および移民業務を担う、移民署では2日午前、改名除幕式、および発足8周年記者会見を行った。記者会見に出席した、内政部の陳純敬・政務次長は、「移民署の前身は、警政署出入境管理局に所属した機関だった。2007年1月2日、『出入国、および移民法』に基づいて、『内政部出入国、および移民署』として正式に発足、今年は政府の組織改変に合わせ、その名が『内政部移民署』に改められたと説明した。陳・政務次長は、改名後の移民署は、業務が外国人、および中国大陸住民と結婚した家庭への奉仕、人身売買の防止などへと拡大され、新移民の世話とその人権保障をさらに着実で効果的なものにすることができ、大きな意義がある。」と述べた。

移民署の莫天虎・署長は、国境を越える人口の移転が頻繁に行われるにつれ、毎年、台湾を出入りした人口は2007年のおよそのべ2528万人から、昨年2014年末時点では、のべ4332万人に増加、台湾にいる外国人、および台湾の人と結婚した海外の配偶者は百万人を突破したため、移民の世話、不法に滞在している海外の人たちの摘発など、移民署の業務は今後さらに重くなるだろうと期待した。

米ツインオークスで36年ぶり国旗掲揚式

中華民国の国旗掲揚式が36年ぶりに、アメリカワシントンのツインオークス(Twin Oaks)で行われた。ツインオークスはアメリカのワシントンD.C.に位置する古跡とされる建築物で、中華民国政府の国有財産でもある。1937年から1978年の間、アメリカ駐在の中華民国大使の官邸として使用されていた。1979年、アメリカのカーター元大統領は、中共と国交を樹立、ツインオークスが中共に占拠されるのを防ぐため、中華民国に友好的なアメリカの政府要人は、20米ドルという象徴的な価格で、ツインオークスを同じ中華民国に友好的なアメリカの民間団体、「自由中国の友協会」に売却、一年後、この協会は財務危機を理由に、それを中華民国政府に売却した。1986年2月5日、アメリカ政府は、この建築物の歴史的な背景と特色から、それを古跡に指定した。

アメリカ東部時間1日午前8時30分、駐米台北経済文化代表処は、ツインオークスで、1979年、中華民国とアメリカとの国交断絶後初めての国旗掲揚式を行い、沈呂巡・アメリカ駐在代表夫妻をはじめ、代表処の高官、華僑事務を担う、僑務委員会の委員、華僑団体の代表らが出席した。前回、ツインオークスで中華民国の国旗掲揚式が行われたのは、1978年12月31日、中華民国とアメリカとの国交断絶前だった。

当時、アメリカ駐在の楊西崑・中華民国大使は、第二次世界大戦の連合国軍最高司令官だったダグラス・マッカーサー元帥の名言、“I shall return.”(私は必ず戻ってくる)を引用して涙ながらにあいさつした。36年後の2015年元日、同じ場所であいさつした、沈呂巡・駐米代表は、「きょう、われわれは、ここに戻ってきたのみならず、われわれは尊厳、尊敬、栄誉のある形で戻ってきた。」と喜んだ。

日本統治時代などの台湾史を紹介したアニメが人気集める


昨年から動画投稿サイトのユーチューブで配信されている、台湾の歴史をテーマにしたアニメ「台湾バー(Taiwan Bar)」が、その軽妙なトークや分かりやすい解説などによって人気を集めている。

このアニメはここ100年の台湾の歴史を、ジョークなどを交えながら紹介するもの。日本の統治による台湾の近代化などをテーマにした第1回の動画(昨年11月配信)は1月3日現在、再生回数が60万回に届く勢いとなっている。

第1回の動画では日本が台湾に近代的な制度や習慣を持ち込み、衛生環境の改善や医療水準の向上などに貢献したとする一方、仕事や教育などにおいて台湾の人々に対する差別待遇が存在していたことなどを指摘している。

動画のコメント欄では「先生がこんな風に歴史を教えてくれたら覚えられたのに」、「日本語版はありますか?日本人に見せたい」などの書き込みが見られた。

動画は毎月1日に更新されており、昨年12月は日本の台湾統治政策の変遷などをテーマにした第2回が、今月1日には台湾議会設置運動などの1920年代の社会運動を扱った第3回が配信されている。

公式サイトではTシャツや動画に登場する熊のぬいぐるみなどの関連グッズも販売されており、収益は動画制作に使われるという。

発泡スチロール製カップ、年内使用禁止か

台湾では年間発砲スチロール製のカップを2億個使用しているが、リサイクル率はわずか2割だった。環境への汚染が指摘されている。環境保護署の幹部職員は、発泡スチロールの使用を禁止する草案、「発砲スチロール類飲料カップ管制措置」を作成しており、新たな規定は年内実施される見通しを示した。

この措置の実施は、発泡スチロール製のカップを使用している台湾全域にあるドリンク業者2000社、およびそれを製造する業者10社に影響を及ぼすと予測されている。そのため、政府は、過渡期を設ける予定。将来、業者が法律に違反して発泡スチロール製のカップを使用した場合、台湾元1200元から6000元までの罰金が科されるほか、決まった期間内の改善が求められる。改善しない場合、営業停止を命じられる可能性があるという。

近年、地球の温暖化が進んでいるため、夏になると、冷たいドリンクを飲む人が増えている。発泡スチロール製のカップは、断熱効果が高く、保冷力が抜群であるため、多くのドリンクスタンドは発泡スチロール製のカップを使用している。しかし、一部の消費者はドリンクを飲み終わると、カップを手当たり次第に捨て、海洋などを汚染するとともに、鳥類や海洋生物もよくそれを誤食している。

東京駅そっくり?台湾の監察院が日本人客のひそかな人気スポットに

台湾に現存する建造物の中で、最も完全な姿で残されているバロック式建築である監察院(台北市)の庁舎が、日本統治時代に建てられた歴史や特殊な外観によりひそかな人気を呼んでいる。同地を訪れる日本人観光客からは「東京駅に似て美しい」との声も出ている。

監察院の建物は、日本時代の1915年(大正4)年に台北州庁として完成。屋根にはビザンティン様式、入り口の柱にはトスカナ様式が採用されている。設計を担当したのは日本時代の台湾で最も多くの官庁を手がけた人物として知られる森山松之助氏。

森山氏が関わった建築物は台湾では台北州庁のほか、総督府(現・総統府)、総督官邸(現・台北賓館)、台中州庁、台南州庁(現・国立台湾文学館)など。日本では新宿御苑の台湾閣(旧御涼亭)などが現存している。

日ハム・陽、米ロスで松井稼と合同自主トレ

日本プロ野球、日本ハムの陽岱鋼(27)は2日、楽天の松井稼頭央(39)との合同自主トレーニング参加のため、米ロサンゼルスに向けて出発した。複数の台湾メディアが伝えた。

ロサンゼルスでは、肩や膝の筋力トレーニングに取り組むほか、自身が憧れの選手に挙げた松井からも「多くのことを学びたい」としている。今月下旬には沖縄のキャンプ地でチームと合流する予定。

今や台湾の国民的英雄となった陽は、2005年に日本ハムに入団。昨季は6月から故障で約1カ月離脱したが、球界唯一のトリプルツー(2割20本塁打20盗塁以上)達成者になるなど2年連続で「札幌ドームMVP賞」に輝いている。

台湾・阿里山で霜を観測 最低気温は氷点下0.7度

台湾中南部の名峰、阿里山で2日午後9時29分、最低気温氷点下0.7度を観測し、一部の場所では霜が降った。

大陸からの寒気団が弱まった影響で、3日は気温が徐々に上がり、午前8時半には8.6度にまで戻った。

一方、台湾最高峰の玉山(3952メートル)の早朝の気温は摂氏0度を上回らず、午前7時22分には最低気温氷点下3.4度を観測した。数日前に降った雪はまだ溶け切らずに残ったままになっている。

交わすと不幸になる? 馬総統の“デス握手”がまた話題に

インターネット上などで「交わすと運が下がる」と噂されている、馬英九総統の“死亡之握”(デス握手)がまた話題になっている。

2013年の台湾の流行語にも選ばれたこの言葉が再び“脚光を浴びた”きっかけは、元日の1日に行われた柯文哲台北市長のある発言。

柯氏は当日、総統府(台北市)前で行われた国旗掲揚式に出席し、馬総統と握手。式典後、報道陣にその感想を聞かれて「デス握手と、(外科医だった自分の)“回春之手”(生き返らせる手)とどっちがすごいかを考えていた」と明かした。

柯氏は、医師時代から率直な物言いが人気を集めており、今回の発言もメディアに大きく取り上げられていたが、前総統府副秘書長の羅智強氏は2日、フェイスブック上で、「(デス握手という根も葉もない噂は)馬総統の尊厳と人格でなく、人への思いやりを殺して(壊して)しまった」などとコメントし、ことあるごとに“馬バッシング”に躍起になる野党民進党や一部のネット利用者を批判した。

現職総統にまつわる“伝説”といえば、陳水扁前総統の“阿扁魔咒”(扁ちゃんの呪い)も有名だ。総統在任中(2000~2008年)に生で観戦したプロ野球の試合での主催球団の勝率があまりにも低かったことから、呪いとして取り沙汰されていた。

幸運に恵まれなくなるとされる握手に、今も野球ファンの間で語り草となっている呪い。国家元首を皮肉るこれらの言葉は、民主化の“賜物”の1つであり、今後も増えていくだろう。

法務部、陳水扁氏刑務所外治療延期を堅持

法務部矯正署が2日、正月連休明けの5日に、会議を招集して陳水扁・前総統の刑務所外治療の可否を検討する方針を重ねて強調した。汚職やマネーロンダリングなどで20年の懲役に求刑され、現在服役中の陳・前総統は、健康状態の悪化を理由に弁護士を通して刑務所外治療を求めた。

そのため、法務部は、陳・前総統の健康状態を鑑定するチームを組織し、陳・前総統の健康状態を鑑定してもらい、それを刑務所外治療に許可を与えるかどうかのよりどころにする。鑑定チームは昨年12月30日、陳・前総統の刑務所外治療の必要性を認める報告、および関連資料を法務部に送ったため、台湾のメディアは、陳・前総統の刑務所外治療は、昨年12月31日にも実現できる見通しを報じていた。

しかし、法務部矯正署は、公文書や関連報告などが届いていないことを理由に、陳・前総統の刑務所外治療を正月連休明けの5日以降に延期すると発表した。一部では、それは陳・前総統の刑務所外治療を故意に遅らせるとして、不満の声が上がっている。

矯正署の呉憲璋・署長は2日、報道陣に対して、予定通りに5日午前9時に、陳・前総統の刑務所外治療を審査する方針を重ねて強調し、陳・前総統の刑務所外治療を繰り上げる可能性を否定した。

14年台湾訪問観光客数過去最高の990万人=旅客数は中国大陸、日本、香港の順

昨年(2014年)に台湾を訪れた観光客数が990万人(のべ、以下同)を超え、過去最高を記録したとの見方を明らかにした。対前年では190万人の増。

 マカオの日刊紙「澳門日報」が1月3日付紙面で香港中通社電を引用して報じた。台湾観光局の統計によると、昨年1-11月に台湾を訪れた旅客の出身地別で最も多かったのは中国大陸の364万人で、前年比38.2%の大幅増。2位は日本で、16.0%増の148万人、3位は香港で、16.94%増の124万人。また、テレビ番組放送効果により、韓国からの旅客が55%増え、米国を抜き4位に浮上。この他、欧州、ニュージーランド、豪州からの旅客の増も顕著だったという。

 台湾観光局では、東南アジア方面からの旅客の掘り起こしに努めたというが、旅客数は10.47%増の121万人にとどまり、目標に届かなかったという。その理由として、インドネシアの大統領選、マレーシア航空機事故、タイの政情不安などを挙げている。






日本人学者、日本統治時代に生まれた台湾詩人の直筆原稿を寄贈:台湾

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自民党・桜田党副幹事長、台湾訪問へ 政界関係者らと意見交換


衆議院議員で桜田義孝・自民党副幹事長が今月10日から台湾を訪問することが、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の関係者の話でわかった。政界関係者らとの意見交換などが予定されているという。

桜田氏は12日まで滞在し、日台間の協力や地方交流などについて話し合いを行う。

桜田氏は議員当選回数6回。文部科学副大臣、内閣府副大臣などを歴任した。亜東関係協会は、過去には日台の関係強化を目的とする超党派の議員組織「日華議員懇談会」にも所属していたとしている。

通信3社、4G端末補助金カットへ=台湾紙[IT]

1月4日付工商時報は、通信大手3社が今年、第4世代移動通信システム(4G)端末向けの補助金を最大で2~3割カットする方針と伝えた。

最大手の中華電信は、2014年に約100億台湾元(約380億円)だった端末補助金を70億~80億元に減らす予定。同社のモバイル部門、中華電信行動通信分公司の林国豊総経理は、補助金の削減は世界的な傾向だと指摘する。遠伝電信(ファーイーストーン)と台湾大哥大(台湾モバイル)は、削減幅を検討中としている。

中国では、通信最大手の中国移動通信(中国移動、チャイナモバイル)などが端末向け補助金のカットに着手しており、台湾の通信各社も4Gの普及加速に向け財務体質の強化を進めるものとみられる。同紙は、通信各社が販売店への販売促進費の削減にも踏み切る方向と伝えているが、各社は「ノーコメント」としている。

■使い放題プランは延長

昨年後半に4Gサービスに参入した亜太電信(APT)と台湾之星電信(Tスターテレコム)を含む5社は、月額一定料金で通信量に制限を設けない「使い放題プラン」を今年も継続する方針。中華電信行動通信分公司の林総経理は工商時報に対し、今年第1四半期まで同プランの延長を決めたと話した。遠伝の李彬総経理も、プランを継続する意向を既に明らかにしている。台湾大哥大は、一定の条件を付けた使い放題プランを検討しているもよう。

IT市場調査会社のインターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)は、15年の台湾域内の4Gユーザー数を845万と予測。通信各社が使い放題プランを継続した場合、1,000万の大台に乗る可能性があるとの見方を示している。

日本人学者、日本統治時代に生まれた台湾詩人の直筆原稿を寄贈

文芸評論家の西田勝氏(86)が3日、日本統治時代の1908(明治41)年に生まれた台湾の詩人、楊熾昌の直筆原稿を国立台湾文学館(台南市)に寄贈した。文学館側は、台湾文学の発展に大きな意義があると喜びを示している。

台南出身の楊は、1930(昭和5)年に日本本土に進学。1933年にはモダニズムを台湾に引き入れ、その後、超現実主義を主張するなどした。

今回寄贈されたのは、1993年に西田氏が楊に寄稿を依頼した際に書かれた原稿2作品分。西田氏によると、太平洋戦争中の米軍による台南空襲や、1947年の二二八事件以降の主権帰属問題、台湾政界への展望などを記したエッセイだという。

楊の長男、楊蛍照さんは、戦争の影響で残っている直筆原稿が少なかったとし、20年以上にわたって保管していた西田氏に、日本語で感謝の気持ちを伝えた。

陸軍基地に公共芸術作品 国家防衛への志気など表現

陸軍の龍潭龍城基地(桃園市)にこのたび、攻撃ヘリコプター「アパッチ」と多目的ヘリコプター「ブラックホーク」をイメージしたパブリックアートがお目見えした。

関連施設の出入り口の両側に設置されたこの作品は、白に塗装されたステンレス素材で「飛翔」、「強靭さ」などを表現。翼を大きく広げた様子をイメージし、国家防衛や救難救助への志気を表したという。

同基地に隣接する別の施設でも灰色の壁にモザイクアートを施しており、軍では一般市民との距離を縮めたいとしている。

相次ぐ農作物被害受け 農業委員会、タイワンザルの駆除一部許可へ

タイワンザルによる農作物への被害が深刻化している。農業委員会はこのたび、緊急時に限り、保護が必要とされる動物の駆除を初めて認める通達を各役場に送った。長らく農民を悩ませてきた問題の解決につながるか関心が寄せられている。

▼被害に遭わないのはショウガだけ

タイワンザルは台湾で保護が必要な希少動物に指定され、今まで駆除が認められていなかった。農民は爆竹やスピーカー、電気ネットを設置するなどして対策を施していたが、ほとんど効果が得られなかったという。台東県延平郷役場の関係者は、被害に遭わないのはショウガだけとため息をつく。

海外輸出も盛んなバンレイシ(釈迦頭)の収穫期を迎えた同県東河郷隆昌村の林徳義さんの農園では、2組のタイワンザルの群れに襲われ、約5割が被害にあった。山間部でキャベツを栽培する邱強永さんは、サルが人間を怖がらなくなっていると肩を落とす。被害は深刻化する一方だ。

▼農家の判断にゆだねられる「人道的な方法」

農業委員会の通達によれば、保護が必要な動物によって農作物に損失が生じる恐れがある場合、「人道的な方法」によって、苦痛を最小限にした上で駆除を認めるという。

ただ、この「人道的な方法」の解釈は、各農家にゆだねられる。延平郷役場にも問い合わせが相次いでおり、「猟銃で一撃にすればいいのか」との声もある。

台湾・桃園空港の出国後エリアに移動式売店 おつまみ需要狙う

台湾桃園国際空港はこのたび、出国審査後のエリアで移動式ワゴンを使った簡易売店の営業を開始した。格安航空会社(LCC)の乗客などをターゲットにジュースやスナック類を販売し、おつまみ需要の掘り起こしを狙う。

空港内の免税店と協力して簡易売店が設置されたのは第1ターミナルで、出国後エリア内を不定期で巡回する。まだテスト販売の段階だが、すでに多くの利用客の注目を集めており、韓国に向かうという女性は「便利だと思います」と話していた。

魚市場が正月連休で、キハダの価格高騰

日本と台湾の魚市場が正月連休で休場となっているのを受け、台湾でキハダの価格が高騰している。屏東県東港では通常の2倍以上に跳ね上がり、地元漁会(漁協)の関係者は「前代未聞の価格」と驚いている。4日付の自由時報が伝えた。

キハダの価格が高騰しているのは、例年は元日しか祝日にならない台湾が、曜日の関係などで1~4日が連休となり、魚市場が休みになったため。日本の連休とも重なり、残されている数少ない在庫に注文が殺到した。

漁会関係者は、通常1キロ当たり250台湾元(約950円)だった価格が600元(約2300円)に上昇したと話す。同地産のクロマグロより高い値段だ。地元漁師も喜びの色を隠すことなく「嬉しいね」と語っている。

キハダは刺し身にするとおいしいほか、「鮪魚飯湯」と呼ばれる東港名物の海鮮茶漬けの材料にもなり、地元では日常的に食されているという。

中華民国「青天白日旗」を断交以来36年ぶりに掲揚・・・米ワシントンの台湾出先機関「経済文化代表処」が実施

米ワシントンD.Cにある台湾の駐米国経済文化代表処は1日、中華民国が国有資産として保有する同市内のツイン・オークスで中華民国国旗の「青天白日旗」の掲揚を行った。掲揚は、米台国交断絶の前夜だった78年12月31日に「青天白日旗」を降ろしてから36年ぶり。

 2日の掲揚式には、経済文化代表処の沈呂巡代表と夫人を初めとして、代表処職員、その他の台湾当局関係者、現地在住中華民国系住民代表、退役軍人らが出席した。ポールの上端で「青天白日旗」が翻ると、「中華民国国歌」、「国旗歌」を全員で斉唱した。

 沈代表によると、78年12月31日の「青天白日旗」を降ろす儀式にも、外交官として出席した。冷たい小雨の夕方で、その場にいた先輩外交官や華僑関係者など皆が涙を流したという。

 ツイン・オークスは当初、米国人有力者の個人資産だった。現在の邸宅や庭園が完成したのは1888年。1937年からは中華民国が国有資産として、大使公邸などとして使っていた。

 1970年代から世界各国で「中国との国交樹立・台湾との断交」の流れが加速すると、中国政府が新たに国交を樹立した国で、中華民国の国有資産を“接収”する動きが発生した。「中華人民共和国が成立した1949年10月1日までは、中国政府とは中華民国政府だった。その後は、中華人民共和国政府が中国を代表する政府になった。したがって国有財産は中華人民共和国政府が引き継ぐ」との理屈だった。(解説参照)

 ツイン・オークスは現在も経済文化代表処代表の公邸などとして使われている。沈代表は米台国交断絶時には、外交の前途だけではなく、ツイン・オークスの扱いについても心配したと説明。しかしその後は「先輩外交官や華僑などが奮闘し、合わせて米国の友人の協力もありツイン・オークスの財産権も確保できました。少しずつ、各種制限も打破することができました」という。

 沈代表によると、2014年10月10日の国慶日(建国記念日)にツイン・オークスで開催されたパーティーでは前例を破り、出席者一同が米国と台湾双方の国歌を「高らかに歌った」という。

 1日の「青天白日旗」掲揚は午前8時半だった。晴れていたために冷え込み、同時点の気温はほぼ摂氏0度だった。沈代表は厳寒にもかかわらず多くの出席者が集まったことに感謝し、中華民国系住民に「一層の求心力」の発揮を呼びかけた。

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◆解説◆
 中華人民共和国政府と、中華民国(台湾)政府の海外における「所有権」あるいは「当事者としての適格性」を巡って発生した問題しては、日本で発生した「光華寮」訴訟問題がある。

 光華寮の所在地は京都市左京区で、戦前に京都帝国大学が中国人留学生のために用意した学生寮を台湾政府が1952年に買収した。1960年代に、文化大革命を支持する中国人入寮者が出たため、学生間の対立が発生。台湾政府は中国人入寮者の退去を求め、京都地裁に提訴した。裁判は長引き、1972年の日中国交正常化・日台断交により、中華民国政府の「原告としての資格」や「所有権」を巡る問題が発生した。

 京都地裁による一審判(1977年)は、中華民国政府の原告としての資格は認めたが、日本政府が中華人民共和国政府を唯一の合法政府と承認した以上、「中国」の公有財産である光華寮の所有権も中華人民共和国に移転するとして、原告(中華民国)の請求を棄却した。

 大阪高裁による二審(1982年)は、「政府承認の切り替えによって中華民国が取得した光華寮の所有権が消滅することはない」として、原判決を破棄、一審に差し戻した。差し戻しの一審、差し戻し後の控訴審はいずれも中華民国側の主張を認めた。

 最高裁は2007年になり、「日本政府は中華人民共和国政府を承認した」ことなどを理由に「中華民国はもはや本件訴訟の原告当事者ではない」として、日中国交正常化以降の審理をやり直すべきとして、京都地裁からの差し戻しを言い渡した。最高裁は被上告人の表記を「旧中華民国 現中華人民共和国」などと変更した。

 「光華寮」訴訟問題は現在も、決着をみていない。








交通部、鉄道施設を文化資産として観光開発へ:台湾

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交通部、鉄道施設を文化資産として観光開発へ

交通部台湾鉄路管理局は、全国7カ所の鉄道関連施設を観光資源として活用する計画を始動した。台湾鉄路には文化的価値を持つ施設が101あり、うち32が古蹟や歴史建築物となっている。

台北の列車整備工場と日本統治時代の台湾総督府交通局鉄道部(北門鉄道部)を中心に、苗栗駅鉄道博物館、彰化駅扇形機関車庫、台中駅および20号倉庫、高雄港駅区、花蓮鉄道文化園区、台東鉄道芸術村などで民間業者の参画を求め、商業施設やホテルなどを含む鉄道文化観光地として整備・開発を行っていく計画だ。

台湾の陳前総統「仮釈放」、政治判断濃厚

台湾の法務部(法務省に相当)は5日、収賄罪などで服役中の野党、民主進歩党の陳水扁前総統(64)に自宅療養を認めた。民進党側が昨年11月末の統一地方選での大勝を受けて刑務所の外での治療を要求しており、譲歩した形だ。決定は政治判断の色合いが濃く、次期総統選に微妙な影響を及ぼす可能性がある。

 法務部は5日、睡眠時無呼吸症候群など複数の病状が悪化しているとして、陳氏に1カ月間の自宅療養を認めた。期間は延長できる。「脳の複数箇所で神経機能の退化現象」があると診断されており、病状が「回復」せず再収監されない可能性もある。療養中の政治活動は禁止される。

 陳氏側が昨年6月に刑務所外治療を申請した際は却下したが、11月末の地方選後、民進党の県・市長らが同様の声明を発表すると、法務部は「再申請できる」と表明。陳氏側の推薦7人を含む専門家15人の医療鑑定チームが12月30日、自宅療養を認める報告書を提出した。呂秀蓮元副総統もハンガーストライキをして「釈放」を訴えていた。

 陳氏は5日午後、中部、台中市の刑務所の正門に車椅子で姿を現した。支持者に手を振って乗用車に乗り込み、南部、高雄市の自宅に向かった。

 陳氏の「仮釈放」に対し、与党、中国国民党の洪秀柱立法院副院長(国会副議長に相当)は「なぜ社会は陳氏がしたことを忘れたてしまったのか」と遺憾の意を表明。民進党は「人道問題であり、政治的な見方をするべきではない」と声明を発表し、圧力をかけたとの見方を打ち消そうとしている。

 陳氏は総統退任後の2008年末に機密費の横領容疑などで逮捕・起訴され、収賄事件の1件で有罪が確定した10年11月から服役。鬱病などを発症し台中刑務所の医療施設に移送されていた。公判の一部は継続中で、2件で無罪、4件で懲役20年が確定している。

台湾マクドナルドのケチャップも「韓流」?文字が読めないと苦情相次ぐ

台湾TVBSによると、台湾のマクドナルドで韓国語表記のケチャップが出され、「何が書いてあるのか分からない」と苦情が相次いでいる。5日付で中国新聞網が伝えた。

台湾マクドナルドによると、米西海岸で発生した港湾ストの影響で、ケチャップの輸入が追い付かなくなり、韓国から緊急に輸送された。出来るだけ早く中国語表記のケチャップに戻すようパッケージ工場と調整しているという。港湾ストの影響で、日本マクドナルドでもポテトが足りなくなり、一時はSサイズのみで販売していた。

国民的歌手の引退公演チケット発売 各地で長蛇の列

実力派台湾語歌手の江ケイのコンサートチケットが5日、発売された。江は今月2日、7~9月に開催される今回のコンサート後に引退すると表明しており、歌声を聴く最後の機会を求めてチケット売り場などには長蛇の列ができた。(ケイ=草かんむりに惠)

江がシニア世代から根強い人気を集めていることから、チケットはコンビニ端末やインターネット上以外に、有人窓口での取り扱いも行われた。台北では3日から泊り込みのファンが列を作る人気ぶりとなり、午後12時の販売開始直前には約500人が並んだ。

高雄文化センターにも多くの市民が詰めかけ、ガソリンスタンドのアルバイトなどで貯めた2万台湾元(約7万5000円)でチケットを購入したという大学生は、両親にプレゼントすると語った。一家でコンサートを楽しもうと列に並んだ80代の女性の姿もあった。

コンビニ端末からの購入では回線が一時パンクし、インターネット上には悲鳴にも近い書き込みが相次いだ。一方で、売買サイトではすでに6800元(約2万5000円)のチケットが4万元(約15万円)、最安値の800元(約3000円)のチケットにも約10倍の価格が付けられている。

日本人男性がホテルで死亡 浴室で転倒か

嘉義市内のホテルに宿泊していた日本人の高齢男性が4日、浴室で額から血を流して倒れているのをホテルの従業員が見つけ、その後死亡が確認された。室内には争った形跡がないことから、警察では浴室で転倒したものとみて捜査を続けている。

警察の発表によると、この男性は1日から宿泊し、4日の退室時間になっても姿を見せなかったことから、ホテル側が客室内の様子を確認したところ、男性が倒れていたという。額には傷があり、足を滑らせた際に浴室のドアの敷居にぶつけたのではないかとみられる。

客室には鍵がかけられていたため、警察では他殺の可能性はないとしている。

台湾、クルーザー製造でアジア1位 9割が高雄で生産

雑誌「ショーボート・インターナショナル」の調べで、台湾の2015年における全長80フィート(約24メートル)を超えるクルーザーの製造受注総延長は5312フィート(約1619メートル)で、3年連続で世界6位になったことが分かった。台湾はアジア最大のクルーザー製造基地とされ、そのうち9割は高雄で生産されるという。

高雄は40年以上前からクルーザー産業の発展に力を注いでいる。2014年5月には「台湾国際ボートショー」を開催して台湾の造船技術などを国内外にアピールした。高雄市政府海洋局では、昨年度の生産総額を60億台湾元(約226億円)と見込んでいる。

同市では2016年にもボートショーの開催を予定しており、高雄をクルーザーの製造、販売、展示の一大拠点にしたい考えだ。

台湾北東部でM4.7の地震、宜蘭南澳で震度3

5日午後1時53分ごろ(台湾時間)、北東部の宜蘭県東方沖の海底を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.7。震源の深さは68.1キロメートル。宜蘭県南澳で震度3を観測した。今のところこの地震による被害は伝えられていない。

この地震により、台北市信義区、新北市、桃園市、花蓮県和平などで震度2を観測した。最近1週間以内に台湾東北部を震源とする地震は、昨年12月30日に1回、31日に2回、今月3日にも1回発生している。(震度は台湾基準)

台湾・高雄市長「多くの日本人に遊びにきてほしい」

高雄市の陳菊市長は5日、日本の対台湾窓口機関、交流協会の大橋光夫会長と面談し、訪台する日本人に高雄にも遊びに来てほしいと呼びかけた。

陳市長によると、毎年約350万人の日本人観光客が訪台する一方で、高雄を訪れる人は約50万人しかいないという。高雄港をはじめとする同都市の基盤は日本統治時代に日本人が建設したことなどに触れ、冬も温暖な同地への避寒旅行をアピールした。

また、日系企業の投資増加にも期待を示し、市を挙げて日本人の生活の安全の確保や進出企業に対する優遇措置の実施などに取り組んでいると語った。現在同市には約1300人の日本人が居住しているという。

同市は今年3月には近隣する自治体などと東京で開催される食品イベントに参加し、南台湾の農産物をPRする予定。日本と台湾の都市同士の交流を深められればとしている。

和太鼓グループの「TAO」、来月台北で7年ぶりに公演へ

世界20カ国・地域、400都市でパフォーマンスを繰り広げた和太鼓グループの「TAO」が来月、約7年ぶりに台北で公演を行う。

1993年に結成されたTAOは、伝統楽器の和太鼓と現代的な舞台演出を融合させた斬新なパフォーマンスで人気を集め、2007年と2008年には台北アリーナでも公演を行った。

今回は2月6日から3日間で全5公演が行われ、結成20周年を迎えたTAOの集大成ともいえる「十七人のサムライ」が演じられる。昨年11月にメンバーが訪台PRした際には台湾で観客といっしょに素晴らしい舞台を作り上げたいと語っている。

ジェイ・チョウ、サイン会に3000人以上が行列

歌手のジェイ・チョウ(周杰倫)が3日、台北市内で最新アルバム「[口艾][口幼],不錯哦」のサインイベントを開催し、新曲「手写的従前」を熱唱した。会場周辺にはサインを求めて1キロ近くにおよぶ行列ができ、用意された3000枚の整理券を手にできない人も出るほどの人気だった。

囲み取材で記者から新作アルバムのユーモア感について話が振られると、ジェイはファーストアルバムの中に「黒色幽默」(ブラックユーモア)という曲があることに触れた上で、新曲の「鞋子特大号」を例にし、「歌手やミュージックビデオの監督にとってユーモアの要素は大切だ」と語った。

先日同会場で行われたイベントで歌手のリン・ジュンジエ(林俊傑)がファンを装った男に殴られるという事件があったことを受け、この日は警備を特別強化。友人で歌手のウィル・リウ(劉畊宏)が経営するジムから筋肉質のコーチ3名が駆りだされ、ジェイの安全を守った。

イベントには中国大陸や日本などのファンも駆けつけた。日本人ファンがチャップリンの仮装をした息子を連れてステージに上がると、その可愛さにジェイからは笑みがこぼれた。

ゲストには、ジェイが結成のきっかけを作った男性ユニット「CUG[口喜]遊記」が登場。パフォーマンスを披露するなどして会場を盛り上げた。

陳水扁前総統の刑務所外治療が決定 午後にも帰宅か

法務部矯正署は5日、健康状態の悪化が指摘されていた陳水扁前総統の刑務所外での治療を認めた。陳氏はきょう午後にも約6年ぶりに帰宅するとみられる。

収賄などの罪で懲役20年の判決を受けた陳氏は現在、台中刑務所で服役している。2010年末の収監以降、前立腺腫瘍や排尿困難などの症状が確認されており、刑務所外での治療を求めていた。

今回の刑務所外治療は法務部が組織した専門チームの診断結果を元に、矯正署長ら10人によって認められた。だが、一部団体は専門チームが陳氏の病歴を偽造したとして、医師15人を台北地検に告訴している。

通信3社、4G端末補助金カットへ=台湾紙[IT]

1月4日付工商時報は、通信大手3社が今年、第4世代移動通信システム(4G)端末向けの補助金を最大で2~3割カットする方針と伝えた。

最大手の中華電信は、2014年に約100億台湾元(約380億円)だった端末補助金を70億~80億元に減らす予定。同社のモバイル部門、中華電信行動通信分公司の林国豊総経理は、補助金の削減は世界的な傾向だと指摘する。遠伝電信(ファーイーストーン)と台湾大哥大(台湾モバイル)は、削減幅を検討中としている。

中国では、通信最大手の中国移動通信(中国移動、チャイナモバイル)などが端末向け補助金のカットに着手しており、台湾の通信各社も4Gの普及加速に向け財務体質の強化を進めるものとみられる。同紙は、通信各社が販売店への販売促進費の削減にも踏み切る方向と伝えているが、各社は「ノーコメント」としている。

■使い放題プランは延長

昨年後半に4Gサービスに参入した亜太電信(APT)と台湾之星電信(Tスターテレコム)を含む5社は、月額一定料金で通信量に制限を設けない「使い放題プラン」を今年も継続する方針。中華電信行動通信分公司の林総経理は工商時報に対し、今年第1四半期まで同プランの延長を決めたと話した。遠伝の李彬総経理も、プランを継続する意向を既に明らかにしている。台湾大哥大は、一定の条件を付けた使い放題プランを検討しているもよう。

IT市場調査会社のインターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)は、15年の台湾域内の4Gユーザー数を845万と予測。通信各社が使い放題プランを継続した場合、1,000万の大台に乗る可能性があるとの見方を示している。

全国エネルギー会議、26-27日に開催の予定

今後のエネルギー政策を話し合う全国エネルギー会議は26日から。写真は地区会議の会場で反核を主張する団体。(写真:CNA)

8回にわたる地区会議などを経て、全国エネルギー会議が26日から開催される。国家のエネルギー政策を話し合う全国エネルギー会議は1998年以降、2005年、2009年と3度開催された。第4原子力発電所への関心が高まる中、馬英九・総統は昨年4月に第4回全国エネルギー会議の開催を宣言した。第4原発は密封保存となり、将来のエネルギーの安定供給をいかに確保するかを話し合うのが目的。

経済部エネルギー局は昨年9月に全国エネルギー会議の準備作業をスタート、12月には各地方での会議、並びに各団体の対応策や意見を吸い上げる活動を行った。意見の収集にはインターネットも用いられた。

経済部の振中・部長は、台湾のエネルギーの98%が輸入に頼っている中、政権与党がどの政党であるかに関わらず、エネルギー面での安全保障問題には向き合わねばならないと指摘、慎重に話し合いを進めるコストが高いと感じるかもしれないが、そこから共通認識が得られれば、エネルギー危機のリスクを下げられると全国エネルギー会議の意義を説明した。

エネルギー局では26日と27日に台北国際会議センターで開催する予定。しかし、最大野党・民進党と県・市政府などの出席者は決まっておらず、向こう一、二週間の間に会議への参加要請が行われる見通し。

チェン・ウェインが奨学金で後輩を激励

台湾出身で、米大リーグのボルティモア・オリオールズに所属するチェン・ウェイン投手が4日、台湾の若き野球選手たちに「2014年チェン・ウェイン野球奨学金」を贈って激励した。

同奨学金は3年目。小学校、中学校、高校から合計96人の応募があり、審査委員会が選手の技量と家計状況を審査して選び出した34人に、台湾元1万5000元、8000元、5000元と1万元以上の価値の腕時計が贈られた。

今年特別賞を受けた高校生の宋文華・投手は、チェン投手から奨学金を受け取れたことで自信がさらに高まったと述べ、大リーグでチェン・ウェイン投手を目標にすると大きな夢を語った。

チェン投手は奨学金について、若い選手たちを激励するのが目的で、どんなことがあってもあきらめず、驕らず、勇気を持って自分の夢を追い求めてほしいと話した。

外交部、対外援助三原則を再度強調

外交部の高安・スポークスマン(報道官)が、政府は三原則に基づいて各種の対外援助を行っており、各友好国との相互協力計画に関する約束、および執行がさらに周到なものに、さらに透明に、さらに公開されるようになったと述べた。

一部のメディアは、中華民国の対外援助の予算が削減され、外交面における効果が芳しくないと報じた。高安・報道官は3日、報道陣に対して馬英九・総統が総統就任後、「活路外交(中国大陸との友好国の奪い合いを中止する休戦外交)」を推進、「目的が正当で、プロセスが合法的で、執行が効果的」という三原則に基づいて各項目の対外援助計画を進めていると説明した。

高安・報道官は、中華民国は、国際社会で「人道的な援助の提供者」の役割を果たしており、世界各地の災難への救援、人道的な援助に力を入れていると述べ、昨年、フィリピンとパラオの台風被害の復旧を支援、世界各国とエボラ出血熱の撲滅に尽力、中東地区の難民への人道的な支援を続けるなど、具体的な例を挙げている。

高安・報道官によると、中華民国は、「ピースメーカー」、「人道的な支援の提供者」として、尊厳のある状況の下で「活路外交」を推進、平等互恵、相互信頼の基礎で国交国と友好国と末永い協力関係を築いたため、国際社会に評価されているという。






日本旅行で間違いやすいマナーとは?台湾メディアが紹介

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日本旅行で間違いやすいマナーとは?台湾メディアが紹介


台湾メディア・ETtodayは6日、米旅行雑誌コンデナスト・トラベラーが挙げた「日本旅行の際に間違いやすい5つのマナー」を紹介した。

記事は、日本はマナーを重んじる国で靴の脱ぎ方から食事、浴衣の合わせ方まで決められたルールがあるとした上で、「間違いやすい5つのマナー」を紹介した。
1、名刺交換は両手で―自分の名前を相手に向けて両手を添えて差し出し、両手で受け取る。相手の名刺を確認してから名刺入れにしまう
2、寿司のシャリに醤油をつけない―正しくはネタの方につける。シャリにつけるとポロポロと崩れる
3、箸をご飯茶碗に立てない―仏様にお供えする時にご飯茶碗の中央に箸を立てる。それ以外では縁起が悪い。箸は茶碗の上にそろえて置くのがよい、箸置きがあれば箸置きに
4、浴衣は右前で着る―分かりにくければ「左が上、右が下」と覚えればよい、「左前」は死に装束
5、室内に入る時には必ず靴を脱ぐ―靴を脱いだらそのまま室内に入る。靴を脱いだ足で玄関などを歩くのはマナー違反

桃園国際空港南側滑走路は8日に供用再開

台湾の北の空の玄関口、台湾桃園国際空港の南側滑走路の全面的な修繕が終わり、8日に供用が再開されることに。台湾桃園国際空港を利用する人が年々増える中、滑走路の傷みが深刻化。ここ数年は2本ある滑走路を順番に閉鎖しては部分的に修繕することが繰り返されてきた。使用可能な滑走路が1本しかなく、旅客機の離着陸が遅れることも起きているため、交通部ではこのほど、全面的な修繕を行った。

交通部の葉匡時・部長は5日、立法院交通委員会での答弁で、南側滑走路の大規模な整備は完了し、8日に供用を再開すると明らかにした。これと交代する形で、北側滑走路の大規模な修繕も始まる。使用可能な滑走路は南側1本のみとなるが、今回の大規模な修繕を経た南側滑走路はまったく新しい滑走路に等しく、これまでのように、老朽化した滑走路1本のみの状態よりははるかによくなるということ。

和泰(トヨタ)、13年連続で新車市場シェアトップ

交通部によると、2014年通年の自動車(新車)登録台数は42万3829台で前年比12%増加した。2006年以来9年ぶり最高となった。
ブランド別では、①和泰(トヨタ)13万9241台、②裕隆日産4万7741台、③中華(三菱)4万3538台、④福特六和(フォード)2万4703台、⑤台湾本田(ホンダ)2万4599台、などとなった。和泰のシェアは32.9%で13年連続トップ。カローラアルティス、トヨタ・ヴィオスの人気が業績成長を支えた。また昨年12月の市場全体の新車登録台数は4万1799台だった。業者は、今年1月の市場規模は5万台に届く可能性があるとみている。

大立光、14年の売上高は過去最高を更新[IT]

光学デバイス大手の大立光電(ラーガン)が5日に発表した2014年通年の連結売上高は458億1,000万台湾元(約1,720億円)だった。前年比67.0%の大幅増を記録し、年間売上高の過去最高を更新した。

大立光の売上高は、特に米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」新機種向けレンズの出荷が本格化した昨年下半期に急成長した。12月単月の売上高は前月比2.4%、前年同月比では80.2%増え、単月ベースでは9カ月連続で過去最高を更新。昨年第4四半期の売上高は、前期比38.9%、前年同期比81.1%それぞれ増加し、過去最高の168億3,600万元となった。

証券筋が地元メディアに語ったところによると、主力のアップル向けレンズの生産が拡大したことに加え、昨年下半期の台湾元安の進行も大立光に追い風となった。また、生産の歩留まりが改善したことで同社の利益率は改善しており、昨年第4四半期の純利益は過去最高だった第3四半期を上回る可能性があると証券筋は指摘する。同社は近く、粗利益や純利益など昨年通年の業績を発表する見通し。
台湾の郵便局がスタイリッシュにイメージチェンジ 目標はコンビニ

創設から100年以上の歴史を持つ台湾の郵便局「中華郵政」が、昨年から大掛かりなイメージ刷新に取り組んでいる。目標はコンビニエンスストアのような明るい空間だ。

手始めとして昨年末までに台湾各地にある約1300カ所の郵便局のうち、1096カ所の看板を旧式の電球からLEDランプへとリニューアルした。

外観だけでなく、局内の改革も進んでいる。一部の郵便局では市民が自由に利用できるトイレや、新しいソファーを導入したほか、一部局員の制服をスタイリッシュなデザインに一新。今年4月には全局員の制服が新たなものに切り替わるという。

イメージ改革に取り組む理由について中華郵政の翁文祺董事長(会長)は、郵便局がコンビニ同様、各地に多くあることに触れた上で、お金を引き出したり、郵便物を送ったりする時だけでなく、普段から市民に足を運んでもらえるような存在になるべきだとビジョンを語っている。

また、郵便局は資産の活用にも乗り出しており、都市部にある郵便局ではビルを改装して敷地の一部を貸し出し、ビジネスホテルやコンビニ、コーヒーショップチェーンなどが入居しているところもある。

台湾の張財政部長、世界とアジア太平洋地区の最高財務大臣に

張盛和財政部長が、英フィナンシャル・タイムズが発行する銀行業界紙「ザ・バンカー」が発表した2015年の「世界とアジア太平洋地区最高の財務大臣」に選ばれたことが分かった。

台湾の財政関係者では2009年に中央銀行の彭淮南総裁が、「アジア太平洋地区最高の中央銀行総裁」に選ばれたが、財務大臣としては初。張部長は中央社の取材に対し「とても嬉しい」と喜びを語っている。

張部長は昨年、不動産及び所得税の改革などに取り組んでおり、積極的な姿勢が高く評価された。

来台研修の日本人教師「教科書に載っていない台湾知れた」

全日本教職員連盟(全日教連)の岩野伸哉委員長と同連盟所属の教師ら30人をメンバーとした訪問団が研修のために訪台し、台湾の教育関係者と意見交換を行った。日本側の参加者からは、台湾に関する記述の少ない教科書の不足を補えたとの感想が聞かれた。

5日に教育部を訪れた訪問団は日台双方の義務教育の現状や未来について話し合った。また台北市内の小中学校を視察し、生徒の自発的な学習を促す授業のあり方などについて台湾側の教師と理解を深めあった。

全日教連は長年にわたって教育、学術分野における交流を行っており、毎年、台湾の教師らを日本に招くなどの活動も毎年実施している。

台湾の外食費、1年で約1000円上昇 過去6年で最大の上げ幅

行政院主計総処が6日発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.61%上がり、103.57となったことが分かった。中でも外食費は272台湾元(約1000円)、4.48%上昇し、2009年以降で最大の上げ幅となった。

CPIの上昇は肉類、野菜類、水産物などの価格が前年同月より高くなっている上、外食費やインスタント食品などが値上がりしていることが主な要因とみられ、原油価格の下落による交通・通信費の低下などで一部相殺されている。

主要費目指数は前年同月比で、食料費(4.34%)、被服費(1.27%)、諸雑費(0.9%)、住居費(0.27%)、保険・医療費(0.27%)が上昇した一方、教養・娯楽費(—0.02%)、交通・通信費(—4.85%)はそれぞれ低下した。

抗日戦争勝利70周年で 国防部、カレンダーで勇士の活躍たたえる

抗日戦争勝利から70周年を迎えたのに合わせ、国防部は当時の勇士の功績をたたえるカレンダーを発行した。その中には、中国大陸・人民解放軍の将校の名前も含まれている。

国防部では今年、シンポジウムや音楽会などさまざまなイベントを開催する予定。それに伴い発行された勇士を紹介するカレンダーは中国語版、英語版合わせて1万部以上が用意され、貴重な写真とともに激動の時代を振り返っている。

その中で異彩を放っているのが、中国共産党の将校、左権の名前だ。国防部の報道官によると、左は抗日戦争時に国民党軍に加わり日本軍との交戦で命を落としたことからカレンダーへの掲載が決まったという。

別の関係者は、歴史の真相を知るためには、事実に向き合う必要があると話す。また、「間違いを許すことはできるが、血と涙の歴史は忘れてはいけない」として、多くの市民に抗日戦争の事実を理解してほしいと語っている。

中華民国・沈駐日代表「日本人に台湾文化を知ってもらいたい」

台北駐日経済文化代表処(東京)の沈斯淳代表は6日、代表公邸で開かれた新年祝賀会の祝辞で、今年港区に開設される台湾文化の発信拠点「台北文化センター」について、「多くの日本人に台湾の文化を知ってもらいたい」と語った。

日台間の相互訪問旅行者数は昨年初めて400万人を突破した。沈代表は国立故宮博物院(台北市)の収蔵品の訪日展示や、日本が台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加支持を表明したことなどに触れ、双方の緊密な関係を強調した。

また、日本の対台湾窓口機関、交流協会の今井正理事長も、良好な関係発展の強化に引き続き努力する意向を示した。

彼女のために17年、純愛を貫いた男性の寿司屋が繁盛

「自分で作ったほうが安そうね」。刺し身や寿司が好きな交際相手の女性の何気ないこの一言がきっかけで和食料理人の道に入った男性が、17年にわたる修行を経て昨年初頭、台北市内の市場に立ち食い寿司店をオープンさせた。週末には行列ができるほどの人気となっている。

男性は17歳から修行を開始。誰よりも早く起き、誰よりも遅く寝るという生活の中、月給は1万6000台湾元(約6万円)しかなかったが、恋人の女性に新しいメニューを一番に食べてもらえることが幸せだった。ところが、仕事への熱心さが原因で多忙となり、一度は別れざるを得なくなってしまったという。

高級ホテル・フーロンホテル(福容大飯店)の副料理長を務めた経歴もあるこの男性が、開業場所として市場を選んだのは、「コストが安いから」。早朝3時に台北から車で30分ほどの港町・基隆まで買い付けに出かけ、午後の閉店後も掃除や翌日の下準備などがあるため、一日の仕事時間は13時間を超える。しかし、男性は「この職業は苦労に耐えられなくてはダメなんだ」と努力を惜しまない。

開店から約1年が経ち、現在の月間売上は20万元(約75万円)を超える。以前別れた女性とも復縁し、若かりし頃に愛した二つのものを手にした男性は今幸せをかみしめている。

台湾コンビニ各社の購入特典、日本生まれのキャラクターが人気

台湾のコンビニ各社では近年、一定の購入額に応じてもらえるシールなどを集めて特典と引き換えるキャンペーンの競争が激化しており、日本生まれのキャラクターの関連グッズが根強い人気を誇っている。

セブンイレブン(統一超商)が2005年に実施した台湾初となる同キャンペーンでは、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」のマグネットをプレゼントし、品切れが出るほどの人気を集めた。

過去には、各社で「ワンピース」や「リラックマ」、「ドラえもん」、「ちびまる子ちゃん」などのグッズも登場し、コンビニを利用するサラリーマンやOLの間で話題を呼んだ。

ファミリーマート(全家)は、他社の人気キャラクター戦略に対抗し、”癒やし”をキーワードに攻勢をかける。昨年11月から今年2月にかけては宇宙人をモチーフにしたキャラクター「クラフトホリック」や脱力系キャラクター「ぐでたま」とコラボレーションした特典を打ち出しており、売り上げ1割増を見込んでいる。

同社のマーケティング担当者によると、同キャンペーンの実施により、毎年55億台湾元(約205億円)の商機がもたらされているという。

エバー航空のジャンボ貨客機が勇退 希少動物等の輸送に活躍

エバー(長栄)航空が保有するボーイング747-400型機の最後の貨客機が5日、ラストフライトを迎えた。過去には総統専用機として運用されたほか、パンダやコアラなどの希少動物や、芸術品の輸送にも携わり、運航終了後には桃園空港で記念式典が行われた。

同機はエバー航空では1993年5月から10機が導入された。座席数は通常機のと比べ約100席少ない276席だが、機体後方が貨物室になっており、多くの物資が積載できる。2011年には釧路市動物園から台北市立動物園に贈られたタンチョウの輸送にも使われた。

台湾の航空会社でも最後の1機となった同機はこの日、BR868便として香港から台北に飛び、現役を引退した。機内では乗客に搭乗証明書が配布され、桃園空港の駐機場に到着すると、多くの人が名残惜しそうに特徴的な巨体をカメラに収めた。

式典には交通部民用航空局や台北市立動物園の関係者らも出席。エバー航空の張国イ董事長(会長)は、同社の貨物輸送進出に貢献し、機材繰りの自由度を向上させたと話し、同機の活躍を振り返った。(イ=火へんに韋)

国家運動訓練中心完成、総統は好成績に期待

国家運動訓練中心(ナショナル・スポーツ・トレーニングセンター)のビルが5日に使用開始となった。この施設は、中華民国台湾を代表するスポーツ選手たちを養成するためのもの。

馬英九・総統は使用開始の式典に出席し、同センターは国際的なレベルの選手たちを訓練する基地で、ここで訓練を受ける選手たちは全力で好成績を狙うようにと期待した。

同センターは台湾南部・高雄市に位置する。馬・総統は、「自分は高雄市にある海軍の左営基地で服役した経験があり、ここの気候がスポーツ選手の養成に適していることを知っている」と話し、第二期工事完了後、ハード面でさらに充実したものになると期待した。

馬・総統はまた、規則正しく運動する人たちの数を引き続き増やせるよう希望。定期的に運動する人たちの数は今では31%に増えている。これについて馬・総統は、「平均体重がまだ重く、飲食とスポーツから着手すべきだ」と述べ、全国民がスポーツを習慣付けられるよう願った。

日本の番組で「たくましい台湾人姑」と放送、ネットで「偏っている」と論争に

台湾緯来テレビの日本チャンネルの番組では世界各地のさまざまな習慣を紹介し、日本人妻の海外生活でのハプニングを報道しているが、先月27日に放送された「台湾編」が「台湾住民を誹謗している」として台湾のインターネット利用者の論議を呼んでいる。中国新聞社が台湾の中時電子報報道として伝えた。

報道によると、別のテレビ番組にゲスト出演した経験もある番組中の日本人妻Asamiさんは、台湾人の姑や夫とも以前に番組に出演した経験がある。彼女は番組内で、「姑が支えてくれた。何度も離婚して日本に帰りたいと思ったが、姑の説得と子どもの存在で耐えてきた」と語った。

台湾のネット利用者は、同番組は台湾の姑と夫しか取材しておらず、偏った内容で台湾人の一般的なイメージのように語るのは疑問だとコメントしている。

別のネット利用者は、番組は姑がAsamiさんの出演に合わせたもので、姑がイメージを犠牲にし、日本から来た撮影スタッフを熱心にもてなしたのに、放送は「あまりに悪意に満ちていた」としている。

報道によると、同番組はAsamiさんの台湾人の夫について「台湾人男性は美を追求している」としているが、全体的には、台湾人男性の整形や美の重視は日本人には遥かに及ばないと述べている。

また別のネット利用者は、台湾人の姑はたくましく、また台湾人は損得勘定を優先し、自分撮りが好きで、中秋節などの面子を重視する文化などは確かに存在し、反論できないと語っている。番組では台湾人姑の強い態度にたじろぐ日本人妻のAsamiさんの姿が映されていた。

緯来は12月28日、日本の番組を忠実に翻訳しただけだとコメント。日本側はこの一家を取材したが、他の台湾人とは異なる可能性もあるとし、日本人の目に映る台湾を伝えたかっただけで誹謗の意図はないと述べた。

ASUS、光学3倍ズームカメラ付きスマートフォン「ZenFone Zoom」発表

台湾ASUSは1月5日(現地時間)、ラスベガスで開催の「2015 International CES」において、フラッグシップ端末「ZenFone 2」と光学3倍ズームカメラを搭載する「ZenFone Zoom」を発表した。

 いずれもAndroid 5.0 Lollipopを搭載し、ディスプレイは5.5型。ZenFone 2は2月から各国で発売の予定。ZenFone 2の価格はSIMフリーで199ドルから。ZenFone Zoomの発売は第2四半期以降で予想価格は399ドルだ。

 ZenFone 2のプロセッサは64bit対応の米Intel Atom Z3560(1.8GHzクアッドコア)あるいはZ3580(2.3GHzクアッドコア)を搭載する。RAMは2あるいは4Gバイトで、ストレージは16/32/64Gバイト。背面カメラは1300万画素だ。筐体の色は5色で、いずれもメタリックでヘアライン加工されている。

 ZenFone Zoomはまだプロセッサなどについて明らかになっていないが、ZenFone 2に準じた仕様のようだ。最大の特徴である背面カメラは、フィンランドNokia(現Microsoft傘下)の「Nokia 8008 PureView」のように立体的になっている。とはいえ、光学3倍ズームレンズ搭載端末としては「世界最薄」とASUSは説明している。

 カメラはZenFone 2と同じ1300万画素で、手ブレ補正やレーザーオートフォーカス機能を搭載する。ストレージは(販売地域によるが)最大128Gバイト。







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