(CNN) テニスのウィンブルドン選手権の主催者、会場内で「自撮り棒」の使用を禁止
会場となるオールイングランド・ローン・テニスクラブ(AELTEC)の2015年大会公式ガイドには、禁止品目として刃物や発煙筒、クラクションなどと並び、自撮り棒の画像が掲載された。
今年の大会の来場者向けの案内にも、「他の主要スポーツイベントや娯楽イベント、文化施設と同様に、本大会では『自撮り棒』の会場内への持ち込みを認めません」と明記されている。
同会場の広報によれば、禁止を打ち出したのは自撮り棒の使用が迷惑をかけたり、観戦の妨げになったりする恐れがあると判断したためだという。
自撮り棒はこのところの人気上昇で、テニスのスター選手シャラポワや、オバマ米大統領、キャメロン英首相なども使う姿が目撃されている。一部では「ナルシスト棒」と呼ばれることもある。
この風潮に対して、英ロンドンのナショナルギャラリーやマンチェスター・ユナイテッド・フットボールクラブ、米ニューヨーク近代美術館など、自撮り棒禁止を打ち出す美術館や競技場が相次いでいた。