ナイジェリア軍、少女ら293人救出 ボコ・ハラム拠点急襲
ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア国軍は28日、同国北東部のサンビサ森林地帯にあるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点を急襲し、少女200人と女性93人を救出したと発表した。
同地からそれほど遠くない北東部の村チボクの学校では昨年4月、200人あまりの女子生徒がボコ・ハラムに連れ去られる事件が起きている。
しかしナイジェリア陸軍の報道官は、今回救出されたのはチボクの女子生徒ではないと語った。別の当局者は、他の拠点への攻撃で救出された人々の中に、チボクの生徒が含まれている可能性があるとしている。
救出された女性たちはまだ身元を確認している段階で、家族との再会は果たしていないという。
関係者によれば、軍はボコ・ハラムの複数拠点を急襲して破壊した。この中には幼い子どもの訓練に使われていた場所も含まれるという。今回の作戦でボコ・ハラムの複数メンバーが死亡したとしているが、人数は明らかにしていない。
軍や自警団は数週間前からサンビサ森林地帯に踏み込んでいた。22日にはボコ・ハラムが仕掛けた爆弾のために一時撤退したが、27日に再度森に入って28日に拠点を急襲し、女性たちを救出した。