日系車が「公務員」に人気!?・・・きっかけは「公用車改革」
中国メディアの中国江門網は4月28日、中国政府が“公用車改革”を進めていることを受け、各地方政府は「2015年末までに改革を完成させる必要に迫られている」と伝え、公用車を利用できなくなった公務員の間で日系車の人気が高まっていると伝えた。
中国政府が2014年、公用車改革として中央省庁の局長級以下の公務員による公用車利用を禁止すると決定したことについて、記事は、上海のフォルクスワーゲンの販売店の関係者の話として「公用車改革が打ち出されて以来、自動車を購入する公務員が増えた」と伝えた。
さらに、日産の中国における合弁会社である東風日産の販売店の関係者も「車を買い求める公務員が明らかに増えた」と述べたことを紹介し、公用車改革が打ち出される前に比べて公務員の来店比率が大幅に上昇したとの見方を示した。
また記事は、2014年に広東省江門市で行われた公務員限定の自動車購入イベントにおいて、参加者に対して購入意向のある自動車ブランドについての調査を行っていたことを紹介し、「50%以上が日系車を購入する意向を示した」と報じた。
さらに、広東省の公務員の男性が「日系車は燃費が良く、トラブルが少ない」ことを理由に、日産シルフィを購入したことを紹介し、同男性が「日系車はプライベートはもちろん、仕事上でも使用でき、さらに経済的」と述べたことを紹介した。