日本各地の駅めぐりをしたという台湾人ブロガーのsolomon(ハンドルネーム)さん。駅や鉄道が大好きなようで、本当に数多くの駅をめぐったようだ。そんな筆者が印象に残った駅をブログで紹介しているが、それぞれの駅の様子はすべて写真が掲載されており、しかもすべて自身で撮影したものだという。
まず筆者が紹介したのは東京の新橋駅。理由は日本初の鉄道が開業する際に起点駅になったからで、「鉄道史上とても重要な意味を持つ駅」と評した。駅に飾られたステンドグラスには蒸気機関車が描かれており、その名残を残している点を高く評価している。
次も同じく東京の両国駅。筆者の奥さんが特にお気に入りだったようで、戦前に作られた駅舎は戦火を免れ、現在に至るまで当時の様子を残している。さらに両国国技館が近くにあることから、駅舎には有名な力士の記念品などが飾られている。外国人にとって日本情緒を味わえる貴重な駅のようだ。
さらに気に入った駅は長崎駅。駅舎のなかにいると普通の駅に思えるらしいが、一度外に出ると大きなアーケードの広場があり、雨風がしのげるようになっている。その開放的な造りが筆者は気に入ったらしく、「どこまでも駅が続いているような気持ちになる」と評価したポイントを語った。
次に筆者が紹介したのは山梨県の大月駅だ。山小屋のような作りの駅舎は1928年に完成したもので、「関東の駅百選」にも選ばれた駅だ。木を組み合わせた建て方は当時から珍しいものでり、筆者は「素朴でありながら重厚な美しさを醸し出している」と説明する。登山客がたくさん利用することもこの駅の特徴だという。
露天風呂があることで有名な中央本線の上諏訪駅も紹介した筆者。今では足湯の利用だけに制限されているが、筆者は奥さんを連れて上諏訪にあるたくさんの観光地を巡り、疲れて帰ってきたところで足湯に浸ったところ、とても気持ち良かったらしく「とても満足した」と述べている。