芸能界に憧れる少女を食い物にした悪徳プロデューサーが逮捕された。
警視庁に児童福祉法違反(自己淫行)容疑で逮捕されたのは、芸能プロダクション「センディング」の元社長で、フィリピン国籍の田代仁ことベレン・オリバー・オリベッティ容疑者(37)。
オリベッティ容疑者は、モデル志望の15歳の少女に「モデルになるためにみんなしている」などと言い含め、性行為に及んだという。
坂口杏里がモデルを務めるファッション誌を発行
同様の性被害を訴える女性や、モデルレッスン料などの名目で多額の現金を払わされたと訴える女性が相次いでおり、
「被害者はかなりの数にのぼる」(捜査関係者)
とみられる。
「オリベッティ容疑者はアイドルグループのプロデュースや、女性ファッション誌『ジギ―』の発行などを手掛ける自分の立場を利用し、少女を物色していたようだ」(事件を取材した大手紙社会部記者)
「ジギ―」では、昨秋、バイきんぐ・小峠英二との熱愛で話題を呼んだ、モデルでタレントの坂口杏里もモデルを務めていた。しかし、オリベッティ容疑者の逮捕で、その先行きは不透明な状況となっている。
インターネット上には、オリベッティ容疑者が動画アプリ「Vine」に投稿した動画が残されている。動画では陽気な一面をのぞかせている同容疑者だが、その裏で卑劣な犯行に手を染めていたわけだ。
少女たちを籠絡して得たカネで世田谷区の高級マンションで暮らしていたオリベッティ容疑者だが、どんな男なのか。
事情を知る芸能関係者はこう語る。
「母親がフィリピン人、父親が日本人のハーフで、もともとは建築関係の仕事をしていた。そこで芸能界での人脈を築き、東京で出てきたようだ」
少年時代を過ごした岐阜県では名うてのワルとして知られていたという。
「『オリバー』と呼ばれていて、岐阜駅前のパルコにたむろするチーマー軍団の中心メンバーだった。通りがかりの中高生に難癖をつけて絡んだり、当時人気だったスニーカー『エアマックス』をカツアゲする『エアマックス狩り』をしたり。揉めた相手をメリケンサックで殴りつけて重傷を負わせたこともあった。『危ないヤツ』として知られていた」(知人)
奇行も目立っていた。
「ある時、オリバーらのグループが、敵対するグループのメンバーが出演するライブ会場に乗り込んできたことがあった。何を思ったか、その時、オリバーはバイブを持ち込み、そのバイブを女の子に向かってウィンウィン動かしながら奇妙なダンスを踊ってみせた。嫌がらせのつもりだったのか……」(前出の知人)
腐った性根が直ることはなかったようだ。