日本人男性と結婚した台湾人女性が、「日本の駄菓子が大好き!」とブログにつづった。写真も載せ、駄菓子事情を説明しながら感想を述べている。
子どもたちが大きくなり、ベテラン主婦といった雰囲気の阿娃(ハンドルネーム)さんは、日本在住歴が長い女性のよう。「会社デスクの引き出しに、駄菓子をしまっている」そうで、仕事中の秘かな楽しみとして駄菓子を味わっているとのことだ。阿娃さんは、「日本の駄菓子の歴史はとても長い。昔は庶民や百姓が食べていたとされる物で、貴族やお金持ちが食べるのは和菓子。庶民に手が届く駄菓子は比較的に値段が安く、どの世代にも好かれる味だ」と、台湾の人々に紹介。「私の娘は、幼い頃“50円ちょうだい!”とおねだりし駄菓子屋に行っていた。50円でも、そこそこの種類の駄菓子が買える」と振り返った阿娃さんは、「日本では小学校の近くに、駄菓子屋が建っていることが多い」という情報も伝えた。
そして「最近の日本は、駄菓子屋が流行中!」とも。デパートの中に、テナントとして駄菓子屋が入っていることも多い」と説明。台湾の人々にとっては、不思議な現状だろう。そして「私が好きな駄菓子は、お酒のつまみになりそうなものばかり……」と写真を載せた、阿娃さん。イカにせんべいにわさび味、確かにビールなどに合いそうな味ばかりだ。甘いお菓子は好まない女性なのだろうか。
阿娃さんの文章には10人以上の台湾人のコメントがついており、「写真を見ていて、台湾の私たちが子どもの頃に買っていたお菓子を見つけた!」、「今の日本では、大人も食べているのね。確かにビールに合う味だと思う」、「懐かしい駄菓子屋は台北でも大人気!」、「庶民だからか私は駄菓子が大好きだ」といった発言が並んだ。
種類の多さと安さが魅力で、駄菓子を買い求める日本の子ども達。大人は懐かしさを求めて、駄菓子屋をのぞく。同じ思いを抱き、日本の駄菓子を愛する台湾の人々は多いのかもしれない。