韓国メディア・マネートゥデイは19日、韓国の国籍を取得した海外出身者が、帰化後も様々な差別によって苦しんでいると報じた。
記事によると、多くの韓国帰化人が、外見のために不当な差別を受けているという。彼らは様々な苦労や努力の末に韓国籍を取得しているが、韓国人の視線は変わらず、年齢を選ばない「タメ口」や悪口、偏見などによって「耐え難い経験」を重ねている。
パキスタン出身で10年前に韓国籍を所得したバー経営者(43)は、横暴な客に偽酒を出したと言いがかりをつけて乱暴されたり、タクシー運転手に「なぜ外国人がそこに行くのか」と質問されるなど、様々な差別に苦しんでいる。アジア系を蔑視し、「お前の国にスイカはあるか?」「タクシーはあるか?」といった質問をする韓国人も多いという。韓国人の妻と歩いていて、「あの女を見ろ、外国人と結婚しちゃいけない」などと侮辱されることもあり、3人の子供たちへの差別も心配だという。
中国からの帰化者(67)は、家族と食事に出かけたところ、「朝鮮族は危険だから入るな」と犯罪者扱いを受けた経験を持つ。仕事面でも、約束の報酬が支払われないばかりか、請求すると逆に脅迫されることもあるといい、「帰化しても韓国では私は永遠の朝鮮族」と話しているという。
日本から母の母国・韓国に帰化したシンさん(27)は、企業の面接で差別を経験した。ある企業の面接では「父が日本人とは知らなかった。『国籍が韓国』と『韓国人』は違う」などと言われて落とされた。別の企業の面接では、「韓国についてどう思うか」と問われ、「私は韓国人です」と答えると、「韓国が嫌になることがあるのではないか」と言われたという。間もなく結婚するシンさんは、結婚後は母や妻とともにオーストラリアに移住することを決断した。「母に従って韓国に来たが、妻や2世にはこれ以上険しい姿を見せたくない」と話しているという。
この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々な声が寄せられている。
「韓国は問題が多く、韓国人も暮らしが大変なので、もっといい国に行ってください」
「差別だけが問題ではない。帰化して悪用する外国人もいる」
「米国より人種差別がひどい韓国」
「人種だけではない、ルックスでも差別する」
「帰化して同じ義務と責任を負うなら、韓国人としても不満はない」
「他の国にも人種差別はあるが、社会的に人種差別はいけないとの認識がつよい。だが、韓国はそういう認識が低い」
「黄色い髪に白い肌、英語をしゃべる外国人は優遇するが、それ以外の外国人はたとえハーバードを出ても仕事が見つからないのが韓国の現実」
「単一民族は昔の話。もうそういう頭は捨てたほうがいい」
「韓国は韓国人にとっても地獄のような国。経済大国は幻想で、実情は大企業の奴隷になる奴隷大国」
「韓国の国力がドイツのナチと同じレベルだったら、周辺国をいじめたんだろうな」
「不法滞在者は非難を受けても仕方がないが、韓国に帰化するのは、普通の韓国人以上の能力がないとできない。学歴も稼ぎも韓国人よりいい。そういう人まで非難するのは納得いかない」
「韓国人同士でも会社、年収、外見、学歴などを比較して差別している」
「本当に恥ずかしい。帰化者と不法滞在者はぜんぜん違う」
「世界中どこにもゴミはいる。韓国は人種差別の問題に気づかない未成熟な社会」
「韓国は日本より排他的」
「80年代は外国人に好感を持っていたのに、なぜか日に日に排他的に変わってきている」