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食道がん治療せず2年放置、新潟 県立中央病院

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 新潟県立中央病院(上越市)は22日、下咽頭がんで2012年に入院した80代の男性患者の検査で食道がんが見つかったにもかかわらず、診療科の間での連絡ミスなどで治療せず、約2年5カ月間放置する医療事故があったと明らかにした。

 病院によると、男性は12年10月に入院し、耳鼻咽喉科の主治医は、他のがんの併発を調べる検査を内科に依頼。内科医は内視鏡検査で食道がんを見つけ主治医に報告書を出したが、主治医が結果を確認しなかった。

 内科では通常、内視鏡検査で異常が見つかれば検討会で治療方針を決めるが、検査した医師が電子カルテ上の担当科を「耳鼻咽喉科」と誤記載したため、放置された。男性は下咽頭がんの治療だけを受け、同年12月に退院し在宅療養していた。

 ことし3月、男性のCT検査で肺の影などが見つかり、カルテを見返して発覚した。男性は食道がん治療のため再入院しており、転移の可能性もあるという。

 病院側は「治療をしなかったことで病状が進行したことは確実」として男性に謝罪した。「他科の内視鏡検査でも内科の検討会で確認をするなど、再発防止に尽くす」としている。





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