大相撲夏場所千秋楽、史上最多の8人による優勝決定戦の可能性もあったが、3敗でトップの関脇照ノ富士が碧山を下し、同じく3敗の横綱白鵬が横綱日馬富士に敗れたため、優勝決定戦にもつれることなく照ノ富士が初優勝をつかんだ。
横綱白鵬、関脇照ノ富士が3敗。横綱日馬富士、大関稀勢の里に平幕の嘉風、勢、魁聖、高安が4敗。全員が4敗で並べば8人のトーナメントによる優勝決定戦の可能性もあったが、本割で照ノ富士が碧山を寄り切りで下し、優勝の可能性は白鵬か照ノ富士に絞られた。
勝てば優勝決定戦という取組で白鵬は寄り倒しで日馬富士に敗れ、自身2度目の7連覇を逃した。
照ノ富士は当初大関昇進について「13勝以上」と高いハードルが掲げられていたが、14日目になって「12勝でも優勝なら」と可能性が復活。初優勝を挙げ、大関昇進が確実になった。