5月30日付の英紙「デイリー・メール」によると、格安航空会社のイージージェットの航空便に搭乗したある英国人乗客が航空機の離陸する前に、飛行機の窓から航空整備士がビニールテープでエンジンの外装を補修していたのを目にした。これに呆れた乗客はその様子を写真を撮って、その後インターネットに投稿した。
写真によると、はしごを登った蛍光の黄色いチョッキ姿の男性が手袋をはめてエンジン前方の結合部を貼り付けている。この乗客は写真がどこで撮影したかを明らかにしていない。
この写真は大量に転載され、コメントも相次いだ。一部の人は「テープで航空機を補修するのは飛行の安全性を下げる」と心配している。
これに対し、一部の航空専門家らは「慌てないで、飛行の安全性に影響しない」とし、「撮られたテープは普通の防水テープではなく、航空機専用のアルミテープだ。見た目は同じように見えるが、アルミテープの粘着性はより強く、数年前から幅広く航空機の補修に用いられている」と説明した。
だが、イージージェットの広報担当は「エンジンに貼り付けられたテープは補修のためではなく、装飾のために使用した」と表明している。