米国のある女の子(13歳)が、深夜に拉致されそうになった弟を救出したという武勇伝が話題を呼んでいる。
米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、ある週末の深夜0時50分、家へと侵入した犯人の男は、男の子の顔を殴って窓から体を引っ張り上げた。このときの物音を聞きつけ、いち早く庭へと走っていったのが13歳の姉。犯人を恐れず近くまで猛ダッシュし、決死の覚悟で対峙すると、相手はその剣幕に驚き逃げ出したという。
地元警察のタトルさんはその勇敢な行動を称賛。「賊を追い払った10代の少女は正にヒーローです」と語る。弟は顔を殴られたため鼻血を出すなどのケガもあって入院したが、ケガよりも心の衝撃のほうが大きく、お手柄の姉もほぼノーコメントを貫いた。
犯人はその後すぐに捕らえられ、犯行現場からそう遠くない場所に住む未成年であることが判明。「もっとひどいことになっていたかもしれない。だからこそ少女の行動は弟の命を救ったといっていいと我々は考えている」と警察は見解を示している。
ネットでは身近にある危機に怯えつつも、少女の行動に大きな称賛を寄せており、「いいぞ! お姉ちゃん!!」「警察もしっかりしてくれ」「アメリカはどんどん悪くなってきている。少女は本当に幸運だったといわなければならない」「とにかく無事で良かった」といった声が上がっている。