香港で5月31日、中国本土のツアー一行が買い物の問題で現地の女性ガイドとトラブルになり、ガイドに暴力をふるって負傷させる事件が発生した。香港・星島日報の報道を、台湾・自由時報電子版が1日報じた。
5月31日、本土人ツアー一行によるショッピング量が「基準」をクリアしなかったことに引率の女性ガイドが文句をつけたところ、一行の怒りを買い口論となった。その後ガイドは客から暴行を受けて負傷、警察に通報した。
通報を受けた警察官が現場に駆け付けると、ツアー客10人あまりがパトカーを包囲。ガイドを負傷させた疑いのある男性の連行を阻止すべく、パトカーの前に座り込む女性客まで出現した。結局、女性客4人が警察署まで同行することで事態は収束した。
このツアーは天津からのもので、香港に4泊5日で滞在する予定の2日目だった。トラブル発生後、旅行会社が別のガイドを手配し、ツアーは再開している。
香港では5月13日にも、ショッピングをめぐり女性ガイドと本土人観光客が口論となり、ガイドが暴行被害を訴えるトラブルが起きていた。