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罪もない子犬、口元をダクトテープで縛られ組織が壊死。40代男が逮捕(米)

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米サウスカロライナ州から、とんだ動物虐待事件の話題が飛び込んできた。男がメスの飼い犬の口元を頑丈なテープでぐるぐる巻きにするというむごさで、犬は相当なダメージを負っているという。

サウスカロライナ州ノースチャールストンで1日、ウィリアム・レナード・ドッドソンという41歳の男が動物虐待容疑で逮捕された。先月27日、近隣住民から「飼い犬が口元にテープをぐるぐる巻きにされていた。虐待が疑われる」との通報があり、警察官がその自宅を訪問したところ生後15か月のスタッフォードシャー・ブル・テリア犬のミックス、“ケイトリン”の鼻がダクトテープ(非常に頑丈な粘着テープ)できつく縛られ、弱り切った状態で発見された。

ケイトリンは動物病院でレーザー治療などが行われたものの、鼻、口の各組織に複数のダメージが確認されており、機能の完全回復は難しいという。治療にあたった動物保護団体の獣医ルーシー・フラーさんは、ケイトリンの口元が36~48時間にわたりきつく縛られていたとみており、「非常に深刻な状態です。舌の血流が阻止されるなど口腔内では組織の多くが壊死しており、感染症などが起きれば生命の危険もあります」と説明した。

ケイトリンの医療費については、アメリカの動物保護団体「Charleston Animal Society」により設立された、傷ついた動物の治療に役立てる『Toby's Fund』という基金から捻出された。現在も広く募金が呼び掛けられている。幸いにもケイトリンの最新の状況については「かなり改善」と報告されたが、まだまだ治療と観察が必要であるという。なお起訴されたドッドソンだが、飼い犬に対する蛮行の動機については一言も語っていない。





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