山科区の京阪電鉄京津線諸羽神社踏切、―十禅寺道踏切間で近隣住民らが線路内に侵入するケースが相次いでいることを受け、同電鉄などは10日、京阪山科―四宮駅間の踏切3か所で近隣住民らにチラシを配って注意を促した。12日まで行う。
一部の住民が京阪、JR、京都市営地下鉄の山科駅へ向かう近道のために線路内を歩いており、先月28日、男女2人が山科署に鉄道営業法違反容疑で摘発された。
この日は、電鉄社員と署員の計約20人が、線路内への侵入が違法であることなどを記したチラシ約100枚を近隣住民らに配布し、近隣民家のポストにも投函とうかんした。
同電鉄の高柳淳一・経営戦略担当課長は「朝の通勤ラッシュ時に現場へ社員を派遣して警戒も強めている。法律に違反し、危険な行為だという認識を高めてほしい」と話した。