わずか数か月に陰茎移植手術の世界初の成功例となったばかりの南アフリカの男性(21)が、近々父親になることになった。担当医が12日、明らかにした。
移植手術チームを率いたステレンボッシュ大学の泌尿器科医アンドレ・ファンデルメルベ氏はAFPの取材に、「男性から、交際相手の女性が現在、妊娠4か月ほどだとの報告を受けた」「彼の陰茎が合併症もなく正常に機能していることを喜んでいる」と語った。
3年ほど前に割礼の失敗が原因で陰茎の切断手術を受けた男性は昨年12月11日、ケープタウンのタイガーバーグ病院でおよそ9時間に及ぶ移植手術を受けていた。男性の氏名などは公表されていない。
ファンデルメルベ医師のもとには現在、同様の悩みを持つ男性たちから移植手術の問い合わせが殺到しているものの、すでに9人前後がプログラムに登録しており、全員を受け入れることはできない状態だという。