14日放送の「林先生が驚く 初耳学!」(TBS系)で磯野家の高額資産を取り上げ、林修氏が相続の難しさを解説した。
番組では「国民的アニメが迎えうる悲劇に関する問題」と題して、アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)における、磯野家の総資産を明らかにした。番組VTRによると、雑誌「就活読本 ソナエ」(産経新聞出版刊)の記事で、磯野波平が所有する総資産が掲載されたというのだ。
記事では、資産の89.4%が不動産で、磯野家が所在する東京都世田谷区桜新町周辺の坪単価は、高いところで1坪が240万円なのだとか。
VTRでは、その敷地面積は75坪・約250平方メートルとし、現在の資産価値で約1億2,300万円と明かすと、スタジオでは驚きの声があがった。また、そのほかの金融資産を合算すると、磯野家の総資産は約1億4,157万3000円になるという。
スタジオでは司会の林氏が、波平が死亡すると、相続税の支払いには不動産の売却が必須であるとした。そして、家がなくなれば「サザエさん」を存続するのは困難になる、という解説を披露した。
林氏は、波平が死亡した場合、遺産を相続するフネ、サザエ、カツオ、ワカメに、いかなる相続税控除があるか説明をしつつも、土地の売却は避けられない実態を説明すると「『サザエさん』が遺産相続の番組になるという点では、危機」と語り、笑いを誘った。
話を聞いていた澤部佑が「遺産相続アニメになっちゃうんだ」と漏らした。すると林氏は、そんな「サザエさん」の次回予告タイトルを「さーて来週のサザエさんは『骨肉の争い』『カツオ、ニヤリ』『税理士の暗躍』の3本とか」と語り、渡部は「オモシロ部分も絶好調じゃないですか!」と、林氏を絶賛した。