新北市政府動物保護防疫処は15日、多くの猫が集い、“猫村”として知られる同市内の観光地、猴ドウ駅周辺の地域で、路地裏などで暮らすネコ49匹に対し避妊手術やワクチン注射など健康支援のための処置を行った。(ドウ=石へんに同)
ネコと地域住民が共生している同地域は、米テレビ局CNNが発表した「世界の6大ネコ鑑賞スポット」の一つに選ばれたこともある。
同処はこの日、8人の獣医師とスタッフを派遣。健康処置のほか、地域に住むネコの調査と名簿作成、マイクロチップの埋め込みなどを行った。また、口内炎が見つかった7匹は医療センターに連れて帰り、抗生剤治療と歯のクリーニングを実施した。
同処の陳淵泉処長によると、同地域に住むネコは約200匹。今後も数回に分けて同様の処置を行い、ネコを見守っていくとしている。