このところお元気な姿を見せられている皇太子妃・雅子さま。5月25日には皇太子さま(55才)とともに国立新美術館(東京・六本木)で開催されている『ルーヴル美術館展』を鑑賞された。
さらに前述した6月3日のフィリピンのアキノ大統領を招いた両陛下主催の宮中晩餐会にも出席された。これは昨年10月のオランダ国王夫妻を招いた晩餐会に続いてのご出席となられた。
6月3日に行われた宮中晩餐会では、この日が“晩餐会デビュー”だった佳子さまに大きな注目が集まった。
「テレビのワイドショーやニュースも真っ先に佳子さまを映し出しました。またテレビのラテ欄にも《佳子さまが宮中晩さん会デビュー》(テレビ朝日『モーニングバード』)のように、“佳子さま”という文字が躍り、大手新聞やスポーツ紙も“佳子さま”を見出しにとった記事をネット上で配信するなど、メディアの主役は佳子さまでした。もちろん雅子さまのご様子も伝えられましたが、佳子さまの印象が強く、雅子さまが出席されたことを知らない国民も少なくないでしょう…」(皇室記者)
しかし、晩餐会では雅子さまの“先輩プリンセス”としての風格が際立ったという。
「やはり佳子さまは緊張されていたようで、晩餐会が始まる前、皇太子さまと秋篠宮さまが緊張を和らげようと話しかけられていました。一方の雅子さまは2回連続での晩餐会出席ということもあってか、かつての雅子さまに戻られているように感じました。
例えばアキノ大統領が挨拶されるとき、出席者には挨拶を和訳した紙が事前に配られていたのですが、雅子さまは、その紙をご覧になることなく、大統領の顔を見つめながら話を聞かれていました。もちろん元外交官で英語が堪能な雅子さまだからできることなんですが、佳子さまはときおり和訳を読まれたりしていましたので、そのお姿は特別、印象に残りましたね」(前出・皇室記者)
皇太子ご一家と親しい皇室関係者は、今の雅子さまの状態と佳子さまは大きな関係があるという。
「雅子さまのご活動の幅が広がってきたのは、いい意味で佳子さまが影響されていると思います。今までは、とにかく雅子さまばかりが注目されて、一挙手一投足が取り上げられてきました。しかし、晩餐会で最初にテレビに映し出されたのは佳子さま。いちばん多く取り上げられたのも佳子さま。
雅子さまの注目度は以前とは異なるものですが、それが雅子さまの気持ちを楽にさせているんだと思うんですよ。また、“若い佳子さまが一生懸命、皇室のためにと腐心されているのだから、自分も皇室のために働かなければならない…”というお気持ちになられているんでしょうね。だからこそ、今雅子さまは“ひとつでも多くの行事に出席しよう”という“出席最優先”のお気持ちがお体と一致されているのだと思いますよ」