2015年6月18日、韓国・聯合ニュースによると、旧日本軍慰安婦問題をめぐる日韓協議の議題が判明した。日本が元慰安婦への財政支援と謝罪表明を行うのに対し、韓国は現朴槿恵(パク・クネ)政権での慰安婦問題の終解決の保証などの措置が検討されている。
両国は昨年月から8度にわたり外交担当者の局長級協議を行ってきた。結論は出ていないものとみられるが、両国の取るべき措置は具体的に議論が行われているもようだ。日本の措置としては、政府の財政支出に基づく元慰安婦への財政支援、首相による謝罪や責任への言及を含む声明、駐韓日本大使の元慰安婦への面会などが挙がっている。韓国側には、国内外にある「平和の少女像(慰安婦像)」の撤去や、米国などでの「反日キャンペーン」への関与停止とともに、現政権での問題の最終解決の保証が求められている。
朴大統領は11日、米紙のインタビューで、慰安婦問題協議について「相当な進展があった」と述べたが、この具体的な措置をめぐる議論を踏まえたものとみられる。
これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「日本は過ちを認めているのに、なぜ平和の少女像を撤去する必要がある?」
「平和の少女像を撤去するなんてとんでもない。あの像は、歴史を忘れないための、二度と同じようなことが起こらないようにするための象徴的存在だ」
「歴史を忘れた民族に未来はない」
「日本は反省しているんだから、韓国が譲歩することはない」
「日本人は毎回手のひらを反すようなやり方をしてくるやつらだ。謝罪したとしても、また第2の安倍(首相)が出てくるだろう」
「なぜ慰安婦問題が協議対象になるのか分からない。日本はドイツのように、歴史的な過ちに対して物質的、精神的な補償と謝罪を自発的にすべきだ」
「韓国政府は、謝罪よりもお金に目がくらんだか」
「被害を受けた当事者が納得できるものにすべきだ。抽象的な言葉を使った政治的な取引は、正しいやり方ではない」