2015年6月18日、新華網は、マダガスカルの空港で航空会社のストライキが原因で足止めされた中国人観光客が空港の警察ともみ合いになる騒ぎがあったと報じた。
15日からストに踏み切ったのはマダガスカル航空の従業員で、国内便、国際便ともに多くの欠航が出た。これにより、15日午後4時ごろの便で中国・広州(広東省)に向かう予定だった中国人観光客約100人が空港に足止めされ、その後も遅延、欠航のアナウンスが相次いだことに腹を立てた一部の観光客が喫煙禁止のロビーでたばこを吸い始めたところ、警察が駆け付けて衝突する騒ぎとなった。他の中国人客も警察の行く手を阻むなどしたため、最終的に警察は十数名体制で事態の鎮静化を図った。
この騒動を受け、空港で対応に当たった現地の旅行会社の関係者は「飛行機が遅れたことでいらいらする気持ちはよく理解できる。しかし、こういう時こそ客側は冷静になる必要がある」と指摘している。