孫正義氏「後継者」、報酬165億…一時金含め
ソフトバンクが19日に関東財務局に提出した有価証券報告書で、同日付で代表取締役副社長に就任したニケシュ・アローラ氏(47)の報酬が165億5600万円に上ったことがわかった。
国内では異例の巨額報酬で、議論を呼びそうだ。
インド出身のアローラ氏は米グーグルで最高事業責任者を務め、「年間報酬は5000万ドル程度(60億円程度)だった」(業界関係者)という。孫正義社長がアローラ氏を招いた際、グーグルを上回る厚遇を提示したとみられる。
報酬はソフトバンクの副会長となった昨年9月から今年3月分で、契約一時金などを含んでいる。単純比較はできないが、孫社長の年間報酬1億3100万円を大きく上回る。孫社長は19日の株主総会でも、アローラ氏を「後継者の筆頭候補だ」と説明した。
一方、東京商工リサーチは19日、ソフトバンク取締役(米携帯電話卸売子会社ブライトスター会長)のロナルド・フィッシャー氏の役員報酬が2015年3月期に17億9100万円に上り、国内最高額を更新したと発表した。これまでの最高額は電子部品メーカー、ユーシンの田辺耕二会長兼社長で14億500万円(14年11月期)。アローラ氏は調査対象外だった。
ソフトバンクが19日に関東財務局に提出した有価証券報告書で、同日付で代表取締役副社長に就任したニケシュ・アローラ氏(47)の報酬が165億5600万円に上ったことがわかった。
国内では異例の巨額報酬で、議論を呼びそうだ。
インド出身のアローラ氏は米グーグルで最高事業責任者を務め、「年間報酬は5000万ドル程度(60億円程度)だった」(業界関係者)という。孫正義社長がアローラ氏を招いた際、グーグルを上回る厚遇を提示したとみられる。
報酬はソフトバンクの副会長となった昨年9月から今年3月分で、契約一時金などを含んでいる。単純比較はできないが、孫社長の年間報酬1億3100万円を大きく上回る。孫社長は19日の株主総会でも、アローラ氏を「後継者の筆頭候補だ」と説明した。
一方、東京商工リサーチは19日、ソフトバンク取締役(米携帯電話卸売子会社ブライトスター会長)のロナルド・フィッシャー氏の役員報酬が2015年3月期に17億9100万円に上り、国内最高額を更新したと発表した。これまでの最高額は電子部品メーカー、ユーシンの田辺耕二会長兼社長で14億500万円(14年11月期)。アローラ氏は調査対象外だった。