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街中で見た韓国軍の「上下関係」=右手で敬礼、左手にはアメ玉

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徴兵制度のある韓国では、街中でも軍服姿の軍人をよく見かける。軍では上下関係は絶対だ。このような上下関係は、街中でも見ることができる。写真は韓国の軍人。

韓国に徴兵制があることは日本でもよく知られていると思う。18歳で徴兵検査対象となり、ほぼすべての男子が兵役に就く。ごく一部の専門知識や技術を持つ人は、代替服務として各種研究所などで業務を行う。徴兵の期間は陸軍・海兵隊は21カ月、海軍は23カ月、空軍は24カ月、代替服務は35カ月ほどとなっている。

軍に入ると、年齢や出身校の先輩後輩などに関係なく、入隊年次で先輩後輩が決まるという。そして、この上下関係は除隊後も続く。特に海兵隊の絆は強いらしく、一生にわたって上下関係が付いてまわる。海兵隊は韓国内でも一目置かれた存在で、厳しい訓練が課せられ、それに耐えてきたことから、就職にも有利に働くという。

街中でも「海兵隊」と書かれたバッグを持った軍人を見ると、つい振り返ってしまう。余談になるが、海兵隊出身の若いマスターがやっているコーヒーショップで、ハンドドリップのコーヒーを頼んだことがある。目の前でコーヒーを入れてくれるのだが、マスターの目が殺気立っている。「マスター、目が怖いよ」と告げると、「しまった。まだ除隊して間がないから…」と言っていた。この殺気立った目を見て、訓練が本当に厳しいのだと感じたものだ。

兵役があるため、街中でも軍服姿の軍人をよく見かける。あるとき、地下鉄の駅のホームに、軍服を着た若い兵士が立っていた。そこに、60代と思しき男性が現れ、若い兵士に近づいて「どこの隊だ」と話しかけた。若い兵士は軍人らしく、はきはきとした口調で「○○隊です」と答えた。会話はとても弾んでいる様子だった。一通り話し込んだ男性は、最後に「頑張れよ」と言い、ポケットからアメ玉を取り出し、若い兵士に差し出した。兵士も戸惑いながら、左手でアメ玉を受け取り、右手はしっかり敬礼をしていた。






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