韓国光州市の教育庁は18日、市内の高校で女性教師が宿題を全て終えてこなかった男子生徒10人を殴る体罰を加えていたことが分かったと明かした。同庁はこの件について調査し、再発防止策を定めるとしている。韓国・国民日報の19日付の報道として、中国・国際在線が同日伝えた。
報道によると、この教師は先週、生徒たちに宿題を出し、「全て終えて提出しなければ体罰を加える」と予告。結局、宿題を終えて提出しなかった男子生徒が10人おり、それぞれが終えていない問題の数に合わせ、30~50発殴った。
教師は後になって「少しやりすぎた」と感じ、生徒に謝罪。薬を使って手当もした。「生徒が憎かったわけではなく、きちんと指導しようと思って間違いを犯した」と話し、反省しているという。
同校の関係者は「若い教師の熱血指導はよいことだが、やり方が間違っていた。韓国では既に生徒への体罰がなくなったとされており、学校として深く謝罪したい」と話した。