この6月に北海道の温泉を訪れた韓国人女性が自身のブログで「日本に来て初めて経験したこと」について綴った。内容は以下のようなものだ。
「北海道の温泉で驚くべき初体験をした。初日は温泉を楽しみ、仲間とビールを飲んだ。部屋に入るとふかふかの布団が敷いてあった。ベッドじゃないから心配だったが、ベッド以上にふわふわしていて、布団に入ってすぐに眠りについた。次の日の朝、お茶を飲んで、朝風呂に入ろうと思って、前日の夜に入ったお風呂に行った。すると、ちょっと違和感がある。よく見ると、昨日まで女湯だったお風呂に男湯の札がかけてある。どういうこと?女湯だったのに?間違えて男湯に入るところだった。昨日まで女湯だったお風呂が男湯に、男湯だったお風呂が女湯に変わっていた。韓国では体験したことがない。なぜ?と思いながら、昨日は男湯だった女湯に入った。お風呂は変わったところはなかったが、外に出て露天風呂に入ってみると景色が素晴らしい。昨日の女湯で見た景色とは、まったく違った光景が広がっていた。なぜお風呂が変わったのか、分かった気がした。日本人は、温泉が大好き。週末に家族で温泉に来ることを贅沢な楽しみだと考えている。男湯と女湯を入れ替えることで、二度、楽しむことができる。そういう細かい配慮に感動を覚えた。
男湯と女湯の入れ替えには、陰陽の調和説というのもあるらしい。陽気と陰気を循環させて調和を促すという。宇宙が感じられる素晴らしい発想だ。日本は奥深い。温泉も素晴らしかったし、ホテルのスタッフも親切だった。ラベンダー畑は美しく、ラベンダーのアイスもおいしかった。来年も北海道にもう一度行きたい」
このブログに対し、韓国のネットユーザーからも様々な意見が寄せられている。
「お風呂が入れ替わるなんて初めて聞いた」
「一度は行ってみたかった。絶対日本の温泉に行こう」
「北海道といえば、映画『ラブレター』。あの映画を見て、行きたいと思った。温泉も体験しよう」
「日本は露天風呂があるからいい。温泉はそれほど好きじゃないが、露天風呂に一度行ってみたい」
「陰陽の調和?本当か?すてきな発想だな」
「韓国人なら誰でも北海道にロマンがある。よく映画にも出ているし。北海道にも温泉があるんだね」
「ラベンダー畑、行ってみたい。北海道も沖縄も体験してみたい」