6日発売の「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)で、先月28日にGACKT所有の自宅や関連会社が入ったマンションに、国税局の強制捜査が入ったという情報が伝えられた。本サイトでも、GACKTをめぐる金銭トラブルを報じた(既報)が、いよいよ本格的な騒動に発展していきそうだ。
「新潮」によると、査察が入った瞬間、GACKTは地下にある自室で交際中の歌手・ICONIQと寝ており、マルサの突入を電話で知らされ、慌てふためいていたという。問題とされているのは、GACKTが被災者支援のために募った義援金の一部が消失し、行方がわからなくなっていること。そして、その実務を担っていた会社が、ファンクラブの運営金を脱税しているという疑惑についてである。
さらに査察が入る数日前には、GACKTが10月からレギュラー出演するドラマ『悪夢ちゃん』の放送局である日本テレビ本社周辺に、右翼団体関係者が集結。GACKTの竹島問題に関する発言を批判する街宣活動が行われたのだそうだ。
また、一方の「文春」では、GACKTの知られざる生い立ちや、愛人・隠し子の存在を明らかにしている。GACKTは、10年ほど前に深夜番組『ワンダフル』(TBS系)に出演していた“ワンギャル”との間に、女児をもうけているという。現在は、その家族をカナダのバンクーバーに住まわせ、認知をしない代わりに金銭の援助をしているそうだ。
「さまざまな情報が出ていますが、GACKTにとって一番の打撃となるのは、関連して報じられるプライベートの部分でしょう。最近でこそバツイチを自ら明かしたことも話題になっていますが、プライベートが謎に包まれているという部分が、彼の魅力の大きな要素だった。『信じられないような豪邸に住んでいる』『でも実はオタク趣味もある』といった幻想的な部分が、よりカリスマ性を高めていたわけですからね」(芸能プロ関係者)
GACKTが一棟ごと所有する地上4階、地下2階のマンションは、上階部分は姉夫婦やスタッフが住む部屋と事務所になっており、トレーニング器具を揃えたスペースも存在する。地下にあるGACKTの自室は窓が1つもなく、本人談によると、寝室には滝が流れ、古代ローマの浴場のような30畳もあるバスルームを完備しており、まるでホテルのスイートルームのような豪華な造りになっているのだとか。
「しかし、街宣車の取材で実際にマンションを訪れてみましたが、両隣のマンションの方がよほど高級そうに見えて拍子抜けしましたよ。確かに奥行きはあるし、地下には相当な設備が整っているのでしょうが、世間で言われているほどのものではなかった。ただのデザイナーズマンションみたいな外見で、むしろショボいと感じました(笑)」(スポーツ紙記者)
こうした感想をメディアが持てば、それはいずれファンや一般人にも伝わっていくというもの。日本人離れしたセレブ感も漂わせていたGACKTだが、やはりそれも本人や事務所の戦略である以上、スキャンダルとともに暴露されてしまうことだろう。
「所属事務所の社長は羽振りがよく、夜の街でも相当な有名人。GACKT周辺のカネ回りが良いのは確かでしょう。しかし魅力の中核となる、本人のパーソナルをここまで暴かれるということは、GACKTを本気で潰したいと考える人間が周囲にいるからではないでしょうか」(同)
ビジュアル系のカリスマに襲いかかったスキャンダルは、今後の芸能活動にも大きな影響を及ぼすことになりそうだ。