韓国・ノーカットニュースは、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の感染が広がっているが、防疫当局は最小限の措置すら講じていないと伝えた。
最近、仕事で中国を訪れたチャ・ミンソクさんは、中国の空港でマスクをした防疫担当職員から厳しいチェックを受けた。一方、2週間の休暇を韓国で過ごし、米国に戻ったパク・イニャンさんは、出国する際に発熱検査を受けなかった。パクさんは「入国時には熱感知カメラが設置されていたのに、出国時には何の検査もなかったのでとても不安だった」と話している。
海外では、サウジアラビアに続く最大のMERS発病国となった韓国に対する懸念が深まっている。そうした中、中国南方空港は先月29日、韓国の仁川国際空港に就航する航空会社の集まりである「航空社運営委員会(AOC)」を通して、韓国からの出国者を対象に発熱検査を実施するよう要求したが、受け入れられなかったという。航空社関係者は「熱感知カメラは1台1000万ウォン(約110万円)ほどで決して高くはない。人手が足りないのなら、航空社が協力すると言っているのに、設置を拒否するのはひど過ぎる。防疫当局はMERS拡散防止のための最小限の措置も講じていない」と批判している。
これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。
「熱感知カメラを設置する金もないの?国民の血税はどこに消えたんだ?」
「韓国人であることを初めて恥ずかしいと思った」
「韓国大好きの中国人に避けられたらもうおしまい。こんなことになるなんて夢にも思わなかった」
「韓国政府の政策や対策や予防策に穴のない場所はないのか?どこもかも穴だらけ…」
「世界中がMERSを怖がっている。韓国政府を除いて」
「韓国の2015年を一言で表すと『無能』。政府は何をやらせてもうまくできない」
「この記事は事実なの?そんなひどい国がこの世に存在するのかな?」
「大統領府に設置してある熱感知カメラを貸し出せばいい」
「できないのではなく、やらないんでしょ?国民の健康や安全よりも金の方が大事なんでしょ?」