韓国旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者に対する賠償・補償支給基準などを決定する賠償・補償審議委員会は26日、6回目の審議を行い、犠牲者13人に対する賠償額を議決した。
修学旅行中に事故に遭って死亡した檀園高校(京畿道安山市)の生徒12人と一般の乗客1人に対する賠償金は合計50億5000万ウォン(約5億5600万円)となった。
賠償金は1人当たり1億ウォンの慰謝料と死亡による逸失利益、遅延損害金を合わせた金額。逸失利益は年齢や職業などにより、それぞれ金額が異なる。
賠償金の申請をした犠牲者62人の遺族のうち、支給が決まったのはこれで27人となった。
審議委はまた、賠償金とは別に、国費による慰労支援金を申し込んだ犠牲者23人の遺族に合計10億4800万ウォンを支給することを議決した。慰労金支給の決定は初めて。
審議委はこれまでの会議で犠牲者遺族に5000万ウォン、生存者に1000万ウォンの慰労支援金を支給することを決めた。