人民日報(電子版)は韓国メディアの報道を引用し、韓国に留学していた中国人女性が中絶手術を受けた際に脳死状態に陥り、担当医が逮捕されたと伝えた。
25歳の中国人女性は、韓国籍の男性との交際中に妊娠。今年1月にソウルの病院に行った際、すぐに中絶したほうがいいとすすめられ、手術を受けることとなった。中国人女性は手術中に異常が見られたが、担当医である院長は違法な中絶手術が明るみに出ることを恐れ、他の病院への移送を怠った。
さらに担当医は、医療ミスを隠蔽(いんぺい)するためにカルテを改ざんし、監視カメラの映像を削除しようとしていたという。警察の捜査により、同担当医は14年のキャリアを持ち、病院は09年以降340件の中絶手術を行い、うち6件が違法行為だったと分かっている。
知らせを受けた中国人女性の家族はすでに韓国に到着しており、交際相手の韓国人男性は川で投身自殺を図ったが、救出されたという。