浙江省の義烏空港の国内線到着ロビーで現地時間2日午後、ある企業によるプロポーズイベントが行われた。現場はロマンチックなムードに包まれたが、空港内の秩序を乱したとして、プロポーズをした男性と企業の担当者が警察官に連行された。銭江晩報が3日報じた。
このイベントを見たという女性は、イベントが午後2時ごろから到着ロビー出口付近のスペースで始まり、音響設備やバラの大きな花束、プラカード、マンガキャラクターの着ぐるみなどが用意されていたと語る。
着ぐるみや女性数人がプロポーズを控えた男性を取り囲むようにダンスを披露したのち、同4時ごろには相手の女性が登場。男性がバラの花束を手にプロポーズをすると、会場には喜びの音楽が流れた。そして最後には男性が女性にキスをして、イベントは終了したという。
このイベントを見ていた多くのギャラリーがともに2人の結婚を祝福していたが、「出口に近く、飛行機から降りてきた乗客の動きに影響を与えていた」との声も聞かれた。
イベントを計画、実施した企業は、事前に空港側にスペースの利用を申し出ていたとのことだが、空港は同意しなかったという。当日も当直の警察官が制止に入ったが効果がなく、イベントがほぼ終わりに差し掛かった時点で派出所の責任者が自ら現場に姿を見せ、ようやく解散し たという。
警察官はその後、プロポーズをした男性と企業の担当者を連行。企業の担当者に対して説教を行った。この企業は結婚式場を経営しており、実際には数カ月前にプロポーズは成功していたという。また、男性は企業の責任者の友人であるため、費用は徴収していないとのことである。