中国ポータルサイトの騰訊は８日、「盧溝橋事件が起きた日である７月７日について、日本の駐中国大使館が中国版ツイッター・微博上で『七夕の日だ』として紹介したため、中国人インターネット・ユーザーたちが怒りの声を上げている」と報じた。記事では７月７日について「１９３７年に盧溝橋事件が起きた日だ。中華民族はこの日から８年にわたる全面抗戦を開始。日本人の焼、殺、淫、略奪といった行為によって中国人３５００万人余りが死傷した」と紹介。
その上で、日本大使館が微博上でこの日を「七夕の日」として「七夕の風習は奈良時代に中国から日本に入った。日本では七夕の時、願い事を短冊に書き、竹に飾ってかなうようにと祈る」と紹介し、盧溝橋事件に触れなかったことについて、「歴史を全く反省しておらず、ネット上で怒りの声が上がっている」と伝えた。
日本大使館の微博には４０００件を超えるコメントが寄せられ、その大部分が批判的な内容となっている。