小嶋の「顔がおかしい」と話題になっている。小嶋は6月15日に発売された「週刊ヤングマガジン No.29」(講談社)の表紙を飾っており、水着姿でカメラ目線の写真が掲載されている。しかし、肌の質感や目の大きさに違和感を抱いたインターネットユーザーから、「不気味だ」「修整しすぎではないか」「さすがに痛々しい」という声が上がっているのだ。グラビアの修整に詳しいデザイナーは、以下のように語る。
「見た感じでは、肌の表面をこすって、きめ細かくしていると思います。また、顔全体や目などパーツの大きさも調整しているでしょう。一番違和感があるのは、やはり肌質で、あまりにきれいすぎます。全体的にのっぺりしていることから、『まるで油絵のようだ』という声も上がっていますが、今はフォトショップを使って写真を油絵のように加工することも可能です。ただ、純粋に表紙として見れば、ゴチャゴチャと文字が多く入っているわりには、バランス良く仕上がっていると思います」
小嶋は、以前から「肌荒れがひどい」「肌が汚い」とネット上で話題になることが多いが、なりふり構わない修整も逆効果のようだ。別のデザイナーは、グラビア修整の実態について以下のように語る。
「多いのは、脇のしわを薄くしたり、肌の黒ずみを消すといった修整です。それ以上の修整の度合いは、タレントの所属事務所によってまちまちです。ほくろがチャームポイントの場合、『それは残して、ほかの小さいほくろは消してください』という要求もあります。たまに『あごを削ってほしい』『おなかのラインを引っ込めてください』などの無茶なものもあります。
最近は、撮影したカメラマンが、データ納品時にある程度のレタッチ(修整)をすることが多くなりました。画像が高画質化したことで、気になる部分も鮮明に見えてしまうからですが、顔が変わってしまうほどのレタッチは、さすがにひどいといわざるを得ません。レタッチは、すればするほど肌の質感や色の階調、ライティングの陰影などがなくなっていき、顔の立体感が失われていきます。そういう画像を見ると、『どれぐらいのレタッチをしているか』が、すぐにわかります。修整を加えた顔が一度“基準”になると、もう元に戻せないため、やりすぎはよくないでしょう」
過度な修整は、思わぬジレンマを生んでしまうこともあるようだ。小嶋の顔も、「もう戻れない」レベルまで達しないことを願いたい。