陝西省西安市の街頭で8日、若い夫婦が連れてきたヒツジ4頭の乳をその場で搾って販売する光景が見られ、大勢の市民が買いにやってきた。ネット上では、病気の伝播を心配する声が上がっている。香港・東網が9日報じた。
その場で搾られたヒツジのミルクはビン1本10元(約195円)で販売。現場は大勢の見物客で取り囲まれた。実際にミルクを買う市民も多く、わざわざ自動車でやってくる客までいたとのこと。供給が追い付かないほどの人気で、売り切れで買えなかった客もいたようだ。
ネット上では「検疫や殺菌を経ておらず、病気が伝播するのではないか」との懸念が出ている。また、このヒツジミルクが大いに売れたのは、手ごろな値段に加え、水増しされていない本物のミルクであることが見て分かるからだと分析するネットユーザーもいた。
憂慮を示すネットユーザーがいる一方で、「自然への回帰だから必要以上に心配する必要はない」との意見も寄せられた。