2015年7月8日、新浪によると、香港で先月28日、中国本土出身の中年女性たちによる集団ダンスに抗議する市民団体が、ダンスを見ていた本土出身者たちと衝突。双方に多数の負傷者が出る事態に発展した。
香港・旺角(モンコック)ではここ最近、中国本土から移り住んできた中年女性たちが集団で中国語(中国本土で使用される標準語、香港市民が一般に使用するのは広東語)の歌やダンスを披露する姿があちこちで見られるようになった。香港独立派の市民たちは「中国本土の人間たちが垂れ流す音楽は騒音でしかない。香港のイメージを損ねるだけでなく、香港文化を『洗脳』するものだ」と反発。6月28日には数百人の市民が香港独立のシンボル・龍獅香港旗を振り、「私は中国人ではない」と書かれたプラカードを掲げながら旺角をデモ行進した。ダンスが行われている現場に到着すると、観客となっていた中国本土出身者たちと激しいもみ合いとなり、一般市民も巻き込んでの乱闘騒ぎとなった。
この報道に、中国のネットユーザーは「中国人じゃないなら中国の領土(香港)から出ていけ!」「香港人は大嫌いだ」「おばちゃんたちのダンスには本当にうんざり」「香港に行ってまで恥をさらすとは情けない」といったコメントを寄せている