カブール(CNN) アフガニスタンの情報当局は9日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の幹部、シャヒドゥラ・シャヒド容疑者が同国東部で実施された空爆で死亡したと発表した。
当局によると、シャヒド容疑者は東部ナンガルハル州でISISの中心メンバーとして活動し、同地域での大規模な戦争を計画していたという。
シャヒド容疑者は以前、パキスタンの反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の広報官を務めていたが、昨年10月にISISやシリアの他の武装勢力と団結するとの声明を発表。その数週間後、TTPはシャヒド容疑者が広報官から外れたことを明らかにしていた。
アフガニスタンは長年、タリバーンなどの武装勢力による暴力事件が続いているが、最近はISISが勢いを増している。同国のガニ大統領は今年初め、ISISが同国への「深刻な脅威」になっていると懸念を示していた。