沖縄県議会が埋め立て用土砂の県外からの搬入を規制する条例を13日に可決・成立させたことを巡り、時事通信社の記者が同日、菅官房長官の記者会見で「そんな連中は、ほっといてもいいのではないか」などと質問した。
同社は「不適切な表現で、極めて遺憾だと考える」として記者を注意したことを明らかにした。
同社によると、質問したのは経済部の男性記者。条例は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に反対する翁長おなが雄志たけし知事を後押しする県政与党5会派が提出した。ただ、県が早期開業を要望する那覇空港の第2滑走路整備事業も対象となるため、この記者は「(県が)工期短縮を難しくするような決断をしたのであれば、国としても見限ってもいいと思うが」などと菅氏に質問。菅氏は「沖縄と話をしながら進めていきたい」などと答えていた。