競合するライバル企業の例として真っ先に上がるのが、コカ・コーラ社とペプシ社。
お互いをどう思っているかについては社員でもないと実感しにくいところですが、一般のイメージ以上に対抗意識は強いのかもしれません。
「コカ・コーラの社員が、就業中にペプシを飲んだことを理由に解雇されたことがある」と、海外掲示板で盛り上がっていました。
The cola wars get personal
実際にクビにされたのは2003年のこと。コカ・コーラのトラック運転手リック・ブロンソンさんは、「ライバル会社の製品を職務中に飲んだから」という理由で解雇されました。
リックさんはカリフォルニア州の小売店への配達を終えて、その店でペプシを購入し、休憩しようと裏部屋へ向かいました。その時はまだ就業時間内で、コカ・コーラの制服を着用したままだったそうです。
その姿を見た人がコカ・コーラ社へ知らせたことにより発覚したようです。
リックさんは12年の配達歴で問題を起こしたこと一度もありませんでした。アメリカでもそれまで過去に他社製品を飲んだことによる解雇事例はなく、リックさんと組合は不当解雇であると訴訟騒ぎにまで発展しています。
この件に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●コカ・コーラ社を解雇になった人で、そのまま似た仕事でペプシに採用された人はいないのだろうか。きっと履歴書には「ペプシ社への忠誠心のためにコカ・コーラ社を解雇された」と書ける。
↑父親はコカ・コーラ社に勤務しているが、「辞めたときは5年はライバル会社に勤められない」という契約にサインさせられている。ほぼ従業員の全員が似たケースのはず。
↑競業避止義務はカリフォルニア州では無効。
(競業避止義務 - Wikipedia)
↑それはいい。給与明細から外れたら、もうそこの従業員じゃないんだから。
↑管轄によるが、競業避止義務を常に強いることはできない。
●これは反対もそうだよ。母親はペプシ社で働いていたが、同じルールが適用されていた。
↑レッドブルやその他の大企業の製品もそうだよ。そして食べ物でもね。
↑自分もコカ・コーラ社で働いていたが、ペプシをコーラの缶に入れて飲んでいる男がいた。
↑自分もウィスキーをコーラの缶に入れてるよ。全てそれでOKだ。
●GM(ゼネラルモーターズ)では、もし外国産の車を乗っていたら、極端に離れた駐車場に止めなければいけない。契約ベースの弁護士をしているが、GMとの仕事のときは事務所から車が支給されたよ。
●コカ・コーラ社と最初に仕事をするときには、ペプシや他の製品のリストを渡され、それらのどれかを持ってきたら契約はなくなるという話を聞いた。
●ブリトニー・スピアーズは以前、コンサートの舞台裏でコカ・コーラを飲んでいる写真を撮られ、(スポンサー契約をしていた)ペプシ社との何百万ドルをふいにしていたよ。
事実関係が不明の噂もあるようですが、ライバル会社の間には壮絶な戦いがあるようです。