14日、12日間にわたるインドのヒンズー教の祭典「マハ・プシュカラル」はインド南東部アーンドラ・プラデーシュ州で序幕を切ったが、将棋倒しが起きた。これまでにインド・アーンドラ・プラデーシュ州の報道官は「将棋倒しで27人が死亡し、29人が負傷し、そのうち2人が危篤に陥った」と確認した。
英BBCは14日、アーンドラ・プラデーシュ州のラージャムンドリーを流れる「聖なる川」と呼ばれるゴーダーヴァリ川の両岸に14日朝から沐浴に来た巡礼者が押し寄せたと報じた。
インド紙「タイムズ・オブ・インディア」によると、当時、岸に押し寄せた何千人もの巡礼者が狭い階段数本に集まり、壁を乗り越えて割り込んでみた人もいた。巡礼者の殺到に伴い、警察とボランティアでも秩序を守り難く、最終的に将棋倒しが発生した。
将棋倒しが発生した後、インドのモディ首相はツイッターを通じ、死者の家族に哀悼と慰問の意を表し、「ひどく残念に思います」と語った。アーンドラ・プラデーシュ州政府は将棋倒しが発生した後、速やかに特別補償措置を打ち出した。即ち死者1人当たりの家族に100万ルピーの補償金を支払いながら、負傷者の全ての医療費をも清算することとなる。