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在日米軍トップ 搭乗の戦闘機墜落し自衛隊に救助された過去

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安保法制を巡る議論が活発化する中、改めて自衛隊の在り方が問われている。軍事力だけではなく、人道援助や災害派遣を通じ国外でも存在感を増す自衛隊を、世界の人々はどのような目で見ているのか

 今年6月5日、在日米軍のトップに就任したジョン・ダーラン司令官は横田基地での交代式にかつて自らを救助した海上自衛隊の元隊員を招待し、スピーチしながら頭を垂れた。

「彼らの勇敢な行為がなければ私は今、皆様の前に立っていないでしょう」

 空軍パイロット出身のダーラン司令官は1980年代後半から青森県の三沢基地に勤務。1992年1月、操縦中の戦闘機が太平洋上に墜落した。当時、三沢基地司令だった航空自衛隊元空将の佐藤守氏が振り返る。

「この時、海自の救難飛行艇が救命ボートの微弱な信号をキャッチし、広い太平洋上を4時間も漂流したダーラン氏を発見して救助した。命拾いしたダーラン氏は自衛隊との強い絆を感じているだろう」

※SAPIO2015年8月号






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