米航空宇宙局(NASA)は18日、無人探査機ニューホライズンズが捉えた冥王星の平原の画像を公開した。一酸化炭素(CO)などの氷で覆われ、浅い谷によって区切られた魚のうろこのような不規則な模様の地形が広がっている。
この平原は、冥王星のハート形に見える部分の中にあり、1億年前より新しい時期にできたとみられる。人類初の人工衛星にちなんで「スプートニク平原」と名付けられた。最接近前に7万7千キロの距離から撮影された。
模様は、地球上で泥が乾く際にひびが入るのに似た現象か、COやメタンの氷で覆われた表面が内部の熱によって動いたことでできた可能性があるという。