24日、大韓航空のいわゆる「ナッツリターン」事件で被害を受けた、同社客室サービス責任者が、趙顕娥同社前副社長を相手取り損害賠償請求訴訟を米国で起こした。これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は大韓航空機。
2015年7月24日、韓国・聯合ニュースによると、昨年12月に起きた大韓航空のいわゆる「ナッツリターン」事件で被害を受けた、同社客室サービス責任者のパク・チャンジン事務長が、趙顕娥(チョ・ヒョナ)同社前副社長を相手取り損害賠償を求める訴訟を米国で起こした。
パク事務長は「趙前副社長が機内で暴言と暴行を繰り返したため、パニック障害など、重い肉体的・精神的被害を受けた」として損害賠償を請求、具体的な金額は明らかになっていない。韓国の制度にはない「懲罰的損害賠償」も求めている。パク事務長は先ごろ韓国の勤労福祉公団に労災を申請し、8日に認定されている。
これを受け趙氏側の弁護士は、「パク事務長は労災を認定されるなど、国内で被害救済を受けられるにもかかわらず、米国で訴訟を起こした」と批判した。機内で趙氏にナッツをサービスした女性乗務員は、やはり米国で趙氏と大韓航空を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしているが、パク事務長は趙氏のみを訴えている。
これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「パク事務長、ファイト!必ず勝って」
「財閥はまるで自分たちを昔の貴族のように思っていて、一般市民をばかにしている。自分の部下を協力者と思っていないから、パワハラのような事件を起こすんだ」
「自分の親を財閥にしてあげた国民に対して感謝するどころか、親が優れているから財閥になったと思っている。そんな財閥に手本を見せてやってほしい」
「必ず勝って、金がすべてじゃないことを示してほしい」
「勝訴するだろう。少なくとも米国の司法機関は韓国より腐っていない」
「行く所まで行って、パワハラの果てを見せて!」
「パク・チャンジン!あなたはサラリーマンの希望だ」