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郵便局員が消印を不正に改ざん 商品の特典を手に入れるため

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 京都市山科区の山科郵便局で、集配部課長の30代男性が私的な郵便物の消印を不正に改竄(かいざん)していたことが25日、分かった。

 商品の特典を手に入れようとしたが応募期限が過ぎていたため、郵便部課長の50代男性に依頼し、消印の日付をさかのぼって押させたという。

 日本郵便近畿支社によると、集配部課長は2月上旬、気心の知れていた郵便部課長に依頼し、自分が差出人となったはがき1通に1月末の消印を押させた。

 集配部課長が応募したのは、特定の商品を購入した後、ポイントをためて期限内にはがきを送れば特典としてもらえる商品券。応募締め切りは1月末で、はがきに締め切り当日の消印があれば有効とされる仕組みだった。

 集配部課長が受け取った商品券の額面について、同支社は「調査中で答えられない」としている。一方、同支社は「犯罪にはあたらない」として、現段階では有印公文書偽造罪などでの刑事告訴を見送っている。

 今年3月に行った内部調査で発覚。同支社は「信頼を損なう行為で誠に遺憾。社員教育を徹底し再発防止に努める」とコメントしている。





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